母公堂〜山上ヶ岳〜稲村ヶ岳〜母公堂

- GPS
- 07:11
- 距離
- 17.5km
- 登り
- 1,390m
- 下り
- 1,389m
コースタイム
- 山行
- 5:18
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 5:52
| 過去天気図(気象庁) | 2025年11月の天気図 |
|---|---|
| アクセス |
母公堂 駐車場 一日;1,000円 一泊二日;1,500円 不在だったので不在時支払い箱へ |
| コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所というほどではないが、 1)法力峠から山上辻へ向かって、山上辻手前15分間ぐらいは要注意。 片側が崖になっている。 過去には死亡事故もあったそうです。 2)レンゲ辻以西15分ほど ここも一部で山道脇がほぼ崖 |
| その他周辺情報 | 洞川温泉ビジターセンター |
写真
感想
1985年夏、奈良県奥地の山上ヶ岳に出向きました。
その後、ここは修験道発祥の地として世界遺産に指定されました。
今なお山域の一部は女人禁制となっています。
今回は40年ぶりに往時とほぼ同じコースを巡りました。
日帰りも可能なのですが、同じ山宿に泊まりました。
25歳の自分の背中を追いかけて。
稲村小屋は40年前に泊まった小屋です。
昔のまま残っていました。
私はこの時が初めての山小屋でした。
12時前に早々着いたので、
小屋主さんとお話しすることが出来ました。
話し好きなお人でこの山小屋の歴史、
修験道の由来や現状などを説明してくれた。
当時の小屋主は父上だったとのこと。
現小家主は教員をしながら、小屋を手伝っていた。
定年後は現ご主人が切り盛りしている。
当時、先代さんが灯油バーナーで肉鍋を用意してくれ、
とても美味かったことなどを話しました。
40年前、私達は法力峠辺りで激しい雷雨に遭いました。
深山にもかかわらず、道脇には電話線が通っていました。
雷雨によってその線が青白く空中放電していました。
放電がこちらに向かえば・・・生きた心地がしませんでした。
若造は対処方法も知りません。
ただただ無我夢中で歩くだけ。
幸運にも無事に小屋に逃げ込むことが出来ました。
長いこと山歩きをしているが、この時が一番恐ろしかった。
この話を現ご主人にしました。
先代ご主人は兵隊時代に通信兵だったとのこと。
電話線を引く技術を持っていたのです。
山小屋と麓自宅との連絡用に自分で電話線を引いた。
ざっと測っても7-8kmもあります。
個人なので大事業です。
普通なら電話線のことなど忘れてしまうのですが、
恐怖の記憶として今も強烈に覚えています。
因みに今は電話線でなく、無線でやりとりしています。
電話線の一部は今も枯葉にまみれて残っていました。
往時の記憶が蘇りました。
40年前の疑問が解決しました。
これで25歳の自分に報告が出来ます。
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kahei1811











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