瀬上沢~円海山~大丸山~金沢動物園~能見堂跡~金沢文庫駅


- GPS
- 07:52
- 距離
- 16.4km
- 登り
- 461m
- 下り
- 505m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
地図を見て、ふと歩きたいと思った「瀬上沢」へ。
ここは、横浜最大のホタルの生息地です。
ホタルの時期は過ぎましたが、今は、様々な野鳥の鳴き声を驚くほど近くで楽しむことができます。
▶︎ 瀬上沢は、横浜南部最大の緑地
この緑豊かな瀬上沢も宅地開発の危機に何度か見舞われた経験があります。
こうして現存しているのは、横浜の市民団体(横浜のみどりを未来につなぐ実行委員会)の活動のおかげなのです。
バブル前の1990年以降、東急建設は、この緑地に対し、何度か宅地化の申請をしてきました。
1回目の申請はバブルの崩壊によって頓挫。
しかし、2回目と3回目の申請では、東急建設と横浜市の行政手続きに対して、市民団体は、粘り強く意見書を提出するなどして、とうとう2023年に開発の中止をさせる運びとなりました。
ここまで来るのになんと33年もかかったのです。
ここで目を見張るのは、これを契機に、東急建設がこれまでの緑地破壊に勤しむ企業から環境保全活動をアピールする企業に様変わりしたことです。
▶︎時代は変わった
2024年の日本の出生数は、初めて70万人を下回り、将来、日本の人口は減る傾向にあります。
空き家はこれから激増していくでしょう。
もう山を切り崩して住宅を建てる時代ではなくなった訳です。
それよりも都市部の緑地化や、里山環境の整備など、生物多様性を踏まえた建設業としての役割があるはずです。
企業として目指す方向性がコロナ禍以降、大きく変わったのかもしれませんね。
▶︎横浜市立金沢動物園
ここも生物多様性を意識した文言が随所にありました。
瀬上沢の件で培われた環境保全の重要性を横浜市が真に受け止めた方針の現れだと感じました。
動物達は、愛情を持って育てられているようで、全ての動物達の目が穏やかなのが印象的でした。
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