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Yamareco

記録ID: 8237161
全員に公開
ハイキング
中央アルプス

花の中山道・与川道

2025年06月01日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
08:06
距離
17.8km
登り
781m
下り
666m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:02
休憩
0:03
合計
8:05
距離 17.8km 登り 781m 下り 666m
8:25
6
8:31
8:34
35
9:09
441
16:30
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2025年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
スタートとゴールが、JR中央線 南木曽駅と野尻駅と便利。
コース状況/
危険箇所等
里山ハイキング。道を外れないように、住んでいる方に迷惑をかけないように。民家の軒下を通ります。
その他周辺情報 ●野尻「どんぐり」/ 「珈琲刀(かたな)」
「な、なんでこんなにたくさんの人が??」
早朝のJR中央線・南木曽駅でバス待ちの人の列。
この日、「南木曽町・妻籠健康マラソン大会」…知りませんでした。
「な、なんでこんなにたくさんの人が??」
早朝のJR中央線・南木曽駅でバス待ちの人の列。
この日、「南木曽町・妻籠健康マラソン大会」…知りませんでした。
来週の木曽路は大賑わいですな。
2025年06月01日 08:24撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 8:24
来週の木曽路は大賑わいですな。
道中にはコンビニ、売店が全くないので、買い出しを忘れずに。朝8時から開店、駅前のスーパー、サンショップイシカワさん。
2025年06月01日 08:26撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 8:26
道中にはコンビニ、売店が全くないので、買い出しを忘れずに。朝8時から開店、駅前のスーパー、サンショップイシカワさん。
桃介橋は国の重要文化財。
福澤桃介が読書(よみかき)発電所建設のための資材運搬路として架けた吊り橋で、全長はなんと247メートルもあります。
2025年06月01日 08:34撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 8:34
桃介橋は国の重要文化財。
福澤桃介が読書(よみかき)発電所建設のための資材運搬路として架けた吊り橋で、全長はなんと247メートルもあります。
この写真は何?と思われるかもしれませんが、この小さな沢が「蛇抜沢」。
この地方で「蛇抜け」(じやぬけ)とは土砂災害の事。
2014年、近くの梨子沢で起きた惨事を自分も覚えています。
そもそもこの日歩いた「与川道」自体が、木曽川添いの中山道が土石流でふさがれたときの迂回路でした。
2025年06月01日 08:35撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 8:35
この写真は何?と思われるかもしれませんが、この小さな沢が「蛇抜沢」。
この地方で「蛇抜け」(じやぬけ)とは土砂災害の事。
2014年、近くの梨子沢で起きた惨事を自分も覚えています。
そもそもこの日歩いた「与川道」自体が、木曽川添いの中山道が土石流でふさがれたときの迂回路でした。
ムラサキツユクサのお出迎え。
2025年06月01日 08:38撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 8:38
ムラサキツユクサのお出迎え。
街からまず向かったのは円空仏の拝観のために等覚寺。
こちらは寺の手前で見た円空仏クリソツの仏様。道案内用?
2025年06月01日 08:51撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 8:51
街からまず向かったのは円空仏の拝観のために等覚寺。
こちらは寺の手前で見た円空仏クリソツの仏様。道案内用?
南木曽岳をバックにした等覚寺の山門です。
2025年06月01日 08:58撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 8:58
南木曽岳をバックにした等覚寺の山門です。
朝の清々しい境内。
ご住職を探すも姿が見えず… 
寺外で一生懸命に草刈りをされていました。
2025年06月01日 08:54撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 8:54
朝の清々しい境内。
ご住職を探すも姿が見えず… 
寺外で一生懸命に草刈りをされていました。
ご住職がお忙しそうなので、円空堂の中に保管されている円空仏様の拝観はやめました。
2025年06月01日 09:00撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 9:00
ご住職がお忙しそうなので、円空堂の中に保管されている円空仏様の拝観はやめました。
信楽焼たぬきは、どこにでもいて笑ってる。
2025年06月01日 09:07撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 9:07
信楽焼たぬきは、どこにでもいて笑ってる。
三留野の本陣跡。
街が火事で燃えてしまい建物は残っていません。
2025年06月01日 09:08撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 9:08
三留野の本陣跡。
街が火事で燃えてしまい建物は残っていません。
脇本陣跡。
こちらも原っぱがあるだけ…
2025年06月01日 09:10撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 9:10
脇本陣跡。
こちらも原っぱがあるだけ…
…なのですが、奥にある石灯籠が外国人のハートにズキュンとささるようです。
2025年06月01日 09:11撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 9:11
…なのですが、奥にある石灯籠が外国人のハートにズキュンとささるようです。
近くの公衆トイレも風情があります。
2025年06月01日 09:13撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 9:13
近くの公衆トイレも風情があります。
いよいよ「与川道」のはじまり…といってもまだまだ舗装路ですが。
2025年06月01日 09:25撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 9:25
いよいよ「与川道」のはじまり…といってもまだまだ舗装路ですが。
う〜ん、読めない!
2025年06月01日 09:25撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 9:25
う〜ん、読めない!
アザミ咲く道。
この日一番多く見た花はアザミでした。
2025年06月01日 09:31撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 9:31
アザミ咲く道。
この日一番多く見た花はアザミでした。
ムラサキツユクサ。
でも白い花もちらほらと。
2025年06月01日 09:33撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 9:33
ムラサキツユクサ。
でも白い花もちらほらと。
田植えの真っ最中。
「なんだ、なんだ、おおっ、日本のお米はこうやって植えてるのか!スゴいなっ」
これが一大イベントになってしまう、インバウンドのハイカーさん達(笑)。
2025年06月01日 09:34撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 9:34
田植えの真っ最中。
「なんだ、なんだ、おおっ、日本のお米はこうやって植えてるのか!スゴいなっ」
これが一大イベントになってしまう、インバウンドのハイカーさん達(笑)。
南木曽岳「上の原コース」登山口分岐。
2025年06月01日 09:35撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 9:35
南木曽岳「上の原コース」登山口分岐。
日本人にはなんてことない田植え直後の水田。
ところがこれも、外国人ハイカーにとっては、ハートをわしづかみする風景なのです。
2025年06月01日 09:36撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 9:36
日本人にはなんてことない田植え直後の水田。
ところがこれも、外国人ハイカーにとっては、ハートをわしづかみする風景なのです。
昨日の雨はあがって天気は何とかもちそうですが、午後遅くにはおしめりがある予報。
2025年06月01日 09:46撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 9:46
昨日の雨はあがって天気は何とかもちそうですが、午後遅くにはおしめりがある予報。
「廿三(にじゅうさん)夜塔」(嘉永7/西暦1854年の建立)。
江戸時代から明治初期まで行われていた、旧暦23日の夜(下弦の月)に月の出を待ち、勢至菩薩を本尊として祀り、飲食をしたりお経を唱えたりする「二十三夜講」なる民間信仰の碑。
2025年06月01日 09:48撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 9:48
「廿三(にじゅうさん)夜塔」(嘉永7/西暦1854年の建立)。
江戸時代から明治初期まで行われていた、旧暦23日の夜(下弦の月)に月の出を待ち、勢至菩薩を本尊として祀り、飲食をしたりお経を唱えたりする「二十三夜講」なる民間信仰の碑。
塔の脇ではヤマアジサイが満開でした。
梅雨近し。
2025年06月01日 09:50撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 9:50
塔の脇ではヤマアジサイが満開でした。
梅雨近し。
「ties Camp Ground Nagiso」
いわゆる ”グランピング” サイトでしょうか。
2025年06月01日 09:54撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 9:54
「ties Camp Ground Nagiso」
いわゆる ”グランピング” サイトでしょうか。
キャンプサイト脇にはアヤメの群落。
2025年06月01日 10:05撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 10:05
キャンプサイト脇にはアヤメの群落。
ここを過ぎると絵になる杉並木が。
2025年06月01日 10:06撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 10:06
ここを過ぎると絵になる杉並木が。
梅雨入り前、新緑を楽しめるのはあとわずか。
2025年06月01日 10:11撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 10:11
梅雨入り前、新緑を楽しめるのはあとわずか。
仏炎苞(ぶつえんほう)ですぐ分かるミミガタテンナンショウ。。
2025年06月01日 10:15撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 10:15
仏炎苞(ぶつえんほう)ですぐ分かるミミガタテンナンショウ。。
ちょっと失礼…。
棒のような「付属体」を観察。たまに花粉を運ぶキノコバエなんかがいます。
2025年06月01日 10:16撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 10:16
ちょっと失礼…。
棒のような「付属体」を観察。たまに花粉を運ぶキノコバエなんかがいます。
花を探して少し「月の道」方面へ寄り道。
途中、中ア前衛の糸瀬山(1,867m) が見えました。
2025年06月01日 10:20撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 10:20
花を探して少し「月の道」方面へ寄り道。
途中、中ア前衛の糸瀬山(1,867m) が見えました。
これ、なんだったっけ?
2025年06月01日 10:21撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 10:21
これ、なんだったっけ?
ノイバラ。
2025年06月01日 10:30撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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ノイバラ。
杉木立の中のウツギ。
2025年06月01日 10:36撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 10:36
杉木立の中のウツギ。
何てことない、この風景にもカメラを向けるオーストラリアからの訪日客。
2025年06月01日 10:36撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 10:36
何てことない、この風景にもカメラを向けるオーストラリアからの訪日客。
「ホステル結い庵(ゆいあん)」で見た紅葉。
2025年06月01日 10:41撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 10:41
「ホステル結い庵(ゆいあん)」で見た紅葉。
この里山の風景をずっと残したいものです。
2025年06月01日 10:54撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 10:54
この里山の風景をずっと残したいものです。
エゴノキ。
2025年06月01日 11:00撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 11:00
エゴノキ。
タニウツギ。
2025年06月01日 11:04撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 11:04
タニウツギ。
園芸種の花の名前はお手上げです(笑)。でもキレイ。
2025年06月01日 11:04撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 11:04
園芸種の花の名前はお手上げです(笑)。でもキレイ。
途中にある公衆トイレ。
これはありがたい。
2025年06月01日 11:08撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 11:08
途中にある公衆トイレ。
これはありがたい。
胡桃田の集落を過ぎてしばらく、右手の樹林の中にひっそりとある橋桁らしきものを発見。
かつての森林軌道(与川線)の跡のようですが、見るとコンクリート製橋桁の上に枕木をボルト留めしていたのか?
2025年06月01日 11:11撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 11:11
胡桃田の集落を過ぎてしばらく、右手の樹林の中にひっそりとある橋桁らしきものを発見。
かつての森林軌道(与川線)の跡のようですが、見るとコンクリート製橋桁の上に枕木をボルト留めしていたのか?
開けた集落の小川野平は水田に南木曽岳 (1,679m) の姿が映える素晴らしい場所。
2025年06月01日 11:31撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 11:31
開けた集落の小川野平は水田に南木曽岳 (1,679m) の姿が映える素晴らしい場所。
ラン。
2025年06月01日 11:41撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 11:41
ラン。
アザミの頭をズーム。
2025年06月01日 11:42撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 11:42
アザミの頭をズーム。
ズーム。
2025年06月01日 11:43撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 11:43
ズーム。
高台にあるだけに、南木曾岳の山容がより雄大に見えます。
2025年06月01日 11:57撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 11:57
高台にあるだけに、南木曾岳の山容がより雄大に見えます。
良寛さんがここで歌を詠んだとか。
木曽路に旅した著名人は多い。
2025年06月01日 12:01撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 12:01
良寛さんがここで歌を詠んだとか。
木曽路に旅した著名人は多い。
古典庵跡を後に下り、白山神社へ向かう。
2025年06月01日 12:04撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 12:04
古典庵跡を後に下り、白山神社へ向かう。
田植えの終わったばかりの水田と南木曽岳。
2025年06月01日 12:08撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 12:08
田植えの終わったばかりの水田と南木曽岳。
白山神社入口。
神社のある場所は、読書(よみかき)という珍しい地名。
与川(よがわ)・三留野(みどの)・柿其(かきぞれ)の3つの村落が合併した時、それぞれの頭文字をつなげてて、与三柿(よみかき)、これを「読書」の漢字をあてたとの事。
子は国の宝、読書を通じて育つのを願ったのでしょうね。
2025年06月01日 12:10撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 12:10
白山神社入口。
神社のある場所は、読書(よみかき)という珍しい地名。
与川(よがわ)・三留野(みどの)・柿其(かきぞれ)の3つの村落が合併した時、それぞれの頭文字をつなげてて、与三柿(よみかき)、これを「読書」の漢字をあてたとの事。
子は国の宝、読書を通じて育つのを願ったのでしょうね。
里宮が見えてきました。
2025年06月01日 12:13撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 12:13
里宮が見えてきました。
里宮の左手奥にある樹齢1200年、天然記念物指定の大杉。
与川にむいた方だけ、幹のかなり上の方まで苔が生えている。湿度が高いからだろうか。
2025年06月01日 12:14撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 12:14
里宮の左手奥にある樹齢1200年、天然記念物指定の大杉。
与川にむいた方だけ、幹のかなり上の方まで苔が生えている。湿度が高いからだろうか。
大きさの比較にザックを置いてみる。
大杉は2本。手前の樹は目通り幹囲8.2m、奥の樹は6.7mもある。
2025年06月01日 12:16撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 12:16
大きさの比較にザックを置いてみる。
大杉は2本。手前の樹は目通り幹囲8.2m、奥の樹は6.7mもある。
里宮から奥宮まではさらに階段がさらに365段 !
汗をかき登ると奥社が。
四柱神が祀られてそうな構えです。
2025年06月01日 12:22撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 12:22
里宮から奥宮まではさらに階段がさらに365段 !
汗をかき登ると奥社が。
四柱神が祀られてそうな構えです。
このあたり、貴重な植物が咲いているのですが… 場所や時期は伏せておこう。
2025年06月01日 12:29撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 12:29
このあたり、貴重な植物が咲いているのですが… 場所や時期は伏せておこう。
寄り道が長くなってしまいました。
オギの穂が頬やかな風にそそいで気持ちよさそう。
2025年06月01日 12:47撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 12:47
寄り道が長くなってしまいました。
オギの穂が頬やかな風にそそいで気持ちよさそう。
与川道はホント、アザミが多い。
咲きだした頭花が面白い(笑)。
2025年06月01日 12:49撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 12:49
与川道はホント、アザミが多い。
咲きだした頭花が面白い(笑)。
与川にかかる中屋橋からの眺め。
2025年06月01日 12:50撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 12:50
与川にかかる中屋橋からの眺め。
戻って再び中山道をたどります。
2025年06月01日 12:52撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 12:52
戻って再び中山道をたどります。
ヤマボウシの花がまだ残っていました。
2025年06月01日 12:56撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 12:56
ヤマボウシの花がまだ残っていました。
「中屋」ショップ。見た目、普通の民家ですけど。
唯一、飲料が買える道中のお店。
2025年06月01日 12:57撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 12:57
「中屋」ショップ。見た目、普通の民家ですけど。
唯一、飲料が買える道中のお店。
水田とバックには伊勢山(1,373m) 。
伊勢山は木曽川をへだてて南木曽岳の対岸にある山ですが、なぜ信州の山に「伊勢」の名が?
2025年06月01日 13:00撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 13:00
水田とバックには伊勢山(1,373m) 。
伊勢山は木曽川をへだてて南木曽岳の対岸にある山ですが、なぜ信州の山に「伊勢」の名が?
戦乱が続き100年以上途絶えていた伊勢神宮の「式年遷宮」を復活させようと、武田信玄を滅ぼした織田信長が支配下においたこの地で御用材を切り出した山が当時、「矢立山」と呼ばれていたこの山でした。
2025年06月01日 13:02撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 13:02
戦乱が続き100年以上途絶えていた伊勢神宮の「式年遷宮」を復活させようと、武田信玄を滅ぼした織田信長が支配下においたこの地で御用材を切り出した山が当時、「矢立山」と呼ばれていたこの山でした。
ここもインバウンドハイカーの皆さんが歓声を上げていた場所。
2025年06月01日 13:04撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 13:04
ここもインバウンドハイカーの皆さんが歓声を上げていた場所。
「この落ち着いたたたずまいの森が何とも言えない雰囲気」なのだそうです(オーストラリアからの訪問客)。
2025年06月01日 13:07撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 13:07
「この落ち着いたたたずまいの森が何とも言えない雰囲気」なのだそうです(オーストラリアからの訪問客)。
「松原御小(おこ)休所」。
京都から江戸に嫁いだ6人の皇族のお姫さまのうち2人は、与川道を使ったそう。
高貴な方が通行する際に休息所として設置されたもの…高貴ではない自分は素通りしよう(笑)。
2025年06月01日 13:11撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 13:11
「松原御小(おこ)休所」。
京都から江戸に嫁いだ6人の皇族のお姫さまのうち2人は、与川道を使ったそう。
高貴な方が通行する際に休息所として設置されたもの…高貴ではない自分は素通りしよう(笑)。
道の脇にそそり立つモノリスが2つ… これも森林軌道の高架跡でしょうか。
2025年06月01日 13:13撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 13:13
道の脇にそそり立つモノリスが2つ… これも森林軌道の高架跡でしょうか。
2025年06月01日 13:18撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 13:18
竹林の道。
外国からのハイカーが喜びそうなポイント。
2025年06月01日 13:23撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 13:23
竹林の道。
外国からのハイカーが喜びそうなポイント。
地図上標高646m近く、はっきりとわかる「切通し」。
これも森林鉄道の跡。
2025年06月01日 13:29撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 13:29
地図上標高646m近く、はっきりとわかる「切通し」。
これも森林鉄道の跡。
ウマノアシガタ。
2025年06月01日 13:30撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 13:30
ウマノアシガタ。
裾合平の集落付近。
2025年06月01日 13:31撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 13:31
裾合平の集落付近。
勿忘草(ワスレナグサ)。
2025年06月01日 13:32撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 13:32
勿忘草(ワスレナグサ)。
ルピナス。
いずれも民家の軒先で。与川道沿いの集落に住む方々は本当に花が好きなのだと思う。
2025年06月01日 13:34撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 13:34
ルピナス。
いずれも民家の軒先で。与川道沿いの集落に住む方々は本当に花が好きなのだと思う。
須合平にある阿弥陀堂。
庚申碑・巡礼参拝碑・ 名号碑などの石碑があり、古い物は元禄5年(1692年)のものもあります。
2025年06月01日 13:38撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 13:38
須合平にある阿弥陀堂。
庚申碑・巡礼参拝碑・ 名号碑などの石碑があり、古い物は元禄5年(1692年)のものもあります。
堂の中をのぞくと木彫りの…これは何? 
巨大なひしゃく?おたま?
2025年06月01日 13:39撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 13:39
堂の中をのぞくと木彫りの…これは何? 
巨大なひしゃく?おたま?
ムラサキツユクサ。
2025年06月01日 13:46撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 13:46
ムラサキツユクサ。
山並みの一番下がったところあたりが目指す「根の上峠」。
2025年06月01日 13:54撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 13:54
山並みの一番下がったところあたりが目指す「根の上峠」。
キショウブ。
2025年06月01日 14:00撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 14:00
キショウブ。
ホオノキの花。
2025年06月01日 14:00撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 14:00
ホオノキの花。
「らんかん橋」で沢を渡ったら、すぐ左に折れて山道を下ります。
2025年06月01日 14:04撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 14:04
「らんかん橋」で沢を渡ったら、すぐ左に折れて山道を下ります。
舗装路へ。
2025年06月01日 14:10撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 14:10
舗装路へ。
舗装路を少し下ると、右手に「根の上峠」への登り口が。
2025年06月01日 14:19撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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舗装路を少し下ると、右手に「根の上峠」への登り口が。
沢沿いに続く道。
2025年06月01日 14:23撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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沢沿いに続く道。
ここから峠までは雨が降ると少々道が悪くなりそう。
2025年06月01日 14:25撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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ここから峠までは雨が降ると少々道が悪くなりそう。
『右やまみち 左のじり道』
宝暦十一年 (1761年)10月建立の石仏さま。
道中安全にくわえ、道案内までしていただけるなんて、素晴らしいです。
2025年06月01日 14:33撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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『右やまみち 左のじり道』
宝暦十一年 (1761年)10月建立の石仏さま。
道中安全にくわえ、道案内までしていただけるなんて、素晴らしいです。
標高約850m、根の上峠。
展望ありませんっ!
2025年06月01日 14:41撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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標高約850m、根の上峠。
展望ありませんっ!
峠からは舗装路に合流しますが、沢の源流は平坦地。
峠からは舗装路に合流しますが、沢の源流は平坦地。
よくよく注意してみると堰堤上に行く道が(ただし荒れてるので注意!)。
2025年06月01日 14:58撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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よくよく注意してみると堰堤上に行く道が(ただし荒れてるので注意!)。
二反田川源頭は平坦で気持ち良い湿地帯。
峠を挟んでこうも雰囲気が違うとは。
2025年06月01日 14:57撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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二反田川源頭は平坦で気持ち良い湿地帯。
峠を挟んでこうも雰囲気が違うとは。
阿寺山(1,558m)が見えました。
阿寺山系に名を残すほどの山なのに、ヤマレコの記録は皆無。
あと、どうでもいいけど、紹介の登録写真に新潟の阿寺山(あでらやま)を登録しないで(笑)…こちらは ”あてらやま” でございまする、レコユーザの皆様っ!
2025年06月01日 15:02撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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阿寺山(1,558m)が見えました。
阿寺山系に名を残すほどの山なのに、ヤマレコの記録は皆無。
あと、どうでもいいけど、紹介の登録写真に新潟の阿寺山(あでらやま)を登録しないで(笑)…こちらは ”あてらやま” でございまする、レコユーザの皆様っ!
ウツギ…別名ウノハナ、「夏雪草」。
咲くはずの無い花の名前がつけられた『ウノハナ雪原』、名の由来はそういうことだったのか。ダークライ育成のため、自分はただいま絶賛おこもりの最中です(独り言)。
2025年06月01日 15:04撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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ウツギ…別名ウノハナ、「夏雪草」。
咲くはずの無い花の名前がつけられた『ウノハナ雪原』、名の由来はそういうことだったのか。ダークライ育成のため、自分はただいま絶賛おこもりの最中です(独り言)。
まるでシャンパンシャワーのよう。
満開の花いっぱいのケナシヤブデマリの樹。
2025年06月01日 15:10撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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まるでシャンパンシャワーのよう。
満開の花いっぱいのケナシヤブデマリの樹。
ここはぜひ、舗装路から別れて遊歩道を下りましょう。
というのも…
2025年06月01日 15:16撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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ここはぜひ、舗装路から別れて遊歩道を下りましょう。
というのも…
二反田川の清流沿いに下る気持ち良い道だからです。
2025年06月01日 15:28撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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二反田川の清流沿いに下る気持ち良い道だからです。
舗装路に合流する場所には馬頭観音。
2025年06月01日 15:30撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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舗装路に合流する場所には馬頭観音。
コバノフユイチゴ…かな?
2025年06月01日 15:46撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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コバノフユイチゴ…かな?
フタリシズカ。
ですが、おひとりさまの花ばかり。ここでは「亡霊」の相方がいない「静御前」です。
2025年06月01日 15:52撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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フタリシズカ。
ですが、おひとりさまの花ばかり。ここでは「亡霊」の相方がいない「静御前」です。
お遊び撮影。
2025年06月01日 15:58撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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お遊び撮影。
支流の二反田川の渓谷と木曽川が合わさる場所に出来た小さな扇状地にある野尻。街からすぐ、湿地帯があるのにも納得です。
2025年06月01日 16:01撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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支流の二反田川の渓谷と木曽川が合わさる場所に出来た小さな扇状地にある野尻。街からすぐ、湿地帯があるのにも納得です。
ノイバラ。
2025年06月01日 16:05撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 16:05
ノイバラ。
新緑に映えるウツギの白い花を楽しめるのも梅雨入りまででしょうか。
2025年06月01日 16:06撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 16:06
新緑に映えるウツギの白い花を楽しめるのも梅雨入りまででしょうか。
ユキノシタ。
2025年06月01日 16:08撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 16:08
ユキノシタ。
ゴールはJR野尻駅。
2025年06月01日 16:21撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 16:21
ゴールはJR野尻駅。
無人の小さな駅から中央線で帰宅の途につきました。
2025年06月01日 16:33撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
6/1 16:33
無人の小さな駅から中央線で帰宅の途につきました。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 ザック サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 レジャーシート 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ガイド地図(ブック) 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス

感想

「妻籠」「馬籠」「奈良井」「中津川」…そんな名前の知られた宿場町だけが中山道じゃあない。
歴史の痕跡と、里山の風景が残る集落と集落の往還… ありのままの田舎道ハイキング。

ありきたりの古道・街道歩きに飽きたインバウンドハイカーが歩く与川(よがわ)道。
この道を歩くのはほとんどが外国からの方々だ。

「何がそんなに珍しい? なんて事ないどこにでもある田舎じゃないか?」

そんな声が聞こえてきそう。
確かに道中、食事を提供するレストランはないし、コンビニ、売店も見当たらない。自販機にいたっては皆無だ。

そんな景色に彼らはカメラを向け、嬉しそうに歓声をあげている。

翻って考えるに、この「何もない」環境こそ、『珍しい』のでは。そして、彼らが口を揃えて言う…
「思っていた日本の風景は、ここなの。これなの、コレ!」
見渡す自分の周りにはやっぱり何もない、「田舎」しかない。

考えてみる。
何もない、のは逆に貴重な体験なのかもしれない。

「なんて事ない」事が「ない」、そんな貴重な風景が、次々と現れる与川道。

歴史の痕跡は、道端の小さな仏さまや、森林軌道の跡にある。里山の風景は、そこかしこに美しい。水の入った水田に映る南木曽岳の稜線は、驚くほどたおやかで心が和む。

(恵まれすぎた環境に普段住んでいるおかげで、その素晴らしさを忘れてしまった僕たち日本人こそ、歩いてみるべきなのが、「与川道」なのかもしれない)

別れ際に駅で見た、この日ご案内したインバウンドハイカーたちのハッピーな笑顔を見てつくづくそう思うのでした。

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