東海
モネの池
最終更新:shigetoshi
基本情報
| 場所 | 北緯35度39分05秒, 東経136度49分16秒 |
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山の解説 - [出典:Wikipedia]
モネの池(モネのいけ)は、岐阜県関市板取の根道神社参道脇にある貯水池1980年頃に灌漑用に整備された。「モネの池」は通称であり正式な池の名称ではない。地元では根道神社の池もしくは単に池と呼んでいる。このため、岐阜県観光連盟の公式サイトや関市の公式ホームページでは「名もなき池(通称:モネの池)」として観光案内を掲載している。2015年11月の報道によれば、休日には3,000人ほどが訪れる観光地である。
1999年、池は雑草が生い茂っていたが、近くで花苗の生産販売をする「フラワーパーク板取」の経営者、小林佐富朗が除草を行い、スイレンやコウホネを植えた。また、池で泳ぐコイは地元住民が自宅で飼えなくなって持ち込んだものである。観光目的で作られた池では無く、偶然が積み重なってクロード・モネの後期の代表作『睡蓮』を彷彿とさせる池となった。
池の大きさはテニスコートよりも少し大きい程度で約400m2の広さである。また、常に湧き水が流れ込む湧水池となっている。このため、年間水温がおよそ14℃で一定となっており、冬に咲いた花は枯れにくく、コウホネが冬に咲くと、黄色→オレンジ色→赤色と色が変化する。また、日差しの傾き、池の水量によって池の水の色も変化する。
スイレンの花は毎年6月上旬頃から開花が始まり、場所によって水温が若干異なることから9月頃まで開花が楽しめるほか、四季を通じて水温が安定しているため、スイレンの葉が冬も枯れずに紅葉した状態で残り、白銀の世界にスイレンの紅葉が映える光景を見ることができる。
池の透明度が高い理由は、高賀山の山体が流紋岩類で構成されており、そこからの湧き水には養分が含まれず、微生物が育たないことが原因である。
2015年6月頃、ブログやTwitter・InstagramなどのSNSでこの池が話題に上り始め、同年秋頃に新聞・情報番組で取り上げられたことで情報が一気に拡散し、観光客が激増する要因になった。
また、2016年には東海地方の観光地を紹介する情報誌にも掲載されたほか、新聞、テレビニュースでも取り上げられた。同年5月には板取地区の愛好家で作る板取錦鯉振興会が稚魚から育てたニシキゴイを提供した。
2017年3月3日の関市議会の一般質問の中で、関市当局が「モネの池」を含む観光シティプロモーション事業の集客効果を説明した。関市への観光入り込み客数は2014年が266万人だったのに対して、2015年には286万人、2016年には339万人となり、モネ効果などで73万人の観光客数の増加につながったという。
その後も観光客が増加するとともに、NHKの全国放送等多くのマスコミにも取り上げられている。
2020年に地元自治会の下部組織「通称モネの池環境整備委員会」が池を全周する遊歩道の一部を板張りに改修したほか、2023年4月にも同委員会により遊歩道の西側区間50mの舗装を行っている。また、5月のゴールデンウィーク期間と土日の計11日間、関市板取ふれあいのまちづくり推進委員会が主体となって環境保全協力金として300円を観光客に負担してもらう社会実験を行ったほか、2024年5月1日から同年11月30日までの期間、無料駐車場である第1・第2・第3駐車場において同様の環境整備協力金活動が実施されている。
2024年に未舗装だった遊歩道の東側部分約26mを板張りにする舗装工事が行われ、全周がバリアフリー仕様の遊歩道(ボードウォーク)となっている。
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