市間山・立岩山、深入山【安芸太田町、広島県】


- GPS
- 04:10
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 885m
- 下り
- 883m
コースタイム
- 山行
- 4:19
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 5:12
(1)市間山・立岩山
市間山登山口 906 ― 標高1,000m付近 925 ― 市間山山頂 939/944 ― 1,071m地点 954 ― 最低鞍部 1003 ― 立岩山山頂 1018/1033 ― 最低鞍部 1044 ― 1,071m地点 1055 ― 市間山山頂 1105/1111 ― 標高1,000m付近 1124 ― 市間山登山口 1136
(2)深入山
管理棟前駐車場 1242 ― 南登山口 1243 ― 西登山口からの周回道と合流 1250 ― あずまや前、西登山口からの直登道と合流 1303 ― 展望岩 1316/1322 ― 山頂あずまや前 1329 ― 深入山山頂 1335/1352 ― 南登山口、東登山口合流点 1356 ― 迂回路上 1403 ― 迂回路下、旧道上 1406 ― 南登山口 1415 ― 管理棟前駐車場 1416
●行動時間
(1)02:30 +(2)01:34 = 04:04
天候 | 晴れ、快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
(広島の家=市間山登山口) 登山口―市間山―立岩山―市間山―登山口 (市間山登山口=深入山グリーンシャワー管理棟前駐車場、深入山南登山口) 登山口―展望岩―深入山―登山口 (駐車場=広島の家) ●登山口へのアクセス ○市間山・立岩山:市間山田吹登山口 ・中国道「戸河内IC」から国道191号へ。インターから約5kmの安芸太田町中心部にて安芸太田町地域支援センター西側から左手へ。田吹に至る道を道なりに南西方面へ。やがて林道臼谷線となるその道を道なりに進み、約5.5kmのところで右へと分岐する「林業専用道 上田吹西平線」へ。約600m行くと市間山登山口がある ・国道からの道ならびに林道臼谷線は舗装路。林業専用道上田吹西平線は未舗装路。林道も林業専用道もあまり整備状態が良いとは言えず、落石や路面の穴などに気をつけることになる ・市間山登山口付近には3,4台は駐車できそう ○深入山:深入山グリーンシャワー管理棟前南登山口 ・中国道「戸河内IC」から国道191号へ。インターから約20kmにある「深入山」を示す標識に従い右折、深入山グリーンシャワーに向けて登っていく。登り切ると管理棟前に広い駐車場がある。100台程度は駐車できそう。もちろん登山専用の場ではないが (2025.7現在) |
コース状況/ 危険箇所等 |
○市間山・立岩山 ・登山口から標高1,000m付近までは幅広の尾根上の急斜面を登っていく。その先は緩やかな登りに転じ、市間山へ。市間山から立岩山へも緩やかな上り下りの笹原道が続き、最低標高(1,020m付近)から標高1,100m程度までは一気に登るが、その後も緩やかな登りで立岩山山頂へ。最後は立岩を左側から回り込み山頂に立つ ・登山口以外に特段の標示はなく、市間山山頂と立岩山山頂には山名標がある。途中に明瞭な分岐点はない ・市間山から立岩山にかけての長く緩やかな鞍部はずっと笹原の中の道になる。腰高以下ではあるが道が見えにくいところもある。そのような区間には赤やピンクの誘導テープがある。ただし、林業用の設置もあるようで、山中に誘導されてしまう場合もあるため、同時に足下の踏み固め具合も気にしながら進む ○深入山 ・南登山口から時計回りに周回した。西登山口からの道と合流する南西側の道は距離も長いため斜度は緩やか。木陰の割合も高いため、この時期であっても涼やかな山歩きができる。道筋、道幅は明瞭。南からの道と西登山口からの道が合流する下部の地点には特段の標示がない ・南登山口から山頂へと直登する道を下降したが、この道には樹林帯がないので、夏場登ると陽差しに負けかねない。勾配は終始急で、特に土の露出帯もあるため雨あとなどは滑ることもありそう。山頂から南登山口まで終始駐車場が見えているような道なので、見通しの利く天候で有る場合には道間違いの心配はあまりないと思われる (いずれの記述も2025.7現在) |
その他周辺情報 | ●買う、食べる ○市間山・立岩山 ・コンビニエンスストアは戸河内インター付近に二軒ある ・飲食店は安芸太田町中心部、戸河内インター付近にある ○深入山 ・コンビニエンスストアは戸河内インター付近がもっとも近い ・飲食店は、深入山付近にはないが、三段峡、安芸太田町中心部、戸河内インター付近にある ●日帰り温泉 ・深入山登山口にある「いこいの村ひろしま」では日帰り入浴できるとの情報もあるが、現状は不明 ・安芸太田町には「グリーンスパ筒賀」がある (いずれの記述も2025.7現在) |
写真
感想
○市間山・立岩山
広島市の北にある安芸太田の山へと向かった。広島市内からであれば1時間もかからず戸河内インターに降り立つことができる。市間山・立岩山も深入山も概ね1時間の距離だ。
安芸太田町の中心、戸河内から南西へと向かう吹川に沿う道を進む。どこからが林道なのかは判らないが、最後の人家を過ぎ、道は樹林帯へと進む。落石なども目立つようになるが、先週通った酷道よりはマシだ。登山口が近づき未舗装路へ。入口の標示によると、林業専用道上田吹西平線というようだ。600mも進むと登山口。登山口の前はやや幅広になっており、数台は駐車できそうだ。今日は先行車はない。
登山口からいきなり急登が始まる。尾根筋のようだが、幅広な尾根だ。斜度だけは高く、途中からは下草の少ない杉林の中を登る。勾配が緩やかになると標高1,000m。ここからは広々とした頂稜歩きとなる。頂稜といっても尾根状でもなく、笹原を伴う広い林の中を歩いているので高原のお散歩のようだ。
あまり陽差しも入らない中を歩き続けるとやがて市間山。一本道の途中のような山頂。あまり広くもないが、山名標がしっかりと立っているので見逃すこともない。地面ばかり見ていると鬱蒼とした中のようだが、ふと見上げると木漏れ日も美しい。
市間山を出発して立岩山を目指す。しばらくは市間山山頂相当の標高のまま進む。下降し始めるがあまり斜度なく進む。笹原が目立つようになり、ところによっては笹原を押し分けながら進むほどになる。それでも足下はしっかりと踏み固められており、道筋を見失うほどではない。
標高が1,020m程度で最低鞍部となり、反転して立岩山への登りとなる。最初は1,100mくらいまで一気の登り、そのあとは緩く登って立岩へと至る。
立岩の左から反対側へと回り込み、立岩自体に取り付くと、ロープも現れる。岩登りはわずかで、すぐに山頂となる。ようやく展望が得られ、立岩山山頂に到着。
山名標の背後には対岸の十方山がどっしりと鎮座している。残念ながら、恐羅漢山は十方山に隠れているようだ。聖山も見えているが、結構遠くにあることがわかる。歩いてきた市間山も見える。これも意外に遠く見える。
思っていたよりもずいぶん早く到着したので、ゆっくり休憩。日陰もあって良かった。帰りは来た道を戻る。
この季節、日陰の多い山、緩やかに上り下りする山はちょうど良かった。
下山後、いったん戸河内インター前まで戻り、道の駅で昼食。ドライブインのようなレストランだが、山でコンビニおにぎりを食べるよりはいい。
○深入山
昼休みの後は深入山へ。南登山口前まで走り、駐車場〜出発。見上げると、草付きの南面の上には山頂部が見えている。かなりの斜度であることも判るが、山頂まで見通せるような一枚斜面というのも珍しい。
その斜面は帰路に使うこととして、まずは西登山口からの道と合流する西周りへ。先ほど見た草付き斜面とは異なり、この道はすぐさま樹間に入っていく。歩き易い緩やかな道を行くと、名もない三叉路へ。標示はないが、GPSマップを見ればここから上部へと進めば良いことが判る。上部に向いても引き続き緩やかな登りが続く。それでもじっくり歩いて行くと気がつけば標高差200m以上は登っている。
そのうち時折陽差しを受けるようになり、やがて展望岩に到着。岩の先端へと行けば、周囲の山並みが目に入ってくる。ところが、今ひとつ山座同定が利かない。一番近い臥龍山が見える側ではないこともあるが、恐羅漢山などキーになる山の見分けがつかない。あとで写真をじっくり見てようやく判明したが、先に登った聖山にしても、こちらから見ると様子が違うように感じてしまった。
人の顔も一緒だが、もちろん人にもよるが、角度を変えただけで雰囲気の変わる人がいる。そんな人出も目をよく見れば見間違わないとは、警察勤めを永年された方から聞いたことだが、山になるとそんなキーポイントも少ない。
山頂部が近づき、いよいよ草原の歩きになってきた。山頂下のあずまやの先にちょっとだけ木陰があり、そこで一息着いた跡はおもむろに太陽の下へ。ここまで暑い時期でなければ、気持ちの良い開放感だが、今日は暑さの中に放り出されたようなものだ。
山頂に到着すると、360度の展望が待っていた。今日は霞がかっているようで、臥龍山から右へ首を振っても三瓶山は見えないようだ。
改めて、先ほど登った市間山・立岩山や、十方山、恐羅漢山などの同定に挑む。じっくり見ているうちにようやく判ってきた。市間山・立岩山、十方山、恐羅漢山、聖山、高岳、そして臥龍山、掛頭山、天狗石山、阿佐山などこれまでに登った山々が一望の下に見えている。よくよく見えると、先週登った苦労の山広見山も、砥石郷山の肩にちょっぴり頭を見せてくれている。
霞はあっても北部の大展望には変わりがなく、存分に楽しむことができた。
最後は、登山前に見た南斜面を一気に下降する。降り始める時点でクルマが見えている。一気の下降ではあっても今はまだ米粒大だ。
乾いた土斜面に砕石を入れたような道は、アルプスの斜面のようでもある。砕石のあるのは部分的で、土だけの部分もあり、雨でも降れば滑って恐そうだ。途中には迂回路や旧道もあり、現道の再整備を進めようとしていることが分かる。
駐車場に到着したが、クルマにはすぐに乗れない。灼熱の太陽に熱されてしまっている。もっとも暑い時間に灼熱の斜面をよく降りたものだ。
それでも先週からの鍛えが効いたのか、今日は熱中症傾向は現れない。途中のコンビニでも補給はしたが、疲労感なく帰宅することができた。
今日はいい山を選定できた。ショートコースの組合せながら、満足感のある山行きだった。
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