[山行計画書] 表妙義 泥薮岩壁キョー烈! 見晴(白雲北東)稜
(山行種別:アルパインクライミング, エリア:赤城・榛名・荒船)
2018年03月20日(日帰り)

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集合場所・時間道の駅妙義、稜線取り付きの路肩に駐車
行動予定
(自由記述)
スタート地点 06:00 - 14:12 見晴 14:16 - 14:39 大の字 - 15:04 妙義神社 15:05 - 15:11 道の駅みょうぎ - 15:11 ゴール地点
注意箇所・注意点白雲山見晴から北東に延びる主稜線ですが、踏跡皆無です。普通に登れるルートではありません。鹿の踏跡がたくさんあります。

回収の安全を見越して20m 単位ぐらいで、懸垂下降を6〜7回しています。ボロボロではないですが、かなり不安定です。妙義神社から取り付くのと違って、もっと下から登ることになるので、体力が必要です。地図で見ると1本の稜線のように見えますが、実際は、途中に岩峰や小尾根があって、乗り換えたり懸垂したりとアップ/ダウンもかなりあります。

RF は、難しい方だと思います。状況を見たら登る気にならないと思いますが、無理にピークを目指すと、その後悲惨なことになりそうです。我々は、「嫌な予感」を当てにして適当に巻いていましたが、巻く度に懸垂するような状況でした。

細かいルートは、稜線が複雑で説明できません。写真になんとなく書きました。
何も考えずに尾根を登っていると、詰まってしまう可能性が高いです。先を良く見据えてルート取りを検討しながら登る必要があります。

稜線左側の沢から取り付いて、手前3つの岩峰を最初から巻いてしまえば、難易度は下がり、時間も2〜3時間短縮できると思います。最初の岩峰が核心、続く2つは登攀ほぼ不可能です(最初のピークを登った場合)。最初のピークを登らず、途中で右の尾根に乗り換えれば、2つのピークが登れそうな気配です。

by さんは、非常にパワフルですが、のんびりやっていたせいもあって、見晴まで 8H もかかってしまいました。アンカー打ったり、不安定なため普段より多く確保体制を取ったこと、RF に時間がかかることが原因です。時間を読みにくいルートなので、日が長く薮が伸びる前の春先が、登攀チャンスです。ロープを使用する機会が多いので、2〜3人ぐらいで足の揃ったパーティが望ましいです。多人数で行くと時間切れになる可能性が高くなります。

情報皆無の影響もありますが、総合的にみると、相馬/西大星北稜よりきつい印象を受けました。V レベルのピッチはありませんが、IV+ ぐらいまであります。ただ、不安定での IV+ というのが厳しいです。面白いルートですが、楽しい感じではありません。登っても登ってもピークが現れて、登れるのかどうかわからないことも加わって、悲惨な気分になります。

ロッククライミング、泥薮岩に慣れていないと危険です。
どんな状況でもどうにかする経験と悲惨な先を嗅ぎ取る臭覚が必要です。
星穴新道にて、鎖が撤去された状態でリードができるぐらいの技量は必要です。
西大星北稜や相馬北稜を直登で全く問題無く行けるようなら、ここも行けるでしょう。相馬北稜だと微妙なところでロープ無しの部分が、こちらでは、ロープを出したくなる感じです。

装備類:
クライミングシューズ、クイックドロー、カム、ハーケン、ナッツ類は不要
カラビナ、シュリンゲ(長目)を多めに
ロープ 50Mx1
体力を消耗するので、装備は軽量化した方がいいです。
ルートによって必要装備は変わるでしょう。我々のルートは、上記装備で行けましたが、異なった場合は、わかりません。情報がないため、装備は多めに用意しています。

by mi

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