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戦線鉱業 仁科鉱山跡(せんせんこうぎょう にしなこうざんあと)

都道府県 静岡県
最終更新:Honoca
基本情報
標高 200m
場所 北緯34度48分26秒, 東経138度51分38秒
カシミール3D
アルミニウムの原料の明礬石(ミョウバンセキ)を採掘していた。アルミの良質原料は一般に海外輸入のボーキサイトだったが、太平洋戦争も終末に近づくと日本は占領地を失い、また占領地からの流通網も崩壊した。
さて西伊豆では1930年代から明礬石が採掘されていたが、国は戦争末期の1945年・西伊豆の明礬石からのアルミ調達に力を入れたのだった。
現場での労働力は中国・朝鮮から強制連行で賄ったが、強制連行された中国人は二〇〇人であった。連行途中で二二人が死亡、労働現場で八二人が死亡、計一〇四人が死亡している。死体は山の中に埋められた。それらは一九五四年、村民たちによって発掘され、追悼された。「興亜建設隊」、これが中国人につけられていた名称であった。
現在は廃鉱になっているが、石垣・坑道やトロッコ鉄道の跡が現存する。
朝鮮人労働者の経緯は明らかにされていない。
諸坪峠の松崎側
危険個所 廃鉱

付近の山

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