記録ID: 8622971
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
中央アルプス
恵那山
2025年08月30日(土) [日帰り]

ハイジ
その他4人
体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 08:32
- 距離
- 13.2km
- 登り
- 1,143m
- 下り
- 1,143m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 7:20
- 休憩
- 1:12
- 合計
- 8:32
距離 13.2km
登り 1,143m
下り 1,143m
5:06
1分
スタート地点
13:38
ゴール地点
| 天候 | 曇り後晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
恵那山(えなさん)は長野県と岐阜県の県境に位置する標高2,191mの中央アルプス最南端の山で、日本百名山や新・花の百名山にも選ばれています。古くは胞衣山(胞山)と呼ばれ、また角度により船を伏せたように見える事から舟覆伏山 (ふなふせやま) などとも呼ばれた。松平君山の吉蘇志略で「天照大神がここで降誕され、その胞衣(えな)がこの山に埋められた」と記載されており、これが山名の由来とされている。 矮小な檜や潅木、笹原に覆われたなだらかな尾根道を登る。最近、刈り払いされたようで歩き易く、稜線をガッスガスで霧ミストが吹き抜けるので寒いって感じる位で快適。今日の行程は長丁場なので、ゆっくりめのペースで歩く。 登山口から20分とちょっとで最初のピークの千両山に登り着く。笹原に覆われた頂上は360度の展望が開け、正面には左右に平坦な頂上稜線を広げた恵那山がドーンと姿を表す。これは素晴らしい眺めだ。頂上稜線への登りが急で長く、きつそう。そして恵那山まで遠い。テンションが上がるな。振り返ると、真っ白で眺望無し。 眺望が良いってこのコースを選んだけど、そんな時もあると、縦走を再開。笹原の刈り払い道をどんどん下る。折角、千両山の登りで稼いだ高度を失って、鳥越峠に着く。道標によると鳥越峠の標高は1550mで、神坂峠(1569m)よりも低くて、ガックリ。右に林道に下る山道が分岐する。 ちょっとガックリしたが、鳥越峠からしばらくは山腹の樹林帯中のトラバース道が続き、平坦で楽だ。この区間は刈り払いされてなくて、所々で笹が被さる。先行者が露払いしてくれているのに、笹にはまだ露がしっとりついていて、タイツの腿が濡れる。 まあ、これから気温も上がってすぐに乾くし、レインを履くのも面倒なので、そのまま突き進む。 平坦なのでサクサクと距離を稼いだのち、稜線に復帰する。ウバナギの標識があり、稜線の右側斜面は大きな崩落地となっている。ガスが出ているので全容はわからない。稜線上の登りとなり、刈り払いされた山道を辿る。緩く登り上げて、三角点標石のある大判山の頂上に着く。笹原に開けた平地で、ガッスガスがだいぶ晴れてきて目標地が確認出来た。 ベンチがあり、休憩適地。腰をおろし、水を飲んで一休みする。今のところ、そんなに疲れはなくて、快調だ。 大判山から短い急坂を下ったのち、登りに転じる。所々で樹林が切れて笹原が広がる。ゆっくりとひたすら登ると、捻くれた針葉樹の陰に「こだまエリア」の標識がある。良くこだまするのかな?ヤッホーって一声❗️さらに登ると、なかなかギザギザしていて、右斜面は切れ落ちている。いよいよ本格的な登りが始まるようだ。 針葉樹と笹原に覆われた稜線を登ると「テングナギ」の標識のある地点に着く。右斜面がテングナギのようだが、良く見えない。稜線の左側を絡んで急登すると「テングの頭」の標識のある地点に着く。右斜面は岩壁となって切れ落ちている。 テングの頭から僅かに下ったのち、恵那山の頂上稜線に向かって一直線状に急登する。標高差は約300m。石や木の根の段差をヨイショと登るのを繰り返していると、脹脛の筋肉に応えてくる。白いザレの道になると傾斜がさらに脹脛にくる。それを過ぎれば頂上稜線まではあと少しだ。 登り着いた頂上稜線で中津川側の恵那神社から登って来た前宮コースを合わせる。稜線は針葉樹林に覆われていたが、眺望の良い所が出て来た。一休みしたあと、恵那山の頂上に向かう。あとは幅広く平坦な頂上稜線を辿るのみなので、楽なはず。少し進んだ所に二の宮剣神社の小さな社があり、天目一筒命(後日調べると、あめのまひとつのかみ、製鉄・鍛冶の神らしい)を祀る。さらに天照大神(あまてらすおおかみ)、豊受姫大神(とようけひめのおおかみ)を祀る三の宮神明社を過ぎると、登山道の左脇に「恵那山最高点2191m」の標識がひっそりと立つ。 最高点からもう少し進むと四の宮熊野社があり、速玉男命(はやたまのおのみこと)を祀る。この社の裏手に大きな岩場があり、その下に恵那山山頂小屋がある。岩場の上は、少し霞、雲がかかっているが中央アルプス、南アルプス、御嶽山、乗鞍岳が見えて気持ちが上がる。生憎、冨士山は見えなかった。 小屋の前の広場にはベンチがあり、5組位のハイカーが休憩中。すぐ近くにはWCもある。 恵那山三角点まで行ってみて、ここで昼食休憩。 笹原と矮小な針葉樹に覆われたちょっと高山的な稜線を進むと、木花咲開姫(このはなさくやひめ)大神を祀る五の宮富士社、続いて、一言主大神を祀る六の宮葛城社があり、最後に伊邪那岐大神(いざなきのおおかみ)、伊邪那美大神(いざなみのおおかみ)を祀る恵那神社奥宮本社に着く(後日調べると、一の宮から六の宮まで、恵那神社の摂社神とのこと)。 神社のすぐ先の広場に恵那山の三角点標石や山名標識がある。展望櫓もあり、登ってみたが、針葉樹が伸びていて展望なし。ここから引き返し、往路を戻って下山にかかる。 頂上稜線を戻って、前宮分岐へ。 神坂峠に向かい、県境稜線を下る。テングナギを過ぎたあたりから、標高が下がったこともあり、大判山が見えてくる。最後に短い急坂を登って、大判山の頂上に着く。 大判山から稜線上を下って行くと、行く手に赤茶色の大きな崩壊壁が現れる。あれがウバナギだろう。ウバナギから右奥へ延びる稜線を目で追うと、笹原に覆われた千両山の頂上も見える。まだまだ遠く、先があるなあ。しかし、下りは速く、程なくウバナギを通過。トラバース道に入る。笹原の露も完全に乾いており、難なく鳥越峠に着く。 ここから千両山まで、最後の登りとなる。30分程かかって、千両山の頂上に到着。しかし、復路でここから恵那山の勇姿を拝めたのは本当に運が良かった。 あとはだらだらと下って、神坂峠に下り着く。駐車場の車はあと7台位。恵那山は歩き応えがあって大満足。また、日本百名山にしては(季節にも依るだろうが)ハイカーがそんなに多くなく、また、終始涼しくて、静かで快適な山歩きが楽しめた。 帰りはクアリゾート湯舟沢に日帰り入浴で立ち寄る(1000円)。山奥にありながら近代的な施設で、家族連れの宿泊客も多い模様。ぬるぬるした泉質が温泉らしくて良い。さっぱり汗を流したのち、中津川ICから宿泊地へ移動。 ※ログがバグってしまい残念😢 |
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