「足腰の神様」として名高い奥武蔵の古刹「子ノ権現(ねのごんげん) 天龍寺」。現在でもそのご利益を求めて、観光客、ハイカー、サイクリストからスポーツ選手まで多くの方が訪れています。
子ノ権現には5本もの参道があります。かつては生活物資の運搬にも利用されていた参道もありました。また、現在ではよく利用される登山道になった参道もある一方、辿る人が稀になった参道もあります。そんな参道を歩いていると道の傍らに点在する「丁石(ちょうせき)」を見つけることできます。
ここでは、私が2024年12月〜2025年3月に訪れた各参道とそこに残された丁石の概要をご紹介します。道の傍らに点在する丁石を見い出し、往時に思いを馳せる…。登山の楽しみがひとつ広がるかもしれません。詳しくはリンク先の山行記録をご覧ください。
子ノ権現には5本もの参道があります。かつては生活物資の運搬にも利用されていた参道もありました。また、現在ではよく利用される登山道になった参道もある一方、辿る人が稀になった参道もあります。そんな参道を歩いていると道の傍らに点在する「丁石(ちょうせき)」を見つけることできます。
ここでは、私が2024年12月〜2025年3月に訪れた各参道とそこに残された丁石の概要をご紹介します。道の傍らに点在する丁石を見い出し、往時に思いを馳せる…。登山の楽しみがひとつ広がるかもしれません。詳しくはリンク先の山行記録をご覧ください。
丁石とは
「丁石」とは街道や山にある寺社への参道に、およそ"1丁(約109m)毎"に置かれた昔の ”道しるべ” です。「丁目石」「町石」とも言います。多くは角柱状の石材ですが、中には自然石をそのままの形で利用したものもあります。あわせて建立者や建立日も刻まれていますが、苔むしていたり風化しているものも多いです。
子ノ権現の丁目石は、山麓側(参道起点)が30丁目〜52丁目(参道によって違いあり)、終点の子ノ権現が1丁目となっています。すなわち、その参道全体の丁数がわからなくても「子ノ権現まであと何丁」かがわかる ”カウントダウン方式” の数字の付け方になっています。
子ノ権現の丁目石は、山麓側(参道起点)が30丁目〜52丁目(参道によって違いあり)、終点の子ノ権現が1丁目となっています。すなわち、その参道全体の丁数がわからなくても「子ノ権現まであと何丁」かがわかる ”カウントダウン方式” の数字の付け方になっています。
子ノ権現「参道」と「丁石」の現在
現在、多くの丁石は林道整備などによって消失しており、現在残っているのは各参道とも10基もありません。中には道の傍らに置かれていたり、埋もれかけているものもあります。しかし、それだけに発見した時の喜びは大きいのではないでしょうか。
各参道の概要と丁石
【 】内は私が発見できた丁石の数です。先輩ユーザーの山行記録にない新たな発見はありません。しかし、探せば他にも発見できるかもしれません。
各参道の起点と終点
おわりに (丁石探しとヤマレコ)
今回、各参道を歩くにあたり、ヤマレコの先輩ユーザーの記録がとても参考になりました。特に石碑や石仏に刻まれた「くずし字」を解読されている識者の方には頭が下がります。
クライミングから古道歩きまで、山のさまざまな楽しみ方をされているユーザーの記録に出会えるのもヤマレコの素晴らしい点ですね。
クライミングから古道歩きまで、山のさまざまな楽しみ方をされているユーザーの記録に出会えるのもヤマレコの素晴らしい点ですね。
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