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Yamareco

記録ID: 8997128
全員に公開
沢登り
中国山地西部

天狗嶽山 奥畑川左支渓 釜ヶ原川〜宮の垣内川 裏山ゴルジュ

2025年11月26日(水) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
05:02
距離
4.2km
登り
452m
下り
451m
歩くペース
ゆっくり
1.81.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:38
休憩
0:25
合計
5:03
距離 4.2km 登り 452m 下り 451m
9:34
23
伴西の和楽荘上
9:57
10:02
53
林道天狗滝線終点
10:55
11:00
57
釜ヶ谷川二俣
11:57
12:02
15
天狗嶽
12:17
12:22
110
宮の垣内川源頭
14:12
14:17
20
堰堤
14:37
伴西の和楽荘上
天候 はれ
過去天気図(気象庁) 2025年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
県道71号線、伴(とも)西の和楽荘の上のカーブの広い路肩に駐車。県道を少しのぼり、釜ヶ原川沿いの林道に入って、突き当りで入渓。
コース状況/
危険箇所等
大谷山(横滝山)〜天狗嶽山の間の尾根道は明瞭。
その他周辺情報 西風新都に店多数。
釜ヶ原川に沿った林道天狗滝線に入るが、出だしは竹がかぶさって進めず、竹藪を歩く。
2025年11月26日 09:46撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
1
11/26 9:46
釜ヶ原川に沿った林道天狗滝線に入るが、出だしは竹がかぶさって進めず、竹藪を歩く。
林道終点の入渓点の渓相は、植林帯の貧相な流れで、期待薄だったが、
2025年11月26日 09:57撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
1
11/26 9:57
林道終点の入渓点の渓相は、植林帯の貧相な流れで、期待薄だったが、
4×10mトイ状斜滝は水流を直登。岩盤が張ってきた。
2025年11月26日 10:07撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
2
11/26 10:07
4×10mトイ状斜滝は水流を直登。岩盤が張ってきた。
2×8mのナメ滝。すぐ上の3m滝は左岸巻き。
2025年11月26日 10:14撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
2
11/26 10:14
2×8mのナメ滝。すぐ上の3m滝は左岸巻き。
長いナメ滝の上の階段状幅広3m滝は水流左から登る。滝の右岸には9mの懸崖が立つ。滝の左岸にも岩盤が続く。
2025年11月26日 10:27撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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11/26 10:27
長いナメ滝の上の階段状幅広3m滝は水流左から登る。滝の右岸には9mの懸崖が立つ。滝の左岸にも岩盤が続く。
ナメの右岸に懸崖が続き、突き当りで谷が左に曲がると、
2025年11月26日 10:34撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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11/26 10:34
ナメの右岸に懸崖が続き、突き当りで谷が左に曲がると、
下段の丸い滝が特徴的な、2段10mの滝が現れた。
2025年11月26日 10:37撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
2
11/26 10:37
下段の丸い滝が特徴的な、2段10mの滝が現れた。
下段の滝を右際から登り、上段3mは右から巻いた。
2025年11月26日 10:40撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
2
11/26 10:40
下段の滝を右際から登り、上段3mは右から巻いた。
二俣となり、右俣はガレたルンゼ状、左俣は藪となったので、中間の尾根の植林作業道の薄い踏み跡を辿った。
2025年11月26日 10:55撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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11/26 10:55
二俣となり、右俣はガレたルンゼ状、左俣は藪となったので、中間の尾根の植林作業道の薄い踏み跡を辿った。
傾斜が強くなり、藪岩登りとなった。
2025年11月26日 11:34撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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11/26 11:34
傾斜が強くなり、藪岩登りとなった。
途中の岩峰より、南西方向を望む。大利蔵山か。この岩峰群が天狗タキかもしれない。
2025年11月26日 11:43撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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11/26 11:43
途中の岩峰より、南西方向を望む。大利蔵山か。この岩峰群が天狗タキかもしれない。
天狗嶽山頂には、それらしきランドマークはない。縦走路を東にたどり、広い尾根に少し迷ったが、宮の垣内川の源頭に降りる。
2025年11月26日 11:57撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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11/26 11:57
天狗嶽山頂には、それらしきランドマークはない。縦走路を東にたどり、広い尾根に少し迷ったが、宮の垣内川の源頭に降りる。
岩のゴツゴツした急な植林帯のガレ谷を降りていく。
2025年11月26日 12:39撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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11/26 12:39
岩のゴツゴツした急な植林帯のガレ谷を降りていく。
右岸に大岩のある3mの小滝。
2025年11月26日 12:59撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
11/26 12:59
右岸に大岩のある3mの小滝。
6m斜滝。岩盤が現れてきた。
2025年11月26日 13:04撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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11/26 13:04
6m斜滝。岩盤が現れてきた。
2m小滝の下は、V字のゴルジュだ。
2025年11月26日 13:08撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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11/26 13:08
2m小滝の下は、V字のゴルジュだ。
チョックストーンと倒木の詰まった4m。その右岸枝谷には、10m滝がかかっていた。
2025年11月26日 13:15撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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11/26 13:15
チョックストーンと倒木の詰まった4m。その右岸枝谷には、10m滝がかかっていた。
3mの下には5m段滝。
2025年11月26日 13:20撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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11/26 13:20
3mの下には5m段滝。
チョックストーン4mから、さらに谷幅が狭まってきた。
2025年11月26日 13:24撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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11/26 13:24
チョックストーン4mから、さらに谷幅が狭まってきた。
幅1mほどの苔むした狭いゴルジュに3m滝。裏山ゴルジュの始まりだ。
2025年11月26日 13:29撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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11/26 13:29
幅1mほどの苔むした狭いゴルジュに3m滝。裏山ゴルジュの始まりだ。
3mトイ状はクライムダウンできた。
2025年11月26日 13:33撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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11/26 13:33
3mトイ状はクライムダウンできた。
低山のゴルジュとはいえ、もし巻くとなったら大仕事だが、幸いにもクライムダウンができる。
2025年11月26日 13:35撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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11/26 13:35
低山のゴルジュとはいえ、もし巻くとなったら大仕事だが、幸いにもクライムダウンができる。
ゴルジュ内のトイ状3m。
2025年11月26日 13:39撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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11/26 13:39
ゴルジュ内のトイ状3m。
一旦開けて、2m滝の右岸には懸崖が立つ。
2025年11月26日 13:42撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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11/26 13:42
一旦開けて、2m滝の右岸には懸崖が立つ。
再びゴルジュとなり、チョックストーン7mはクライムダウンした。
2025年11月26日 13:50撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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11/26 13:50
再びゴルジュとなり、チョックストーン7mはクライムダウンした。
ゴルジュは続くよ。
2025年11月26日 13:55撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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11/26 13:55
ゴルジュは続くよ。
このチョックストーンの2m滝でゴルジュは終わり、
2025年11月26日 13:59撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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11/26 13:59
このチョックストーンの2m滝でゴルジュは終わり、
谷は開けて、ところどころに大岩の見える明るい円形広場となった。
2025年11月26日 14:07撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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11/26 14:07
谷は開けて、ところどころに大岩の見える明るい円形広場となった。
河原を下ると、すぐに堰堤が現れて、右岸の植林帯の踏み跡を降りる。
2025年11月26日 14:12撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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11/26 14:12
河原を下ると、すぐに堰堤が現れて、右岸の植林帯の踏み跡を降りる。
谷の出口にはこんな大岩が重なっていた。踏み跡を辿ると、新しく造成された工場団地の上の道に出て、奥畑の集落の間を下って駐車地に戻った。
2025年11月26日 14:23撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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11/26 14:23
谷の出口にはこんな大岩が重なっていた。踏み跡を辿ると、新しく造成された工場団地の上の道に出て、奥畑の集落の間を下って駐車地に戻った。

装備

個人装備
ズボン 靴下 雨具 日よけ帽子 着替え ザック 昼ご飯 行動食 飲料 コンパス 筆記用具 ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 タオル ナイフ ロープ ヘルメット カラビナ スリング エイト環 ハーネス 渓流シューズ 防虫スプレー 防虫ネット

感想

安川支流の奥畑川の左岸尾根には、西から大利蔵山647m、桜ヶ峠を経て天狗嶽610m、大谷山(別名横滝山)637m、岳(嶽)山521mのピークが連なる。ここで、滝や嶽は広島地方で岩場や懸崖をいう「タキ」であり、岩場の多い山を意味している。横滝山の猿滝川は以前に遡行したことがあるが、天狗嶽からも、いくつかの谷が奥畑川に流下している。長らく、その名前が不明であったが、全国Q地図の広島市の1/2500詳細地図で、東から順に、宮の垣内(がいち?)川、釜ヶ原川、東天狗滝川、天狗滝川であることがわかった。奥畑の集落の裏山の小渓流にすぎないのだが、不思議なことに、名前がわかると興味がわいてくるもので、今回、釜ヶ原川を遡行して、宮の垣内川を下降してみた。地形図では、釜ヶ原川は中流部に等高線の詰まった屈曲部があり、一方、宮の垣内川では中・下流部で、谷幅が狭くなっているが、さていかに?釜ヶ原川は出合いから植林帯の荒れた小谷で、期待薄だったが、中流部は岩盤がはってナメや、屈曲部には大滝もあり、詰めでは「天狗タキ」の由来と思われる岩峰の藪岩登りが面白かった。下降した宮の垣内川は源頭部は、急な植林帯の中の岩がちのガレ谷だったが、中流部では、V字ゴルジュに続いて、スケールは小さいものの、幅1mほどの狭く苔むしたゴルジュが長く続いた。中には、2〜7mの滝が幾つかあったが、側壁は急でぬめり、高巻きは困難であろう思われた。幸い、すべてクライムダウンできたが、まさに、裏山ゴルジュとでもいうべき、異色の風景だった。裏山あなどるなかれ。

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コメント

初めまして。いつも興味深く拝見しています。
 実は、写真の「天狗嶽」の山名標識は、数年前、以前からあった標識の文字(設置団体の名称も記載されていたと思います)がだんだん読めなくなってきていたので、私が新たに設置したものです。
 その時は、確認できる資料がみあたらず「この山は、本当に天狗嶽なのだろうか?」と不信感をいだきつつ設置しました。
 今回の記事を拝見し、まんざらでもないような気がし、少し安心しました。
ありがとうございました。
2025/12/2 16:51
ムギマキさん、コメントありがとうございます。驚きました。先達者ですね。林道が、天狗滝線ですので、だいたい合ってそうです。昔は、ピークでなく、山全体を指すことも多いですし、嶽なのか滝なのかは、分かりませんが。
2025/12/2 17:30
プロフィール画像
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