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Yamareco

記録ID: 8833864
全員に公開
沢登り
白山

白山 岩間噴泉塔の古道探索

2025年10月13日(月) [日帰り]
 - 拍手
浅瀬仇波 その他2人
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
13:29
距離
18.5km
登り
2,022m
下り
2,038m
歩くペース
速い
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
13:01
休憩
0:28
合計
13:29
距離 18.5km 登り 2,022m 下り 2,038m
4:50
8
スタート地点
4:58
5:03
52
5:55
6:02
8
6:10
33
6:43
6:47
600
16:47
16:58
16
17:14
40
17:54
17:55
13
18:17
2
18:19
ゴール地点
天候 雨のち晴れ
過去天気図(気象庁) 2025年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
古道はうっすら踏み跡?のようなものはあるが、当然ながら不明瞭。ロープは必携です。
その他周辺情報 中宮温泉で日帰り入浴です
昭和47年頃?の「大和高原地図−白山」です。
岩間の噴泉塔から中宮道に登山道が描かれています
2025年10月14日 23:16撮影
10/14 23:16
昭和47年頃?の「大和高原地図−白山」です。
岩間の噴泉塔から中宮道に登山道が描かれています
雨の中、出発します
2025年10月13日 04:45撮影 by  Canon IXY 620F, Canon
10/13 4:45
雨の中、出発します
雨足はそれほど強くないです
2025年10月13日 05:56撮影 by  Canon IXY 620F, Canon
10/13 5:56
雨足はそれほど強くないです
2025年10月13日 06:28撮影 by  Canon IXY 620F, Canon
10/13 6:28
いよいよ岩間の噴泉塔へ続く古道に入っていきます
2025年10月13日 07:24撮影 by  Canon IXY 620F, Canon
10/13 7:24
いよいよ岩間の噴泉塔へ続く古道に入っていきます
登山道の名残のような箇所も見えます
2025年10月13日 07:48撮影 by  Canon IXY 620F, Canon
10/13 7:48
登山道の名残のような箇所も見えます
傾斜が急になったので懸垂下降をします
2025年10月13日 08:31撮影 by  Canon IXY 620F, Canon
10/13 8:31
傾斜が急になったので懸垂下降をします
沢に降り立ちました
2025年10月13日 08:49撮影 by  Canon IXY 620F, Canon
10/13 8:49
沢に降り立ちました
沢靴を履きかえて下降していきます
2025年10月13日 09:32撮影 by  Canon IXY 620F, Canon
10/13 9:32
沢靴を履きかえて下降していきます
大滝にぶつかりました。上から覗きますが下が見えないです
2025年10月13日 09:51撮影 by  Canon IXY 620F, Canon
10/13 9:51
大滝にぶつかりました。上から覗きますが下が見えないです
枝尾根を上がっていきます
2025年10月13日 10:22撮影 by  Canon IXY 620F, Canon
10/13 10:22
枝尾根を上がっていきます
古道に復帰しました
2025年10月13日 10:48撮影 by  iPhone 14, Apple
10/13 10:48
古道に復帰しました
2025年10月13日 11:04撮影 by  Canon IXY 620F, Canon
10/13 11:04
かつては中ノ川に吊り橋がかかっていたようです。当然失われているので懸垂下降で河原に降り立ちます
2025年10月13日 13:53撮影 by  Canon IXY 620F, Canon
10/13 13:53
かつては中ノ川に吊り橋がかかっていたようです。当然失われているので懸垂下降で河原に降り立ちます
岩間の噴泉塔。河原にもうもうと湯気
2025年10月13日 13:53撮影 by  Canon IXY 620F, Canon
10/13 13:53
岩間の噴泉塔。河原にもうもうと湯気
奇景を堪能します
2025年10月13日 14:01撮影 by  iPhone 14, Apple
10/13 14:01
奇景を堪能します
2025年10月13日 14:05撮影 by  iPhone 14, Apple
10/13 14:05
多分、ここから吊り橋がかかっていたのだと思います。朽ちたワイヤーが残っていました
2025年10月13日 14:06撮影 by  iPhone 14, Apple
10/13 14:06
多分、ここから吊り橋がかかっていたのだと思います。朽ちたワイヤーが残っていました
硫黄成分が固まった「白い滝」です
2025年10月13日 14:23撮影 by  Canon IXY 620F, Canon
10/13 14:23
硫黄成分が固まった「白い滝」です
2025年10月13日 14:23撮影 by  Canon IXY 620F, Canon
10/13 14:23
中ノ川を下降します
2025年10月13日 14:47撮影 by  Canon IXY 620F, Canon
10/13 14:47
中ノ川を下降します
取水堰堤の工事中でした。一言挨拶をして、アプローチの階段を使わせてもらいます
2025年10月13日 14:59撮影 by  Canon IXY 620F, Canon
10/13 14:59
取水堰堤の工事中でした。一言挨拶をして、アプローチの階段を使わせてもらいます
階段は荒れています。下りで使うことはオススメできない
2025年10月13日 15:04撮影 by  Canon IXY 620F, Canon
10/13 15:04
階段は荒れています。下りで使うことはオススメできない
岩間林道を歩きます。荒れている箇所もあります
2025年10月13日 15:48撮影 by  Canon IXY 620F, Canon
10/13 15:48
岩間林道を歩きます。荒れている箇所もあります
大崩落地点を高巻きます。ロープが垂れていますが、金網が滑ります。チェーンスパイクがあるといいかも
2025年10月13日 16:20撮影 by  iPhone 14, Apple
10/13 16:20
大崩落地点を高巻きます。ロープが垂れていますが、金網が滑ります。チェーンスパイクがあるといいかも
大崩落地点です
2025年10月13日 16:38撮影 by  Canon IXY 620F, Canon
10/13 16:38
大崩落地点です
ようやく林道です
2025年10月13日 17:16撮影 by  Canon IXY 620F, Canon
10/13 17:16
ようやく林道です
導水管脇の階段を使って、中宮温泉に帰ります
2025年10月13日 17:26撮影 by  Canon IXY 620F, Canon
10/13 17:26
導水管脇の階段を使って、中宮温泉に帰ります

装備

共同装備
補助ロープ15m✕2本 ヘッドランプ GPS ハーネス ヘルメット 確保機 スリング 渓流シューズ

感想

昔、会の大先輩である川村さんからいただいた昭和47年頃の「山と高原地図-白山」には今は失われた登山道や山小屋が描かれている。
その一つに、「岩間噴泉塔~シナノキ小屋~霧晴峠~蛇谷~国見山」へと続く登山道が記載されていて、面白い!と思っていた所、I垣さんから、「岩間噴泉塔~シナノキ小屋の旧登山道に行きましょう」とお誘いをいただきました。面白そうです!
準備のため、昭和44年の国土地理院地形図も入手しました。

白山に向かう道中は雨…。お昼から上がる天気予報を信じよう。
4:50 中宮温泉の駐車場に車を駐め、小雨の中を出発。中宮道の急登を喘ぎながら登る。
しばらく登ると空は白みはじめ、ガスの中から景色も見え始める。紅葉にはまだしばらくかかりそう。
7:30 下降ポイントとなる、h=1172尾根のピーク(h=1410)に到着。ここから古登山道が続いていたらしい。
ハーネスとヘルメットを装着し、下降開始。
ブッシュの中にうっすら見える踏み跡?ケモノ道?という跡を探して進む。
8:20 尾根末端で沢に下り立つ。旧登山道は谷をわたりトラバース気味に尾根に上りあげている。
が、目の前の急斜面には登山道らしき痕跡は見つけられない。
「これは沢下降が正解でしょう」と沢靴に履き替えて沢を下降していく。
目指す分岐ポイントの手前で、地形図からは読み取れない大滝が現れる。
それならばと、枝尾根にとりつき、尾根上を目指して上る事にする。
急登をブッシュを掴みながら登っていく。ふ~、疲れます。
10:30 目指す尾根に到着すると、旧登山道跡に復帰。再度うっすら踏み跡を辿っていく。
地形図では広尾根としか読み取れない尾根は、実際には谷と尾根が複雑に分岐する地形。
いつの間にかケモノ道に入り込んだようで、このままでは崖に行き着いてしまう事に気づく。
「しかたないです。登り返しましょう」
と下降してきた尾根を登り返し。ひ~、疲れます~!
GPSと昭和44年の地形図とを見比べ、登山道の痕跡を探し、3人であーでもないこーでもない、と相談しながら進む。
急な下りを懸垂下降も交えながら下っていくと、かなり標高を落とした所でナタメや針金を見つけ、ようやく旧登山道である事を確信する。ホッ。
半分朽ちた鎖が残る旧登山道が谷をトラバースする箇所でロープを出し、最後は懸垂下降、

13:15 ようやく岩間噴泉塔の近くに降り立つ事ができた!
崖一面からシューと音を立てて吹き出す噴泉や、硫黄が固まった白い滝など、奇景を3人で堪能する。
帰路は、取水堰堤から林道へと上がる道がある筈、と見当をつけ中ノ川を下降する。
中ノ川には重機がドンと現れビックリ。取水堰堤の修復工事を行ってました。工事の方に一言お断りをして、取水堰堤脇のコンクリート階段に取り付き登っていく。
この階段もかなり傷んで荒れており下降には使いたくない、という代物。ちなみに工事現場の方が利用している形跡は無い、ヘリで送迎しているんでしょうかね?
15:50 岩間林道にようやく上がる。林道は荒れているが、人の通行の跡があります。
最後の林道崩落地は、ロープを頼りに崖をよじ登って、楽々新道の登山口に合流する。
あとは林道と、導水管脇の急階段を下り、真っ暗な中、中宮温泉に帰着(18:20)。

旧登山道(古道)という事は、人が歩きやすい所に道をつくっている筈、もしかしたら痕跡も残っているのでは?
という甘い目論見は見事に打ち砕かれ、古い「山と高原地図」ではコースタイム1時間30分と記載がある所を5時間45分かかって下降した事になる。
それでもかつては大勢(?)の人が行き交ったであろう旧登山道を歩く事ができ、満足なのです。



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