[山行計画書] 紅葉の涸沢を上高地から周回 前穂→奥穂→穂高岳山荘泊→涸沢岳→ザイテン
(山行種別:ハイキング, エリア:槍・穂高・乗鞍)
2022年07月08日 〜 2022年07月11日

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集合場所・時間【自家用車】
東京都日野市→八王子IC→中央道→岡谷JCT→長野道→松本IC→国道158号線→沢渡市営第三駐車場(かすみ沢駐車場) 

【マイカー規制】
上高地へは年間を通してマイカーでは入れません。自家用車(自動二輪を含む)は、釜トンネルから上高地までは通行禁止のため、沢渡駐車場(松本市方面から)又は平湯駐車場(高山市方面から)からシャトルバスまたはタクシーなどを利用します。

【沢渡地区の駐車場について】
 沢渡(さわんど)地区には、多数の駐車場が存在しています。各駐車場の近辺にシャトルバスのBSがありますが、始発のBSである沢渡バスターミナルに最も近い市営第三駐車場を利用するのが便利と思います。
 どの駐車場も駐車料金は、普通車が1日600円です。
http://www.kamikochi.or.jp/access/transfer/

【シャトルバスについて】
 始発バスの時刻は曜日等により異なりますので、アルピコ交通のサイトで確認したいです。
 運賃は、沢渡バスターミナル〜上高地バスターミナルで、大人片道1250円。往復チケットを購入すると2050円。チケット売場で購入します。
 私は往路に、沢渡バスターミナル4時40分発の始発に乗車しましたが、乗客が多く2台目に乗ることになりました。4時20分頃にチケット売場に行くと、購入客で長蛇の列ができていました。
 復路は、上高地バスターミナルに着いてすぐ、バスに乗車することができましたが、こちらには増便が無く、ぎりぎり乗り損ねた皆さんは30分後まで待つよう係員に案内されていました。
https://www.alpico.co.jp/access/kamikochi/sawando/
行動予定
(自由記述)
■1日目
上高地バスターミナル 00:00 - 無料トイレ - 河童橋 - 日本山岳会上高地山岳研究所 - 岳沢湿原・岳沢登山口 - 7番標識 - 岳沢小屋 - 紀美子平 - 前穂高岳 - 紀美子平 - 南稜の頭 - 穂高岳 - 穂高岳山荘 - 涸沢岳 - 穂高岳山荘 - ザイテングラート - パノラマ分岐 - 涸沢小屋 - Sガレ - 本谷橋
■2日目
本谷橋 00:00 - 横尾岩小屋跡 - 横尾 (横尾山荘) - 新村橋(パノラマ分岐) - 徳澤園 - 徳本口(徳本峠分岐) - 明神館 - 河童橋 - 無料トイレ - 無料トイレ - 上高地バスターミナル - ゴール地点
1日目
上高地バスターミナル5:30→7:35岳沢小屋7:45→紀美子平10:00→10:35前穂高岳10:45→紀美子平11:20→吊尾根→12:55奥穂高岳13:15→穂高岳山荘13:45 【歩行時間:7時間45分】

2日目
穂高岳山荘6:15→涸沢岳6:40→穂高岳山荘7:00→ザイテングラード取付き7:55→8:30涸沢小屋8:35→Sガレ9:15→本谷橋9:45→横尾山荘10:40→徳澤園11:35→明神館12:15→上高地バスターミナル13:00 【歩行時間:6時間40分】
注意箇所・注意点今回のルートは、定番ともいえる上高地起点の周回です。
1日目 上高地→岳沢→前穂高岳→吊尾根→奥穂高岳→穂高岳山荘(小屋泊)
2日目 穂高岳山荘→涸沢岳→ザイテングラード→涸沢→上高地

人気のルートで多数のレコがあがっていますので、比較的簡単に記入します。
【上高地→岳沢→前穂高岳】
 上高地バスターミナルからは舗装路を歩き、河童橋を渡って右手に梓川を見ながら遊歩道(自然探勝路)を進みます。木道を経て湿地帯に入ると、分岐(標識あり)があるので岳沢へと向かいます。登山口には大きな標識が設置されています。
 樹林帯の中を緩やかに登り、天然クーラーを過ぎると間もなくガレ場(展望台)に出ます。ここまではまだ急登の箇所はなく、上高地方面の景色も近く感じます。一方、ここからは西穂からの稜線が時折見えるようになり、気持ちが上がる場所でもあります。
 ガレ場に沿って樹林の中を徐々に高度を上げ、胸突八丁(と言っても、それほどの急登ではありません)を過ぎると岳沢小屋が見えてきます。
 重太郎新道に入ると勾配が増し、草地の九十九折を経て足元は露岩に替わります。グングンと高度を上げ、カモシカ立場あたりからは一層、西穂稜線が近づきます。雷鳥広場手前からはハイマツ帯となり、鎖場を過ぎるとそこは紀美子平。休憩にはうってつけですし、ここからは前穂高岳への登山道が分岐しており、荷物をデポして山頂に向かいます。
 前穂への往復は急斜面の岩場。難易度が高いという感じはありませんが、間もなく10月になり、早朝などは岩の表面が凍り始める時期でもありますので、慎重に進みたいです。

【前穂高岳→吊尾根→奥穂高岳→穂高岳山荘】
 吊尾根は、最低コル(鞍部)から先の僅かな区間を除き、稜線を外して岳沢側の斜面をトラバースしていきます。白ペンキは比較的豊富で、道も岩ゴロな場所を除けば明瞭です。天候が良ければ迷うことは無さそう。道幅はそれなりにあり、すれ違いもそれほど怖くありません。
 鎖場を過ぎると南稜の頭(奥穂の南峰)で、そこからはひと登りで奥穂のピーク。上高地からは標高差1600mの登りの終点です。奥穂からの景色は雄大で言うことはありません。
 穂高岳山荘へは、山頂の「←白出(しらだし)」に従って進みます。暫くは穏やかな下山路ですが、山荘の建物が見える頃には斜面の勾配が増し、梯子や鎖が続く急降下となります。

【穂高岳山荘→涸沢岳】
 山荘の目前に涸沢岳が迫っています。テンバを過ぎて、岩ゴロの道を登っていくと北穂への縦走路の標識のすぐ右上に山頂があります。

【穂高岳山荘→ザイテングラード→涸沢→上高地】
 山荘から下降を始めて間もなく、ザイテングラードの上部に到達します。ザイテングラードは岩混じりの尾根道で、勾配は急ですが、難易度が高いという感じではありません。ただし、写真欄にも書きましたが、この9月にザイテンでは3件の死亡事故が発生したそうです。涸沢小屋のチラシによると、いずれも滑落し頭部に深刻なダメージを負ったようで、「気を抜かないこと」「ヘルメットを着用すること」を勧めていました。
 ザイテングラード取付きからは、整備が進んだ箇所が多くつい安心してしまいます(気を抜かないこと)。その先の本谷橋直前の降下が、山道らしい上り下りの最後といった感じで、後は平坦な道をひたすら上高地に向けて歩きます。途中、小屋にはトイレ、食堂や物販もあり便利。あとは沢渡からの往復チケットを購入済のバス最終便に間に合うかどうかだけが気がかりになります。

【全体的に】
 今回のルートは全て一般登山道で、特に紅葉時季の週末となると多くのハイカーで賑わいます。登山道の状況や装備の心得などは、穂高岳山荘ホームページで詳しく紹介されていますので、初めて歩く方は是非ご覧ください。
 私のau携帯は、1日目は電波状態が良好で、穂高岳山荘でもメールをすることができました。しかし、2日目になると涸沢側では電波が不調。上高地にかなり近い場所まで戻らないと通信ができませんでした。
 トイレ、水場は各小屋にありますので、困ることはまず無いと思います。
その他●穂高岳山荘
 白出のコルに位置する山小屋。詳細はリンク先に詳しいです。
 ・夕食は17時半、朝食は5時半からで宿泊者が多いと30分毎の交代制になります。
 ・弁当は受付時に注文します。朝食用弁当は当日夕食時に受け取ります。
 ・風呂、シャワーはありません。
 ・消灯時間帯は、21時〜5時でした。
 ・玄関入って左手に土間食堂があり、10時〜14時半は軽食を注文可能。ここは朝食時にガスを使うこともできます。
 ・売店では、ビールは500mℓが800円でした。
 ・テント場は涸沢岳側に40張程度。土曜夜で20張ほど出ていました。
 ・携帯の充電は、ケーブル持参で200円とのこと。
 ・「クレジットカードが使えるようになった」とのことですが、私のJCBは使用不可でした。マスターカードは大丈夫だったような…。要確認。
 http://www.hotakadakesanso.com/

氏名 /
 役割
生年月日 /
血液型
住所 携帯電話 /
緊急連絡先
山岳保険 /
ココヘリID
 

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