ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 8407003
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
谷川・武尊

私の人生を決めてくれた‼️苗場山

2025年07月12日(土) [日帰り]
情報量の目安: A
都道府県 新潟県 長野県
 - 拍手
だるまがえる その他1人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
07:17
距離
8.6km
登り
838m
下り
797m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:23
休憩
0:23
合計
7:46
距離 8.6km 登り 838m 下り 797m
6:27
1
スタート地点
6:28
6:29
205
10:14
10:17
7
天候 曇りのち晴れ
過去天気図(気象庁) 2025年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
秋山郷の最奥の温泉宿・切明リバーサイドハウスに前泊し、朝5時35分ごろにカバヲ号で出発。道中、目の前に真っ赤な鳥甲山の大岩壁が迫ってきて、大感激しました。
コース状況/
危険箇所等
既に多くの方々のレコがありますので、省略させていただきます。
その他周辺情報 ⭐️宿泊した切明リバーサイドハウスは、ぜひお勧めしたい温泉宿です。何と言ってもロケーションが最高。露天風呂は30分限定ですが貸切でした。内湯も私だけの貸切でした😄
⭐️駐車場の裏山にアナグマが棲みついているのか、前夜(1頭)と今朝(親子3頭)見かけました。逃げるどころかこちらに近づいてきて、ビックリしました。
⭐️料理も最高でした。根曲がり竹や岩魚の塩焼き、岩魚の蒲焼、旬の山菜の天ぷらが最高に美味しかったです‼️絶対に再訪したい宿の最上位です‼️
小赤沢コース3合目の駐車場。土曜日でしたが、空きがありました。
小赤沢コース3合目の駐車場。土曜日でしたが、空きがありました。
駐車場からの登り口。
駐車場からの登り口。
3合目の標柱。
美しい自然林の中のコース。
美しい自然林の中のコース。
思っていたよりも急坂でした。
思っていたよりも急坂でした。
眺望はイマイチでしたが、涼しくて最高でした。
眺望はイマイチでしたが、涼しくて最高でした。
ここらから傾斜はもっと急になってきました。
ここらから傾斜はもっと急になってきました。
この方はカバヲくんではありません。
この方はカバヲくんではありません。
久しぶり‼️
噂の鎖場。
ここからが核心部かな。
ここからが核心部かな。
急ですね。
後ろ側の人物がカバヲくん。
後ろ側の人物がカバヲくん。
膝が痛くなりそう。
膝が痛くなりそう。
チシマザサ。
順調順調!
暑くなってきましたよ😓
暑くなってきましたよ😓
知らない方。
もう核心部は終わったかな・・・。
もう核心部は終わったかな・・・。
カバヲくんが大好きなラン。
カバヲくんが大好きなラン。
この先には楽園が待っています。モリアオガエルの鳴き声がそれを教えてくれていました。
この先には楽園が待っています。モリアオガエルの鳴き声がそれを教えてくれていました。
イメージしていたよりも相当乾燥化が進んでいました😢
イメージしていたよりも相当乾燥化が進んでいました😢
先人の方々のレコでよく見る写真ですね。このピークが苗場山の頂上だと思っていましたが、全然違っていました。
先人の方々のレコでよく見る写真ですね。このピークが苗場山の頂上だと思っていましたが、全然違っていました。
いくらなんでも、甲武信岳や千頭星山、蓼科山なんて見えないでしょう😠
いくらなんでも、甲武信岳や千頭星山、蓼科山なんて見えないでしょう😠
佐武流山が分かっただけでも良かったです。
佐武流山が分かっただけでも良かったです。
乾燥化がこれほど深刻とは思ってもいませんでした。
乾燥化がこれほど深刻とは思ってもいませんでした。
こ、このトンボは・・・
こ、このトンボは・・・
もしや・・・
やっぱりカオジロトンボ😄
やっぱりカオジロトンボ😄
頂上近くのヒュッテ。
頂上近くのヒュッテ。
三角点。
カバヲくんに撮影してもらいました。
カバヲくんに撮影してもらいました。
帰り道に立ち寄ってもらいました。
帰り道に立ち寄ってもらいました。
素晴らしい苗場山の大自然が、これからも末長く保全されますように祈ります。
素晴らしい苗場山の大自然が、これからも末長く保全されますように祈ります。
私にとって、日本百名山40座目の登頂になりました。
私にとって、日本百名山40座目の登頂になりました。

感想

日本百名山・苗場山についに登ることができました。私が暮らしている長野県内にありながら、あまりにも遠くにある山なので、多分一生登ることは無いだろうと思っていました。

ちょっと大袈裟かも知れませんが、苗場山は私の人生を決めてくれた山なのす。今から50年ほど前(愛知県立高校の1年生か2年生だった時)、私はこの苗場山と言う山を知りました。当時、月極で購読していた「山と渓谷」誌で「上信越国境の山々」(タイトルはうろ覚えですが、内容は正しいはずです)特集が組まれていました。当時の私にとって、「登りたい山」と言えば、鈴鹿山脈や中央アルプス、奥美濃あたりでしたので、正直なところ歓迎しない特集でした。けれども、たった1つだけ妙に私の心を捉えて離さない記事(解説?)がありました。当時S大学教授だったH先生が執筆された「苗場山の自然(正確なタイトルは忘れました)」でした(H先生は、中央アルプスの雷鳥復活で「時の人」となったN村H志さんの恩人でもあります)。苗場山に生息する動物全般、植物全般が詳しく紹介されていて、その記事によって私はカオジロトンボ、ルリボシヤンマ、モリアオガエルなどの名前を知りました。記事で一番感動したのは、1ページ大の苗場山の詳細なマップでした。植生図だったのかどうか、記憶には無いのですが、大小の池塘一つ一つが丁寧に示されていたのです。この先生は、凄すぎるお方だ‼️ と感動しました。この記事のおかげで、それまで漠然と考えていた私の将来がはっきり決まったのです。それまでは、「山の近くの大学に進学したい」「生物学か地質学か気象学のプロになりたい」と朧げな将来像しか持っていなかった私が、進学すべき大学も学部も研究室も明確にできたのです。

ヤマケイの記事から50年目の節目となる今年。私は50年前の希望通りに長野県で暮らしており、脊椎動物のプロとして研究活動に励んでおります(研究活動は一旦引退したつもりだったのですが、長野県の若いお役人様方から「座長」なる名誉職に引き戻されてしまったのです)。

一生登ることは無いだろうと諦めていた苗場山に無事登ることができたのは、私のことを誰よりも理解してくれている相棒カバヲくんの協力のおかげです。普通に歩けば5〜6時間程度のコースでしたが、50年分の想いを込めてゆっくりゆっくり歩きました。モリアオガエルの鳴き声や鮮やかなカオジロトンボたちが「やっと逢いに来てくれたんだね😆」と歓迎してくれているような気がしました。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:44人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら