私の人生を決めてくれた‼️苗場山



- GPS
- 07:17
- 距離
- 8.6km
- 登り
- 838m
- 下り
- 797m
コースタイム
- 山行
- 7:23
- 休憩
- 0:23
- 合計
- 7:46
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
既に多くの方々のレコがありますので、省略させていただきます。 |
その他周辺情報 | ⭐️宿泊した切明リバーサイドハウスは、ぜひお勧めしたい温泉宿です。何と言ってもロケーションが最高。露天風呂は30分限定ですが貸切でした。内湯も私だけの貸切でした😄 ⭐️駐車場の裏山にアナグマが棲みついているのか、前夜(1頭)と今朝(親子3頭)見かけました。逃げるどころかこちらに近づいてきて、ビックリしました。 ⭐️料理も最高でした。根曲がり竹や岩魚の塩焼き、岩魚の蒲焼、旬の山菜の天ぷらが最高に美味しかったです‼️絶対に再訪したい宿の最上位です‼️ |
写真
感想
日本百名山・苗場山についに登ることができました。私が暮らしている長野県内にありながら、あまりにも遠くにある山なので、多分一生登ることは無いだろうと思っていました。
ちょっと大袈裟かも知れませんが、苗場山は私の人生を決めてくれた山なのす。今から50年ほど前(愛知県立高校の1年生か2年生だった時)、私はこの苗場山と言う山を知りました。当時、月極で購読していた「山と渓谷」誌で「上信越国境の山々」(タイトルはうろ覚えですが、内容は正しいはずです)特集が組まれていました。当時の私にとって、「登りたい山」と言えば、鈴鹿山脈や中央アルプス、奥美濃あたりでしたので、正直なところ歓迎しない特集でした。けれども、たった1つだけ妙に私の心を捉えて離さない記事(解説?)がありました。当時S大学教授だったH先生が執筆された「苗場山の自然(正確なタイトルは忘れました)」でした(H先生は、中央アルプスの雷鳥復活で「時の人」となったN村H志さんの恩人でもあります)。苗場山に生息する動物全般、植物全般が詳しく紹介されていて、その記事によって私はカオジロトンボ、ルリボシヤンマ、モリアオガエルなどの名前を知りました。記事で一番感動したのは、1ページ大の苗場山の詳細なマップでした。植生図だったのかどうか、記憶には無いのですが、大小の池塘一つ一つが丁寧に示されていたのです。この先生は、凄すぎるお方だ‼️ と感動しました。この記事のおかげで、それまで漠然と考えていた私の将来がはっきり決まったのです。それまでは、「山の近くの大学に進学したい」「生物学か地質学か気象学のプロになりたい」と朧げな将来像しか持っていなかった私が、進学すべき大学も学部も研究室も明確にできたのです。
ヤマケイの記事から50年目の節目となる今年。私は50年前の希望通りに長野県で暮らしており、脊椎動物のプロとして研究活動に励んでおります(研究活動は一旦引退したつもりだったのですが、長野県の若いお役人様方から「座長」なる名誉職に引き戻されてしまったのです)。
一生登ることは無いだろうと諦めていた苗場山に無事登ることができたのは、私のことを誰よりも理解してくれている相棒カバヲくんの協力のおかげです。普通に歩けば5〜6時間程度のコースでしたが、50年分の想いを込めてゆっくりゆっくり歩きました。モリアオガエルの鳴き声や鮮やかなカオジロトンボたちが「やっと逢いに来てくれたんだね😆」と歓迎してくれているような気がしました。
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