藪漕ぎ地獄 リベンジ東山

- GPS
- 12:18
- 距離
- 14.2km
- 登り
- 1,208m
- 下り
- 1,209m
コースタイム
- 山行
- 11:26
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 12:46
| 過去天気図(気象庁) | 2025年10月の天気図 |
|---|---|
| アクセス |
写真
感想
10月8日に撤退した東山にリベンジしてきました。
前回は雨と薮に悩まされ、ルートロス、道迷いなどで、時間切れ撤退しました。
夢に出るくらい悔しくて、登山口が11/4に閉鎖されてしまうので、今期のラストチャンスでアタックしてきました。
前回より1時間早く行動開始。
天気は午後から雨予報なので、降る前にアタックしたかったのです。
雨は嫌ですが、濃い薮では致命的になる可能性があります。
笹を掻き分ける→それを足で押さえつけて進むのですが、笹は非常に滑るのです。
坂やトラバースで踏みつけて進まなければならないシチュエーションも多いので、トラバース中に雨で滑って滑落の可能性が非常に大きくなるのです。
もちろんチェーンスパイクは履いています。しかし大量の笹はものすごく滑ります。
フルアイゼンも歯が大きすぎるので笹の上では機能しません。
革手にするかテムレスにするか悩みましたが、今回は防寒テムレスを装備しました。
朝の気温が下で4度。
スタート地点(中西山)が600m上で、そこからは稜線歩きになるので結構寒いんです。身体は藪漕ぎで暑いんですが、手先は結構冷たくなります。
さて中西山に到着。
ここでトレッキングポールをデポして進んでいきます。
本当はザックもデポしたいくらいです。
とにかく出っ張っているもの全てに薮が絡みつきます。
メガネも外して進みます。
あれ?思ったより進みが速いぞ?
これは道を覚えているので、ルートロスが減ったことに加え、笹の他につる性植物が行くてを遮って、それを力でぶち切りながら進むのですが、前回それをやっていたので今回はつるを切る必要がないのです。
これは非常にありがたい。
前回の撤退時も既につるは切れていたはずですが、前回はそんなこと全く気づかずに戻っていました。
今回はつるが切れているのが本当に助かります。
実は前回は撤退ではなくルート工作だったのです。
これから行く人は楽でいいなあ。
前回ガスガスで周りはほとんど見えなかったのですが、今回は良く見えます。
北アの雪化粧も見えます。
もちろん目指す東山も良く見えます。
やる気が出ます。
さあ前回の撤退地点に来ました。
前回は巻こうと思っていたんですが、薮が濃すぎてルートを外すことができません。
仕方ないので強引にトラバースに寝ている笹を持ち上げ、反発や笹を踏みつけて滑らないように慎重に進みます。
マジで一歩進むのに数分かかるところもあります。
ラップを取ってみたのですが、濃いところは100m進むのに20〜25分くらいかかっています。
直径1cnほどの笹でも数本十数本となるとウエイトリフティングと同じです。
めちゃくちゃ疲れます。
反動で顔にもビシビシ跳ね返ります。
燃えるぜ!
今日はまだ時間の余裕があるのでじっくりと攻めます。
30分ほどもがいて、ようやく撤退ポイントを通過。
その後も濃い薮が続きました。
途中心が折れそうになりましたが、なんとか登頂に成功しました!
久々に大きな達成感を得られました。
登頂の瞬間、思わず「よっしゃー!」と叫んでしまいました。
想像通り、山頂は薮に覆われていましたが、三角点がありました。
無雪期の三角点を見た人は実は非常に少ないのではないでしょうか。
事実、前回つるを切りながらの前進は、少なくとも今季は誰もこのルートを進んだ人はいないと言うことです。
残雪期には多くの人が来ると思いますが、今回無雪期に登頂できたことは大きな自信になりました。
帰りもやっぱり藪漕ぎ地獄なわけで、疲れました。
前日に献血して、その影響もあるのか、クタクタでの下山となりました。
下の林道に着いたタイミングで雨が降り出しました。
なんとか天気も持ってくれてありがたかったです。
途中堂津岳の方も見てみたのですが、こっちも辛そうな藪漕ぎが待っていそうです(こっちは残雪期に行く予定)。
翌日にこのレポートを書いているんですが、腰の痛みと全身筋肉痛です。
今回も12時間近くの山行でした。
まあ楽しかったからいいや。
自己満足ですいませんのレポートでした。
長々お付き合いいただきありがとうございました。
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かわうそ















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