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Yamareco

記録ID: 8416799
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
日高山脈

エサオマントッタベツ岳

2025年07月12日(土) 〜 2025年07月13日(日)
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
22:37
距離
20.9km
登り
1,562m
下り
1,556m
歩くペース
ゆっくり
1.81.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
10:32
休憩
1:14
合計
11:46
距離 10.2km 登り 1,314m 下り 143m
5:25
8
スタート地点
7:19
180
10:19
10:38
201
16:32
16:33
38
17:11
宿泊地
2日目
山行
11:05
休憩
0:32
合計
11:37
距離 10.7km 登り 247m 下り 1,412m
3:55
43
宿泊地
6:16
6:22
64
10:37
189
13:46
82
15:32
ゴール地点
天候 曇り後晴
過去天気図(気象庁) 2025年07月の天気図
アクセス 林道、砂防工事現場から先は両脇の草が垂れ下がり、車のボディを容赦なく擦ります。凸凹は少ないかな。
びれい橋の少し先の駐車帯に駐車。
8台くらいは停められそう。
コース状況/
危険箇所等
廃道藪漕→沢歩き→滑滝遡行→カール→急登→ハイマツ漕ぎ

山スキー沢で出会いを超えると、少しづつ沢の斜度が増す。大きな石と倒木が増えて登りづらい。
Co.1245で滝。右岸に巻き道。ロープあり。滝の上から一枚岩の滑滝が始まる。フェルト沢靴でフリクション効きました。
そのままカールまで。

カールは水取り放題。
稜線までの急登は浮石多い。間違えて右に逸れないように。
稜線から札内ジャンクションピークまではハイマツ漕い。
そこから先は一部濃いけど気にはならないかな。

行程の7割は沢歩き。登山靴を背負って歩くので、稜線をつなぐのでなければ重登山靴ではなく軽い靴でも良いのかも。

距離と標高差から想像するよりは時間もかかるしキツイと思います。危険箇所も結構あります。

北東カールには整地された綺麗なテン場がありますが、方角的に夕方はいち早く山陰になり寒くなりそう。逆に、カールバンドの朝焼けは綺麗な、と思う。

※ピンテはほとんどありません。
その他周辺情報 11日は更別村で商工会青年部主催のビアガーデンがあり、更別村クラフトビール「SARABETSU FULLALE」を飲むことが出来た。来年も行きたい。
1時間ほど林道を歩いていくと、大きな蕗で道が不明瞭に。
2025年07月12日 06:33撮影 by  iPhone 16e, Apple
1
7/12 6:33
1時間ほど林道を歩いていくと、大きな蕗で道が不明瞭に。
朝は曇天で涼しかった。
2025年07月12日 07:52撮影 by  iPhone 16e, Apple
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7/12 7:52
朝は曇天で涼しかった。
沢の水が本当に綺麗。少しづつ高度が上がる。
2025年07月12日 08:23撮影 by  Pixel 8a, Google
2
7/12 8:23
沢の水が本当に綺麗。少しづつ高度が上がる。
綺麗な沢。
2025年07月12日 09:58撮影 by  iPhone 16e, Apple
2
7/12 9:58
綺麗な沢。
は)私が太腿の調子が悪く、2人分のテントと登山靴を担ぐことになったtaka。
ザックのバランスずれていたw
2025年07月12日 10:45撮影 by  iPhone 16e, Apple
7/12 10:45
は)私が太腿の調子が悪く、2人分のテントと登山靴を担ぐことになったtaka。
ザックのバランスずれていたw
大きくなったザックを担ぎ上げてくれている
は)申し訳ないね、、、
滑滝はなかなかの高度感。
2025年07月12日 13:17撮影 by  iPhone 16e, Apple
4
7/12 13:17
大きくなったザックを担ぎ上げてくれている
は)申し訳ないね、、、
滑滝はなかなかの高度感。
今日は全然、お花の写真を撮ってない
滑滝とシオガマ
2025年07月12日 12:53撮影 by  iPhone 16e, Apple
2
7/12 12:53
今日は全然、お花の写真を撮ってない
滑滝とシオガマ
これがカール地形の特徴なんだと地学的興味を持つ余裕もなく、滑滝を遡行します。下を見ると、一枚岩が滝の落ち口まで続いているので、高度感があり恐怖心をかき立てます。
2025年07月12日 13:14撮影 by  Pixel 8a, Google
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7/12 13:14
これがカール地形の特徴なんだと地学的興味を持つ余裕もなく、滑滝を遡行します。下を見ると、一枚岩が滝の落ち口まで続いているので、高度感があり恐怖心をかき立てます。
滑滝を詰めていくと、奥に稜線が見えてきました。
空はいつの間にか快晴。
2025年07月12日 13:29撮影 by  Pixel 8a, Google
3
7/12 13:29
滑滝を詰めていくと、奥に稜線が見えてきました。
空はいつの間にか快晴。
カールに着きました!実際に見ると楽園のようで素晴らしいです🌟
2025年07月12日 13:50撮影 by  iPhone 16e, Apple
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7/12 13:50
カールに着きました!実際に見ると楽園のようで素晴らしいです🌟
2025年07月12日 13:53撮影 by  Pixel 8a, Google
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7/12 13:53
秘境感たっぷり。野生動物の楽園ですね。
2025年07月12日 13:53撮影 by  Pixel 8a, Google
3
7/12 13:53
秘境感たっぷり。野生動物の楽園ですね。
とても分かりづらいですが、熊が一生懸命ムシャムシャ何かを食べています(真ん中へん)。
テン場周辺をホイホイ声を出しながらうろうろしていたらブッシュがいきなりガサガサ動いて熊スプレー構える。音は次第に遠くなっていったので安心したが、きっとこの熊だったのでしょう。
2025年07月12日 14:52撮影 by  iPhone 16e, Apple
2
7/12 14:52
とても分かりづらいですが、熊が一生懸命ムシャムシャ何かを食べています(真ん中へん)。
テン場周辺をホイホイ声を出しながらうろうろしていたらブッシュがいきなりガサガサ動いて熊スプレー構える。音は次第に遠くなっていったので安心したが、きっとこの熊だったのでしょう。
飲み物を冷やしたいので、ここで雪渓を取りました。
カールにテントを張る予定だったけど、頑張って稜線まで上げてみよう。今日のテン泊登山者は1名だと思うので、テントはどこかで張れるだろう。他の山からの縦走者がいたら、どうしようだけど。
2025年07月12日 15:05撮影 by  iPhone 16e, Apple
1
7/12 15:05
飲み物を冷やしたいので、ここで雪渓を取りました。
カールにテントを張る予定だったけど、頑張って稜線まで上げてみよう。今日のテン泊登山者は1名だと思うので、テントはどこかで張れるだろう。他の山からの縦走者がいたら、どうしようだけど。
カールから稜線へ。中々の急登で浮石多く、落石多数。下に人がいると危険⚠️ここは難儀しました。
この後、灌木の急斜面に突入するけど、枝がザックに絡んでつらい。
なんとか登り切って稜線に出た!と思っても札内JPまでのハイマツにげんなりする。
2025年07月12日 15:41撮影 by  iPhone 16e, Apple
5
7/12 15:41
カールから稜線へ。中々の急登で浮石多く、落石多数。下に人がいると危険⚠️ここは難儀しました。
この後、灌木の急斜面に突入するけど、枝がザックに絡んでつらい。
なんとか登り切って稜線に出た!と思っても札内JPまでのハイマツにげんなりする。
稜線に上がり、ハイマツ漕ぎをやっと脱出すると、見えてきましたエサオマン!
札内JPに先行者のテント。コルのテン場は空いているとのことで、もう少し頑張って歩きます。
2025年07月12日 16:38撮影 by  iPhone 16e, Apple
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7/12 16:38
稜線に上がり、ハイマツ漕ぎをやっと脱出すると、見えてきましたエサオマン!
札内JPに先行者のテント。コルのテン場は空いているとのことで、もう少し頑張って歩きます。
ガスからカムエクが顔を出した
2025年07月12日 17:11撮影 by  iPhone 16e, Apple
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7/12 17:11
ガスからカムエクが顔を出した
テントを設営してる間に雲海が‼︎
2025年07月12日 17:40撮影 by  iPhone 16e, Apple
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7/12 17:40
テントを設営してる間に雲海が‼︎
大雲海に興奮気味
2025年07月12日 17:41撮影 by  iPhone 16e, Apple
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7/12 17:41
大雲海に興奮気味
素晴らしい景色
2025年07月12日 17:42撮影 by  iPhone 16e, Apple
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7/12 17:42
素晴らしい景色
夕食を食べながらのひと時
2025年07月12日 18:21撮影 by  iPhone 16e, Apple
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7/12 18:21
夕食を食べながらのひと時
移りゆく空を眺めながら
2025年07月12日 18:26撮影 by  iPhone 16e, Apple
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7/12 18:26
移りゆく空を眺めながら
2025年07月12日 18:35撮影 by  iPhone 16e, Apple
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7/12 18:35
スパークリングと箱ワインの雪渓セット
2025年07月12日 18:24撮影 by  iPhone 16e, Apple
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7/12 18:24
スパークリングと箱ワインの雪渓セット
カムエク側から滝のように雲が流れてきてます
2025年07月12日 18:29撮影 by  iPhone 16e, Apple
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7/12 18:29
カムエク側から滝のように雲が流れてきてます
神秘的
2025年07月12日 18:35撮影 by  iPhone 16e, Apple
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7/12 18:35
神秘的
2025年07月12日 18:45撮影 by  iPhone 16e, Apple
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7/12 18:45
カムエクアップ。
2025年07月12日 19:03撮影 by  Pixel 8a, Google
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7/12 19:03
カムエクアップ。
肌寒さとホットワインが良く合います
2025年07月12日 19:18撮影 by  iPhone 16e, Apple
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7/12 19:18
肌寒さとホットワインが良く合います
刻々と変わる夕映え
2025年07月12日 19:27撮影 by  iPhone 16e, Apple
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7/12 19:27
刻々と変わる夕映え
肌寒くなってきたので、テントの中から眺める。
2025年07月12日 19:41撮影 by  Pixel 8a, Google
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7/12 19:41
肌寒くなってきたので、テントの中から眺める。
これは次の日の朝
2025年07月13日 03:55撮影 by  iPhone 16e, Apple
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7/13 3:55
これは次の日の朝
帰宅まで考えると今日も長い1日になりそう。明るくなり始めたら出発です。
2025年07月13日 03:48撮影 by  Pixel 8a, Google
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7/13 3:48
帰宅まで考えると今日も長い1日になりそう。明るくなり始めたら出発です。
こんな感じで雲の隙間から朝焼け
2025年07月13日 04:00撮影 by  iPhone 16e, Apple
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7/13 4:00
こんな感じで雲の隙間から朝焼け
左から、幌尻岳、戸蔦別岳、北戸蔦別岳。
2025年07月13日 04:16撮影 by  Pixel 8a, Google
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7/13 4:16
左から、幌尻岳、戸蔦別岳、北戸蔦別岳。
1967峰、気になる。
2025年07月13日 04:16撮影 by  Pixel 8a, Google
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7/13 4:16
1967峰、気になる。
札内ジャンクションピーク。ピークから右に主稜線がつながります。カムエクまでの縦走もハイマツ地獄なのでしょう。
2025年07月13日 04:19撮影 by  Pixel 8a, Google
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7/13 4:19
札内ジャンクションピーク。ピークから右に主稜線がつながります。カムエクまでの縦走もハイマツ地獄なのでしょう。
テン場アップ。
2025年07月13日 04:19撮影 by  Pixel 8a, Google
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7/13 4:19
テン場アップ。
エサオマントッタベツ岳初登頂しました。
十勝平野の雲海と朝日が印象的。
2025年07月13日 04:26撮影 by  iPhone 16e, Apple
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7/13 4:26
エサオマントッタベツ岳初登頂しました。
十勝平野の雲海と朝日が印象的。
朝焼けに映し出された幌尻岳の存在感
2025年07月13日 04:27撮影 by  iPhone 16e, Apple
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7/13 4:27
朝焼けに映し出された幌尻岳の存在感
幌尻アップ。今日も大賑わいかな。
2025年07月13日 04:26撮影 by  Pixel 8a, Google
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7/13 4:26
幌尻アップ。今日も大賑わいかな。
今日もカッコイイね、カムエク
2025年07月13日 04:35撮影 by  iPhone 16e, Apple
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7/13 4:35
今日もカッコイイね、カムエク
ソロのテン泊の方が、エサオマンからもう一つ奥のピークに行かれてました。後で写真を見せてもらうと、エサオマン北カールと幌尻岳が間近に見えて絶景!またいつかチャレンジしたい。
奥には先月登った戸蔦別岳。
2025年07月13日 04:38撮影 by  iPhone 16e, Apple
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7/13 4:38
ソロのテン泊の方が、エサオマンからもう一つ奥のピークに行かれてました。後で写真を見せてもらうと、エサオマン北カールと幌尻岳が間近に見えて絶景!またいつかチャレンジしたい。
奥には先月登った戸蔦別岳。
私たちのテン場へ戻っているとこ。JP(ジャンクションピーク)もカッコイイです。
2025年07月13日 04:50撮影 by  iPhone 16e, Apple
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7/13 4:50
私たちのテン場へ戻っているとこ。JP(ジャンクションピーク)もカッコイイです。
札内ジャンクションピークへの登り返し。奥はエサオマントッタベツ岳。
2025年07月13日 05:47撮影 by  Pixel 8a, Google
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7/13 5:47
札内ジャンクションピークへの登り返し。奥はエサオマントッタベツ岳。
エサオマントッタベツ、カール、遡行してきた長い沢。
2025年07月13日 06:22撮影 by  Pixel 8a, Google
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7/13 6:22
エサオマントッタベツ、カール、遡行してきた長い沢。
カールに降りて行くとシカがのんびりしていた。クマじゃなくて良かった。
2025年07月13日 06:51撮影 by  Pixel 8a, Google
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7/13 6:51
カールに降りて行くとシカがのんびりしていた。クマじゃなくて良かった。
へっぴり腰で必死にカールへ降りているところ
キンバイやキンポウゲが沢山咲いていたけど、写真を撮る余裕が無かった。
水が流れている箇所もあり。昨日は中央部の岩の向かって右手を上ってしまい、水が流れる岩をトラバースする羽目に。結構怖かった。
2025年07月13日 07:01撮影 by  Pixel 8a, Google
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7/13 7:01
へっぴり腰で必死にカールへ降りているところ
キンバイやキンポウゲが沢山咲いていたけど、写真を撮る余裕が無かった。
水が流れている箇所もあり。昨日は中央部の岩の向かって右手を上ってしまい、水が流れる岩をトラバースする羽目に。結構怖かった。
カールにまた熊がいました。多分、昨日の熊です。この一頭しか見当たりませんでした。
2025年07月13日 07:19撮影 by  iPhone 16e, Apple
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7/13 7:19
カールにまた熊がいました。多分、昨日の熊です。この一頭しか見当たりませんでした。
何度見ても美しいエサオマン北東カール
最後に記念撮影
2025年07月13日 07:43撮影 by  iPhone 16e, Apple
5
7/13 7:43
何度見ても美しいエサオマン北東カール
最後に記念撮影
無事に滑滝を下り降りて振り返る。
カールから流れ落ちる滑滝は、トラフヘッドウォールと呼ばれる氷河地形独特の滝のようです。
2025年07月13日 08:23撮影 by  Pixel 8a, Google
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7/13 8:23
無事に滑滝を下り降りて振り返る。
カールから流れ落ちる滑滝は、トラフヘッドウォールと呼ばれる氷河地形独特の滝のようです。
暑くて川に頭を浸している笑笑
2025年07月13日 10:08撮影 by  iPhone 16e, Apple
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7/13 10:08
暑くて川に頭を浸している笑笑
山スキー沢?
2025年07月13日 11:18撮影 by  Pixel 8a, Google
7/13 11:18
山スキー沢?
崩壊林道の藪を漕いて帰る。午後は蒸し暑くて辛い。
2025年07月13日 14:35撮影 by  Pixel 8a, Google
2
7/13 14:35
崩壊林道の藪を漕いて帰る。午後は蒸し暑くて辛い。
撮影機器:

感想

日高源流エサオマン(5.13b)

北海道を代表するといってもいい岩場である赤岩青巌峡(占冠村)にあるどっかぶりの高難度ロッククライミングルート。
青巌峡でのクライミングにはまっていた10数年ほど前から、エサオマンというキーワードが気になって頭から離れない。

昨年秋から日高山脈の山を少しづつ登り、遠目にその姿を見るにつれて、登ってみたい、稜線でテン泊をしてみたいなと。
ちょうど天気と休みが合いそうだったので、日帰幌尻岳登山者で賑わうであろうチロロ林道入口を横目に日勝峠を超えて十勝平野へ。

結果、日高山脈主稜線での初テン泊ということもあり、記憶に残る山旅となりました。
長く美しい沢を重い荷物を背負ってゆっくりゆっくり遡行。長くて少し斜度のある一枚岩の滑滝を気をつけながら登りきったその先に広がる北東カールは、まさに日高山脈源流域の秘境感たっぷりでした。
もう少し頑張って稜線まで担ぎ上げる。カールからは分からなかったエサオマントッタベツ岳の尖り具合がかっこいい。氷食尖峰?
何とか稜線のテン場でテント設営。登ってる途中に出てきたガスがだんだん抜けてきて、夕焼けのマジックアワーを稜線から堪能することができました。
初稜線泊でこの景色は本当にプライスレス。

翌朝も早起きして、朝焼けのなか、エサオマントッタベツ岳ピークへ。
日高山脈主稜線の眺めに感動です。
帰路も焦らず亀さん歩きで無事下山。
2日間で出会った人は5人(テン泊1人。日帰4人)。奥深い静かな山を堪能しました。

余談。このあたりの山越えルートは十勝地方と日高地方を結ぶ古いルートとして、アイヌの交易に使われていたという話もあります。

※日高源流エサオマン
野口啓代(東京オリンピック スポーツクライミング銅メダリスト)が日高源流エサオマンオンをオンサイトでクライミングしている動画もあるよ。
https://youtu.be/ORFbi9JsbKE?si=cDwoGrVriVE61kNW

1日目、道が不明瞭な場所があり、何度か軽くコースアウト。今シーズン初のテン泊装備で、あまりペースも上げられず、コンスタントに休憩を取りながら、沢を登り始めて5時間位すると、私の太腿の調子が悪くなり、takaにテントと登山靴を担いでもらうことに、、結局沢に8時間近くかかってしまった。
当初、カールにテントを張ろうか考えたけど、熊もいるし、景色も見たいので稜線に担ぎ上げることにした。
稜線までの急登は浮石多く落石多数。荷物も重くて大変だった。そして、やっと稜線に出ると今度は密なハイマツに苦労する。
テン場は限られていて、この日はJPに一張りだけ。何度か来ているというソロの方が親切に色々教えてくれた。
丁度、JPとエサオマンの中間位に、二張り分のスペースがある(JPから30分位)テン場は無風でテントも容易に張れてホッとした。
忙しく設営してると、いつの間にか大雲海に!
ガスで景色は見れないかも、、と思っていたので
大ラッキーだった。
ご飯を食べながら、絶景に興奮しながら、夕映えが変化する度に歓声が上がる。周りに人がいないので騒ぎ放題だ。熊避けになったかな?日没まで写真を撮りまくり大忙しだった。

2日目、朝焼けの中、エサオマンを登頂。ここの道もハイマツがうるさくて簡単ではなかった。
下山も時間が掛かりそうだったのですぐに出発。JPからのハイマツ地帯は登りより少し楽に通過出来た。
カールに降りるのも、石がゴロゴロの不安定な急斜面に苦労する。そしてまた昨日の熊が一頭、遠くに見えた。
心配してたナメ滝も何とかクリアして、ひたすら下降を繰り返す。何度も滑って転んだけど、下山だからもういいや。
最後の林道手前のフキ地帯でまた少し迷子になった。ここ、分かりづらいです。

今シーズン、お花が沢山の大雪を封印して日高に挑戦中。私には敷居が高いのかもしれない、1人じゃ到底無理。でも、見てみたいと思う景色がある。






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コメント

カールの景色が素晴らしいです♪
ちなみにカールって地形は天然の円形劇場だとAiに教えてもらいました。
お二人ともガチ登山者だったんですねっ!
滝を下るのが怖そう…

お疲れ様でした。
2025/7/15 12:14
いいねいいね
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ゴロさん
「天然の円形劇場」って、素晴らしい表現ですね♪今度使わせてもらいます笑。
滝の下りは、私は全然下手クソで大変でした〜
なんちゃって登山部ですが、ゆっくり冒険ですね、、初老なんで😅
ゴロさんの雪渓を攻める動画、楽しみにしています♪
2025/7/15 12:55
いいねいいね
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プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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