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Yamareco

記録ID: 826871
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

焼岳(北峰手前100Mで撤退)〜2度目の正直ならず・・・〜

2016年03月13日(日) [日帰り]
情報量の目安: A
都道府県 長野県 岐阜県
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:44
距離
10.0km
登り
1,302m
下り
1,285m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:37
休憩
0:08
合計
6:45
距離 10.0km 登り 1,302m 下り 1,305m
7:02
10
スタート地点
7:12
163
9:55
10:02
78
11:20
49
12:09
92
13:41
13:42
5
13:47
ゴール地点
天候 晴れのち薄曇り
過去天気図(気象庁) 2016年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
■中尾温泉奥の登山者用駐車場を利用。登山ポストあり。
コース状況/
危険箇所等
■トレース明瞭だが、頼り過ぎず随時GPSで現在地確認を。
■稜線より上はアイゼン・ピッケル必携。
その他周辺情報 ■帰路、神通峡の「楽今日館」で入浴。大人610円。
登山届を出して出発〜。
2016年03月13日 07:10撮影 by  DMC-FT20, Panasonic
3/13 7:10
登山届を出して出発〜。
趣ある看板の登山口。
2016年03月13日 07:25撮影 by  DMC-FT20, Panasonic
3/13 7:25
趣ある看板の登山口。
白水の滝。落差45メートルだそうです。
2016年03月13日 07:53撮影 by  DMC-FT20, Panasonic
3/13 7:53
白水の滝。落差45メートルだそうです。
でっかいブナ。
2016年03月13日 07:53撮影 by  DMC-FT20, Panasonic
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3/13 7:53
でっかいブナ。
白水の滝、全景。
2016年03月13日 07:53撮影 by  DMC-FT20, Panasonic
3/13 7:53
白水の滝、全景。
風邪で2月終わりから10日間ほど熱が下がらす病み上がり。いつもより足取り重し。
2016年03月13日 07:55撮影 by  DMC-FT20, Panasonic
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3/13 7:55
風邪で2月終わりから10日間ほど熱が下がらす病み上がり。いつもより足取り重し。
登山道下部は、浅い氷雪の上にうっすら粉雪。ツルツル滑るので早々にアイゼン装着。
2016年03月13日 08:08撮影 by  DMC-FT20, Panasonic
3/13 8:08
登山道下部は、浅い氷雪の上にうっすら粉雪。ツルツル滑るので早々にアイゼン装着。
鍋助横手・・・てことは・・・
2016年03月13日 08:25撮影 by  DMC-FT20, Panasonic
3/13 8:25
鍋助横手・・・てことは・・・
これだ!ドーンと笠ヶ岳!、右は抜戸岳?
2016年03月13日 08:25撮影 by  DMC-FT20, Panasonic
3
3/13 8:25
これだ!ドーンと笠ヶ岳!、右は抜戸岳?
先行トレースを追いかけて夏道をロスト。GPSを頼りにピンクリボン再発見。こんなんも楽しい。
2016年03月13日 09:03撮影 by  DMC-FT20, Panasonic
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3/13 9:03
先行トレースを追いかけて夏道をロスト。GPSを頼りにピンクリボン再発見。こんなんも楽しい。
秀綱神社。言われを書いた看板があるらしいが今は雪の下。
2016年03月13日 09:23撮影 by  DMC-FT20, Panasonic
3/13 9:23
秀綱神社。言われを書いた看板があるらしいが今は雪の下。
森林限界を超えて、いい雰囲気。
2016年03月13日 09:58撮影 by  DMC-FT20, Panasonic
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3/13 9:58
森林限界を超えて、いい雰囲気。
中尾峠から西穂方面への稜線。ここも歩きたい。
2016年03月13日 09:58撮影 by  DMC-FT20, Panasonic
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3/13 9:58
中尾峠から西穂方面への稜線。ここも歩きたい。
稜線に上がったところでウェアを着込み、いざ北峰へ!
2016年03月13日 10:04撮影 by  DMC-FT20, Panasonic
3/13 10:04
稜線に上がったところでウェアを着込み、いざ北峰へ!
標高を上げて、西穂〜奥穂〜前穂。
2016年03月13日 10:05撮影 by  DMC-FT20, Panasonic
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3/13 10:05
標高を上げて、西穂〜奥穂〜前穂。
雪が少ないせい?、標識が露出してる。
2016年03月13日 10:18撮影 by  DMC-FT20, Panasonic
3/13 10:18
雪が少ないせい?、標識が露出してる。
雪岩ミックスの夏道をたどる。
2016年03月13日 10:20撮影 by  DMC-FT20, Panasonic
3/13 10:20
雪岩ミックスの夏道をたどる。
焼岳ならでは。噴き出す火山ガス。
2016年03月13日 10:25撮影 by  DMC-FT20, Panasonic
3/13 10:25
焼岳ならでは。噴き出す火山ガス。
慎重に一歩ずつキックステップで。
2016年03月13日 10:37撮影 by  DMC-FT20, Panasonic
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3/13 10:37
慎重に一歩ずつキックステップで。
振り返って一服。福井からいらした方。後ろから登ってくる人がいるだけで精神的に勇気付けられた。
2016年03月13日 11:11撮影 by  DMC-FT20, Panasonic
1
3/13 11:11
振り返って一服。福井からいらした方。後ろから登ってくる人がいるだけで精神的に勇気付けられた。
上高地を見下ろす。右手は霞沢岳。
2016年03月13日 11:11撮影 by  DMC-FT20, Panasonic
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3/13 11:11
上高地を見下ろす。右手は霞沢岳。
もう、かなり余裕が無く写真の枚数は少ない。
2016年03月13日 11:11撮影 by  DMC-FT20, Panasonic
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もう、かなり余裕が無く写真の枚数は少ない。
撤退地点。北峰まであと100メートルちょい。ときおりズルッと崩れかかりそうな足元にビビる。
2016年03月13日 11:27撮影 by  DMC-FT20, Panasonic
7
3/13 11:27
撤退地点。北峰まであと100メートルちょい。ときおりズルッと崩れかかりそうな足元にビビる。
慎重に、時間をたっぷり使って、ビビりながら標高を下げ、ようやく槍を撮影する余裕が。
2016年03月13日 11:51撮影 by  DMC-FT20, Panasonic
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3/13 11:51
慎重に、時間をたっぷり使って、ビビりながら標高を下げ、ようやく槍を撮影する余裕が。
中尾峠近くの鞍部まで降りてきたところで登る方とすれ違う。この先の雪の状態と、撤退してきたことをお伝えした。
2016年03月13日 12:14撮影 by  DMC-FT20, Panasonic
3/13 12:14
中尾峠近くの鞍部まで降りてきたところで登る方とすれ違う。この先の雪の状態と、撤退してきたことをお伝えした。
笠を見ながら休憩。テルモスのお湯を飲みホッとする。
2016年03月13日 12:16撮影 by  DMC-FT20, Panasonic
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3/13 12:16
笠を見ながら休憩。テルモスのお湯を飲みホッとする。
トレースは踏まず、フカフカの下山を楽しもう。
2016年03月13日 12:18撮影 by  DMC-FT20, Panasonic
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3/13 12:18
トレースは踏まず、フカフカの下山を楽しもう。
暖冬とは言え、山の春はまだまだ先のよう。
2016年03月13日 13:24撮影 by  DMC-FT20, Panasonic
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3/13 13:24
暖冬とは言え、山の春はまだまだ先のよう。
登山口に戻ってきた!
2016年03月13日 13:40撮影 by  DMC-FT20, Panasonic
3/13 13:40
登山口に戻ってきた!
笠ヶ岳を見上げながら、駐車場に到着!お疲れっ!
2016年03月13日 13:52撮影 by  DMC-FT20, Panasonic
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3/13 13:52
笠ヶ岳を見上げながら、駐車場に到着!お疲れっ!
撮影機器:

感想

2月終わりに引いた風邪がこじれて微熱が続いたが、ようやく復活、山に行きたい。
この日はsanchan達が中の湯から焼岳を目指す日で、同行できればと思ったが、結局、中の湯からは宿泊者しか登れずとのこと。
てことで、前回撤退した中尾温泉からのリトライを試みることにした。

今回は積雪期の森林限界超えとしては初のソロ。とにかく無理せず生きて帰ること(おおげさ?)を優先してスタート。
登山道に入って間もなく、うっすら粉雪の下に凍った雪でツルツル滑り、早々にアイゼン装着。
前日のものらしきトレースを辿るが途中で夏道をロスト、GPSを見ながらリルートしたりで楽しみながら歩く。病み上がりのせいか、ペースはなかなか上がらなかったけど。
稜線に出ても風は穏やかだったが、万全を期してフリースを着てレインウエアを羽織り頂上を目指す。
しばらくペンキマークを頼りに雪岩ミックスの夏道を歩き、途中で左手にトラバースして雪の斜面を登る。
結構な斜度、キックステップでしっかり蹴り込み標高を上げる。部分的に、氷まではいってないが蹴り込めない硬さの斜面で、一歩ずつアイゼンの歯が効いてることを確かめながら進む。
頂上直下まで来ると、前日までに積もった雪で深さが増してきて、先行トレースは明瞭だったが、足元がもろくなってきて怖いと感じたので、撤退を決めた。
福井から来たソロの男性が僕の後方数十メートルにつけていたが、その方も僕の撤退を機に引き返すこととなった。
下りは上りより緊張する。ピッケルをしっかり刺して自分の付けてきたステップに慎重に足を乗せていく。
随分時間をかけて雪の斜面を降りようやく一息つけることができて、全身にゴリゴリに入ってた力を緩めることができた。
丁度もう一人登ってきたソロの方と挨拶を交わし、山頂方向のルートを指しながらここまでの雪の状態を話したところ「自分もビギナーみたいもんやけど行けるところまで行ってみますよ」と。登頂されたのだろうか?
稜線から少し下った風のないところでザックを下ろし、テルモスの熱いお湯を飲むと、本当にホッとした。
sanchanたちは北峰行けたかなと思ってたが、北峰は踏めず南峰に行ったとのこと。

今回、自分より経験値のある誰かとだったら登頂できてたかもしれない。
あるいはそのまま一人で進んでも登れたのかもしれない。
でも、ヘタレな自分は迷ったら保守的な選択肢が鉄則だと思うので、これでよしとします。
とてもいい経験になったし、思い出深い山行となりました。
この日もほんとに行ってよかった!

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コメント

ナイス判断。
残り100mで撤退っていうのはかなり勇気のいる判断だったと思います。
(かつてシャリバテで同じことやってましたね・・・空木で

僕らもちょいちょいyamachan北峰にいるかなーってチェックしながら登ってました。

もう少し雪の状態が良ければ行けたかもしれませんね。
次は三度目の正直ってことで、ぜひ登頂してください。
(ある意味夏の方がザレてて登りにくいかもしれませんが)
2016/3/15 20:03
Re: ナイス判断。
今回の雪質、sanchanならどう判断したんやろね?
全然行けるレベルだったのか、はたまた・・・。

夏の焼岳は昔、長男と中の湯から登ったけど、こうなりゃ次は中尾温泉からやね(^_^;)
2016/3/15 22:14
お疲れ様でした
リベンジならずでしたね。
夏山と違って冬は雪質で難易度が大きく変わりますから難しいですよね。
春も近いので自分も白山や北アに登りたくなりました
2016/3/15 20:17
Re: お疲れ様でした
前回よりも眺望が良かったのでその点は良かったですよ♪

しかし今回はこのコンディションで山頂踏めなかったんやから、前回は引き返して正解でしたね(^o^;)
2016/3/15 22:17
おかえりなさい!
ミリオンやyamachanのレコを見て、焼岳が魅力的に感じるのですが、、天気や雪の付き方でタイミングが合わないと行かせてもらえない場所のようですね。

いやはや無事で良かった。あちらこちらで雪崩のニュースが入ってくるので・・
また良い条件の時に
2016/3/16 23:49
Re: おかえりなさい!
sanchanたちによると、中の湯からのルートのほうが登りやすそうです。
でも、ここまで来たら中尾からしっかり山頂を踏みたいですね。
でも、転勤が決まって、次の週末から4週連続でゴルフの予定が入ってしまい、雪の焼岳は来シーズンに持ち越しかな。
2016/3/17 21:07
ドキドキ
yamachanさん こんばんは

12日にSanchanさんからyamachanさん13日に焼岳登るかもしれないと聞いていたのですがラインの不具合で最後まで連絡取れなかったと聞きました。中の湯からは宿泊者だけなんですね。来年行きましょう!

前日の雪もトレース上でも崩れやすく慎重に行きました。急で木など何もないところは滑落したら止まらなさそうなので撤退の判断は正解だと思います。でも景色は最高ですね。僕も山頂からの大展望が見たかったです・・・
2016/3/17 1:24
Re: ドキドキ
そうですね。山頂に向かって傾斜が強くなってきたら、もう転んだらアウトな斜面でた。
停止できず果てしなく落ちてくだろうし、何よりもそこかしこに岩が露出してるのでぶつかったら怪我ではすまないと思うと・・・。
まだまだ未熟。いい経験ができました。
2016/3/17 21:18
無事が何より
無事に戻ってこられたことが適切な判断だった証拠と思います。行けたかもしれないし、事故ったかもしれない。それにしてもあと100mは惜しかったですね。山頂直下は急登なんですか?焼岳興味湧いてきました。
2016/3/18 21:01
Re: 無事が何より
稜線から山頂に向かうにつれて斜度がきつくなってくって感じでした。レッズさんと行ったところで言えば、高落場山の平スキー場からのルートでの最も急な箇所よりも断然、急でした。
山頂直下では斜面のトラバースとなり、歩くという点での斜度は緩くなりましたが緊張を強いられ、方角もあるのか雪が飛ばされておらず、柔らかい足元ゆえの転倒と雪崩が怖くなったという次第ですm(_ _;)m
2016/3/19 11:20
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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