奥久慈男体山

- GPS
- 05:42
- 距離
- 12.7km
- 登り
- 858m
- 下り
- 861m
コースタイム
- 山行
- 5:08
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 5:42
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
大遠地駐車場が満車な場合、滝倉トンネルおよび男体山トンネル周辺にそれぞれ3台くらい、古分屋敷駐車場に数台、そしてやや歩きますが弘法堂駐車場に数台駐車することができます。 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
10日ほど前に健脚コースで滑落事故(1名死亡、1名負傷)が発生しました。難度は高くありませんが危険度の高い山です。侮れません。 https://news.yahoo.co.jp/articles/8599558ba9ae2ede4d0f5c98bbb21cb653de5d3e 大円地山荘脇の木道は崩落が進んでいます。踏み抜きや転倒に気をつけます。 一般コースの頂上稜線は南側は断崖、北側も急斜面です。道幅が狭いのですれ違い時にはお互いに接触しないように注意します。草や潅木が生えていて怖さを感じないところが油断を招いています。 気温は山頂が11時に7度、大円地越は10時30分に8度でした。やや暖かめかもしれません。 これからさらに気温が下がると登山道が凍結したり、日中は登山道の氷が解けてぬかるみになったりと、滑りやすくなります。 |
写真
装備
| 備考 | ヘッドライト、スマホGPS、ゴム引き軍手(商品名「タフレッド」)、雨具、フリース、タオル、ウールキャップ、マスク、水、行動食) |
|---|
感想
去年来るタイミングを間違えて見損なった奥久慈男体山の紅葉を眺めに出かけた。イロハモミジの赤さは期待通りだったが、他の落葉樹がほとんど散り終わっていたところがやや寂しかった。
ーー以下自分のためのメモーー
先々週、西金ー下野宮ハイキングをやったら見事に筋肉痛や関節痛の攻撃を受け、ほぼ一週間、日課にしているジョギングも休んで完全休養に当てた。さらに先週は咳や鼻水がひどく、若いときなら「走って治す」所だったが、10年ほど前にそれでひどい目にあってからは元気が出るまではじっとしていることを心がけるようにした。
さてこの週末体を動かすかどうか。体を動かすとして山に行くのかジョギングにするのか迷ったが、男体山の紅葉を見たいから、歩き出して体調がいまひとつだったら戻ってくれば良いと思った。それでも最近は体調が万全で男体山周回で翌日筋肉痛だから心配はしたのだが。
紅葉狩りが目的だから、それに合わせて計画した。まずスタート時刻は遅めに。主目的地である健脚コースの基部に良い感じで日が差すお昼過ぎにそこへ到着したいから、早起きしても出発はややゆっくりと。そして紅葉狩りを最後にもってきたいから、登りは一般コース、下りが健脚コースだ。
ハイシーズンに健脚コースを下ると登山者とのすれ違いがあって危険なのだが、登山者があらかた登り終わってしまうお昼過ぎに健脚コースを下ることも計算しての出発時刻だった。
すれ違いも危険だが、そもそも自分がスムーズに降りられるのだろうか?健脚コースの下りはこのところご無沙汰だ。自信がないのが半分、時間がかかるから、トータルの山行時間を節約したいときには避けるという理由が半分だった。
実際下ってみると、序盤は動きがぎこちなかった。ホールドに立ちこもうとしたり。ここは斜度が低い代わりに、ホールドはすっぽ抜け、欠けが多発するから、靴底全体をぺたんと置いて立つべきなのだがなかなかそれをやる勇気が湧かない「何時の靴底を信じよ」と独り言をつぶやきながら練習した。快晴で前日の雨などもなく滑る箇所がなかったのだからはベストコンディションだったと思う。むしろ登山靴によって磨かれてきたスラブが前よりも滑りやすくなっただろうか。
それでも下降を続けるにつれて、動きがやわらかくなる様子が感じられたことは嬉しかった。
そして鎖場の終わりは紅葉狩りの始まりを意味する。真っ赤な谷が視界に入ってくると胸が高鳴る。足もとに気をつけつつ、少し下降しては紅葉の様子を眺めるために停止するということを繰り返し、割れヘルメットの谷(筆者勝手に命名。かつて標識に割れたヘルメットがかけられていたことにちなむ)まで降りきった。
筆者のお楽しみは紅葉の谷でリンゴをかじること。下降中の景色を思い出しつつ登り返し、登山道から1mほど外れた斜面の、高木の根元に腰を下ろした。寝そべれば真っ赤な赤い天蓋が広がっていて、なにやら贅沢。りんご、一口ようかん、うちで入れてきた水出し緑茶(茶葉は奥久慈産。行きつけの石井製茶上小川工場)という質素な食事だったのだが。
心配していた体調はほぼ問題なくて安心した。汗冷えを避けるために半そでで歩いたがそれでも良い汗をかくことができた(無論休憩時には着込んだ)。今回は山行することによって体調を回復した格好になった。紅葉にも元気をもらえたようだ。
基部の樹林帯を抜ける直前にもう一度イロハモミジに見送られ、茶畑の横に飛び出すと、ブナの木ルンゼの前衛峰(筆者勝手に命名)、櫛が峰の巨人の三兄弟に迎えられるが、まずは今日の無事を感謝して男体山に手を合わせた。
ただし、最後の最後の木道は崩落しかかっているから油断は大敵だ。
午後の林道歩きのお楽しみは奥久慈岩稜の見物だ。こちらも午後から夕方にかけての光線で見るのが陰影がくっきりついて格好良い。日没前の奥久慈岩稜なども良いが、今日は久しぶりに体を動かしたということもあり、ほどほどで帰路に付くことにした。
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