讃岐竜王山、阿波竜王山【高松市:香川県、美馬市、徳島県】

- GPS
- 03:30
- 距離
- 9.1km
- 登り
- 822m
- 下り
- 822m
コースタイム
- 山行
- 3:22
- 休憩
- 0:08
- 合計
- 3:30
相栗峠駐車場 918 ― 相栗峠 922 ― 林道出合 930 ― 美女山道巻き道分岐(東) 935 ― 美女山 945 ―美女山道巻き道分岐(西) 949 ― 鷹山 1006 ― 鷹山公園 1008 ― 見晴らし箇所 1022 ― 讃岐竜王 1038/1039 ― 讃岐竜王下のキャンプ場分岐 1042 ― 戸石・川奥、笠形山分岐 1048 ― 阿波竜王山山頂 1054/1102 ― 戸石・川奥、笠形山分岐 1106 ― 九合目 1116 ― 林道に接する頑迷ポイント 1122 ― ネット(上部) 1128 ― ネット(下部) 1141 ― 二合目 1145 ― 山道から藪へ 1147 ― 藪から林道へ 1153 ― 集落の細道へ 1203 ― 県道7号 1221/1225 ― 旧相栗峠登り口 1239 ― 相栗峠駐車場 1248
●行動時間 03:30
| 天候 | 晴れ、曇り |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
10/31 (広島の家=笹ヶ峰:寒風山トンネル登山口=新居浜泊) 11/01 (泊地=相栗峠駐車場) 駐車場―鷹山、讃岐竜王山、阿波竜王本―竜王キャンプ場―駐車場 (相栗峠駐車場=高松市泊地) 11/02 (高松市泊地=見頃登山口駐車場) 駐車場―三嶺―駐車場 (見頃登山口駐車場=広島の家) ●登山口へのアクセス ○相栗峠駐車場 ・徳島県・香川県県道7号にて相栗峠へ。峠の手前香川県側に駐車場がある ・クルマは10数台は駐車できそう。無料 ・香川県側、峠へ向かう手前の奥ノ湯にも駐車場がある (2025.11現在) |
| コース状況/ 危険箇所等 |
○相栗峠〜美女山〜鷹山〜讃岐竜王山 ・峠から鷹山に向けては稜線上の木段道を登っていく。頂稜の割には急登が多い。美女山経由のルートは「阿讃縦走路」と呼ばれており、その名札や「登山道」標示が見られる ・鷹山には山名標がなかった。鷹山の先、林道と交わる地点には鷹山公園がある。鷹山から讃岐竜王山にかけての稜線途中には展望箇所があり、瀬戸内海まで見通すことができる ・道筋は明瞭、木段等の整備も良好 ○讃岐竜王山〜阿波竜王山 ・距離は約700m、両山の標高も同程度だが、上り下り量はまぁまぁある。讃岐からは長い木段の下りを二度、その分の登り返しを経て阿波に至る ・途中には複数回の分岐があり、南側に沿う林道に至るもの、笠形山への山道などがある。笠形山ルート分岐には標示があるが、林道への道には特に標示がない ○讃岐竜王山下分岐〜竜王キャンプ場〜奥ノ湯手前 ・途中にある林道と接する地点が頑迷。林道には出ることなく屈曲する。下りで言えば、尾根筋を下降してきて、林道手前で左へと折れる。左に2本道筋があるが、木段で下降する側へと進む ・ネットで仕切られた笹原区間はススキが深くて道筋を見失いやすい ・笹原区間の上部は急登が続くが、下部は緩やかな道筋 (いずれの記述も2025.11現在) |
| その他周辺情報 | ●買う、食べる ・香川県側、徳島県側いずれも麓に行けば、コンビニや飲食店が沿道にもある ●日帰り温泉 〇香川県側 ・県道7号を下り国道193号合流地点で右折すると塩江温泉。いくつかの施設で日帰り入浴ができる ・国道438号に出ると県境近くに「エピアみかど」がある。ここも日帰り入浴できるようだ ○徳島県側 ・隣の三好市には日帰り温泉の「紅葉温泉」がある (いずれの記述も2025.11現在) |
写真
感想
昨日からの四国シリーズ第二弾として阿波竜王山へ向かった。第二弾とはしたが、昨日の第一弾は中止した。愛媛県西条市の笹ヶ峰へと向かう予定だったが、荒天のため中止したのだ。会社の山の会が属する全国大会だっただけに登れなかったことは残念だが、土日の天気予報のこともあって無理することはないという判断だった。
それでも今日も高山では風が強い上に晴れ間は限られそうだったので、もともと予定した三嶺ではなく、阿波竜王山を目指すこととした。
新居浜の宿からクルマで相栗峠へと移動。美馬から北上して到着したが、峠まででも四国の山の険しさを十分に味わうことができた。峠の駐車場にはちょうど直前に到着した軽四が一台。外国人男性1人が降りてきてやまへと出発していく。キャンプ場経由で向かうようで、県道を下降していった。
こちらは天候のことも考え、まずは阿讃縦走路を阿波竜王山まで駆け抜け、帰りにキャンプ場経由で戻ろうと考えた。
相栗峠からは擁壁に設けられた細い階段で上へ。そこからは山道となり、木段混じりに登っていく。
小さなピークからやや下降すると、峠からの林道が脇に寄り沿う。この道はずっと頂稜付近を走っているようで、このあとも何度も見かけることになる。名前に惹かれて美女山山頂も踏んでみるが、山頂には小さな山名標があるばかりで、眺望も利かない。
一旦下って頂稜のハイキング道に合流、さらに進む。鷹山に到着するが、ここはルートの途中のピークのようにしか見えない場所で、山名標すら見当たらない。山頂から少々下るとまたもや林道が現れ、交わるあたりは公園になっている。鷹山公園とのことだが、紅葉の頃であれば隠れた楽園になりそうだ。
再び山道を登っていくと、眺望のある小ピークに到着。北側が新たな植林帯となっており、それもあってここからは瀬戸内海に至るまでが見渡せる。瀬戸内海には豊島や小豆島が見えているようだが、ガスもあって同定しきれない。香川県徳島県の県境から海が見えるというのもすごいことだ。
風が強くなってきておりウインドブレーカーを着込み出発。緩やかな昇降ののち、讃岐竜王山に到着。ここも山頂感は薄く、縦走路途中の高みにしか見えない。休むことなく先へと向かう。讃岐竜王山からは長い木段で下降する。降りきると、キャンプ場から登ってくる道と合流する。そこからはいったんは小さく登り返すがまたも長い木段での下降。二回で降りた分を登り返すと阿波竜王山の山頂。山頂にはコンクリート製の展望台があり、瀬戸内海側が見える。別名「讃岐富士」と呼ばれる飯野山やその東側にある城山などが見える。
今日はトレランの大会があるようで、一人また一人と通過していく。その合間を見てこちらも帰途へ。また途中で追いつかれて三人に抜かれたが、最後の一人からは元気のいい声で「ありがとうございます!」と言われた。過ぎた背中を目で追うと「大会スタッフ」のゼッケンが目に入った。
笠形山方面へと向かうランナーと別れ、さらには先ほど来た道とも分かれてキャンプ場方面へと下降する。急な下りののちに林道に出る。林道を進もうかと思ったが、GPS地図のルートとは向きが違うようだ。先ほどの接点に戻ってみると、下降してきた道と林道との間に別の下降ルートがあることが分かった。それへと進み直す。人工的、計画的に造られたようなジグザグ道を降りきると、別の山情報で見たはしご段で林道へ出る。
その林道を横切り進んで行くと、動物除けのネットにぶつかる。先ほど見たのと同様のまだ若い植林帯を突っ切っていくようで、よく育ったススキの中を歩いて行く。その途中で対向者と出くわしちょっとびっくり。見れば駐車場にいた外国人男性だ。彼も閉口しながら歩いてきたようで、苦笑い気味にすれ違う。その後も背丈を超えるススキに、時折道を見失いそうになる。どうにか切り抜け、出口側のネットを開けてどうにか歩きやすい道へと復する。
その後は比較的緩やかに下っていく。まもなくキャンプ場というところで、道筋が別れて藪に向かっているに気がつく。登山ルートはここでオメガループを描いており、この藪への踏み跡は短絡路になっているのかもしれない。その希望的な観測で藪へと進入。怪しげな踏み跡をたどり、下部の舗装路に顔を出す。キャンプ場を省略したことになったが、藪道だけあって、時間的に得になったとは思えないほどだった。
そこからは舗装路を行く。人家も現れるようになり、道角には登山道を示す手製の標示も置かれるようになる。迂回する舗装路を交わすように短絡路が設定されており、集落内の裏道のような細道を何度か繋ぎ、県道7号へと到着した。
ここまで殆ど休憩なしでもあったので、ここでようやく水分補給し一息つく。ここからは県道7号を歩く。徳島県側はセンターラインもない窮屈なつづら折りだが、峠道だけあって、時折クルマがやってくる。舗装路を1kmほど歩いたところで、「旧相栗峠登り口」と書かれた山道が分かれており、そちらへと進む。ここでも短絡路を3本繋いで峠へと到着した。
クルマで高松へと向かう途中に突然の雨。一時的には大粒になる。どうにかびしょ濡れにはならずに降りることができてホッとした。
実は天気予報は複数あって午前が雨か昼頃からの雨から微妙な線だった。手前勝手に午後と予想して出発した訳だが、正解だったようだ。
気象を気にすることが多い仕事をしてきただけに、ちょっとは感が冴えたというところか。
大したことではないのだが、ちょっぴり嬉しくなった。
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