記録ID: 8349390
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沢登り
奥秩父
【奥秩父】塩川 小森川下部ゴルジュ遡行
2025年06月28日(土) [日帰り]


体力度
1
日帰りが可能
- GPS
- 03:16
- 距離
- 3.7km
- 登り
- 439m
- 下り
- 380m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・小森川中流部:2級 核心部のゴルジュには夫婦滝、捻リ滝という名のある滝の他いくつか滝があり、全て登れるので結構楽しめる。夫婦滝のインゼルは特徴的。それ以外の区間は堰堤とゴーロが多く、ぬめりも強いため快適とは言えない。 ・小森川左岸の径路 今回歩いた区間で、歩けないほど崩壊していたのは脱渓点付近の1箇所のみ。戦前に造られた、古めかしい石垣の多い径。 ・ヤクボ沢[谷窪沢] 900m付近に結構立派なゴルジュがあるが、中にある滝は容易に登り降り出来る。林道から捨てられたと思われるゴミが多い。 |
その他周辺情報 | 【他の記録】 ・東京附近沢歩き (登山地図帳) (1956,山と溪谷社):ゴルジュは高巻、略図あり ・東京附近の谷あるき (マウンテンガイドブックシリーズ)(朋文堂,1957):ゴルジュは高巻、略図あり ・2023年のシン沢屋交流会の午前中遡行: https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5665589.html ・2022年のシン沢屋交流会の午前中遡行: https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4428729.html 【地名】 「奥秩父」(原全教,1942)に詳しい。 ・830m左岸支流はヤクボ沢[谷窪沢]、940m左岸支流は穴小屋沢、1008m右岸支流は滝ノ沢。他にも数多くの枝沢名がある。 ・滝と淵は、今回遡行した区間にある夫婦滝[女夫滝]、雨乞淵、捻リ滝[戻リ滝]の他、上流にある彦太郎淵がある。 ・中部山岳の渓流(鈴野)には、「山女魚止ノ渕」の名が挙げられているが、どの滝のことかは不明。ヤクボ沢出合上流から150mのところにあったようなので、堰堤への堆砂により埋まっている可能性もある。 |
写真
殆ど何もないゴーロを進んでいくと次の堰堤。石積みで古そうだと思ったら、銘板には「小森川第貳號堰堤 竣工 昭和十七年三月三十一日」とある。戦時中の大変だったであろう時期に、こんな所に堰堤を作っていたとは。
装備
備考 | ぬめりが強いためフェルトソール適 |
---|
感想
シン沢屋交流会が毎年韮崎で開かれるので、午前中遡行で行きたいところもだんだんなくなってきた。今回は、過去に行ったメンバーからなかなか面白いと聞いたのと、予想気温が高かったので水量多めの所が良かったことから、小森川中流部のゴルジュへ行ってみた。
結果、上流に民家もないのになぜか黒っぽく濁っている水、かなり良くぬめるゴーロが残念な点だったものの、核心部は良いゴルジュで、連続する滝の登攀を楽しめ、なかなか良かった。水量が多くて滝に迫力があるし、夫婦滝の下段のインゼルはなかなか面白い地形だと感じた。3時間で楽しめる沢としては悪くない選択肢だと思う。
1942年に作られた堰堤や空積で古色蒼然とした石垣が続く左岸の径路など、古くからの人の営みが感じられるのも風情がある。
交流会での発表スライド作りが終わらず寝不足で、正直眠すぎてあまり記憶が無いが良い沢だったと思う。帰りの経路は軌道跡を思わせる道幅だったが、それにしては痕跡が薄すぎる。何のための道だったのか、またいつ頃賑わった道だったのだろうか。
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