焼岳(北峰手前100Mで撤退)〜2度目の正直ならず・・・〜


- GPS
- 06:44
- 距離
- 10.0km
- 登り
- 1,302m
- 下り
- 1,285m
コースタイム
天候 | 晴れのち薄曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■トレース明瞭だが、頼り過ぎず随時GPSで現在地確認を。 ■稜線より上はアイゼン・ピッケル必携。 |
その他周辺情報 | ■帰路、神通峡の「楽今日館」で入浴。大人610円。 |
写真
感想
2月終わりに引いた風邪がこじれて微熱が続いたが、ようやく復活、山に行きたい。
この日はsanchan達が中の湯から焼岳を目指す日で、同行できればと思ったが、結局、中の湯からは宿泊者しか登れずとのこと。
てことで、前回撤退した中尾温泉からのリトライを試みることにした。
今回は積雪期の森林限界超えとしては初のソロ。とにかく無理せず生きて帰ること(おおげさ?)を優先してスタート。
登山道に入って間もなく、うっすら粉雪の下に凍った雪でツルツル滑り、早々にアイゼン装着。
前日のものらしきトレースを辿るが途中で夏道をロスト、GPSを見ながらリルートしたりで楽しみながら歩く。病み上がりのせいか、ペースはなかなか上がらなかったけど。
稜線に出ても風は穏やかだったが、万全を期してフリースを着てレインウエアを羽織り頂上を目指す。
しばらくペンキマークを頼りに雪岩ミックスの夏道を歩き、途中で左手にトラバースして雪の斜面を登る。
結構な斜度、キックステップでしっかり蹴り込み標高を上げる。部分的に、氷まではいってないが蹴り込めない硬さの斜面で、一歩ずつアイゼンの歯が効いてることを確かめながら進む。
頂上直下まで来ると、前日までに積もった雪で深さが増してきて、先行トレースは明瞭だったが、足元がもろくなってきて怖いと感じたので、撤退を決めた。
福井から来たソロの男性が僕の後方数十メートルにつけていたが、その方も僕の撤退を機に引き返すこととなった。
下りは上りより緊張する。ピッケルをしっかり刺して自分の付けてきたステップに慎重に足を乗せていく。
随分時間をかけて雪の斜面を降りようやく一息つけることができて、全身にゴリゴリに入ってた力を緩めることができた。
丁度もう一人登ってきたソロの方と挨拶を交わし、山頂方向のルートを指しながらここまでの雪の状態を話したところ「自分もビギナーみたいもんやけど行けるところまで行ってみますよ」と。登頂されたのだろうか?
稜線から少し下った風のないところでザックを下ろし、テルモスの熱いお湯を飲むと、本当にホッとした。
sanchanたちは北峰行けたかなと思ってたが、北峰は踏めず南峰に行ったとのこと。
今回、自分より経験値のある誰かとだったら登頂できてたかもしれない。
あるいはそのまま一人で進んでも登れたのかもしれない。
でも、ヘタレな自分は迷ったら保守的な選択肢が鉄則だと思うので、これでよしとします。
とてもいい経験になったし、思い出深い山行となりました。
この日もほんとに行ってよかった!
コメント
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残り100mで撤退っていうのはかなり勇気のいる判断だったと思います。
(かつてシャリバテで同じことやってましたね・・・空木で
僕らもちょいちょいyamachan北峰にいるかなーってチェックしながら登ってました。
もう少し雪の状態が良ければ行けたかもしれませんね。
次は三度目の正直ってことで、ぜひ登頂してください。
(ある意味夏の方がザレてて登りにくいかもしれませんが)
今回の雪質、sanchanならどう判断したんやろね?
全然行けるレベルだったのか、はたまた・・・。
夏の焼岳は昔、長男と中の湯から登ったけど、こうなりゃ次は中尾温泉からやね(^_^;)
リベンジならずでしたね。
夏山と違って冬は雪質で難易度が大きく変わりますから難しいですよね。
春も近いので自分も白山や北アに登りたくなりました
前回よりも眺望が良かったのでその点は良かったですよ♪
しかし今回はこのコンディションで山頂踏めなかったんやから、前回は引き返して正解でしたね(^o^;)
ミリオンやyamachanのレコを見て、焼岳が魅力的に感じるのですが、、天気や雪の付き方でタイミングが合わないと行かせてもらえない場所のようですね。
いやはや無事で良かった。あちらこちらで雪崩のニュースが入ってくるので・・
また良い条件の時に
sanchanたちによると、中の湯からのルートのほうが登りやすそうです。
でも、ここまで来たら中尾からしっかり山頂を踏みたいですね。
でも、転勤が決まって、次の週末から4週連続でゴルフの予定が入ってしまい、雪の焼岳は来シーズンに持ち越しかな。
yamachanさん こんばんは
12日にSanchanさんからyamachanさん13日に焼岳登るかもしれないと聞いていたのですがラインの不具合で最後まで連絡取れなかったと聞きました。中の湯からは宿泊者だけなんですね。来年行きましょう!
前日の雪もトレース上でも崩れやすく慎重に行きました。急で木など何もないところは滑落したら止まらなさそうなので撤退の判断は正解だと思います。でも景色は最高ですね。僕も山頂からの大展望が見たかったです・・・
そうですね。山頂に向かって傾斜が強くなってきたら、もう転んだらアウトな斜面でた。
停止できず果てしなく落ちてくだろうし、何よりもそこかしこに岩が露出してるのでぶつかったら怪我ではすまないと思うと・・・。
まだまだ未熟。いい経験ができました。
無事に戻ってこられたことが適切な判断だった証拠と思います。行けたかもしれないし、事故ったかもしれない。それにしてもあと100mは惜しかったですね。山頂直下は急登なんですか?焼岳興味湧いてきました。
稜線から山頂に向かうにつれて斜度がきつくなってくって感じでした。レッズさんと行ったところで言えば、高落場山の平スキー場からのルートでの最も急な箇所よりも断然、急でした。
山頂直下では斜面のトラバースとなり、歩くという点での斜度は緩くなりましたが緊張を強いられ、方角もあるのか雪が飛ばされておらず、柔らかい足元ゆえの転倒と雪崩が怖くなったという次第ですm(_ _;)m
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