鉾ヶ岳。ロープと斜面の殿堂


- GPS
- --:--
- 距離
- 6.8km
- 登り
- 1,118m
- 下り
- 1,116m
コースタイム
- 山行
- 6:30
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 6:50
天候 | 小雨〜曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
島道鉱泉へ |
コース状況/ 危険箇所等 |
かなりの悪路です。 登山口からしばらく上ったところに倒木あり(くぐって通る) 危険個所にはロープが張ってありますが、ないところも。 標高1300mからは雪あり |
写真
感想
新潟の少しマイナーな山、鉾ヶ岳。
ちょっと天気悪かったけど行ってきました。
島道鉱泉の駐車場は狭く、せいぜい3〜4台までですね。
登山口からしばらくは普通の山道、倒木をくぐった後から急斜面が始まり、これ以降は急斜面しかない、そんな山でした。
溝尾コースに入った直後からロープ場が連続し、平らな場所なんてなくなります。地面の土質は極めて脆く、足をかけてもボロボロと崩れるため、ロープか登山道わきの樹木をつかまないとうまく登れません。途中、山肌が崩れた跡もありましたからすごく不安定な山なんでしょう。
途中、急斜面だけではなくトラバースのような道もありますが、獣道のように細く、谷側に傾いてるので気を抜くとズルッと足を取られて滑落する危険があります。
金冠が近づくにつれ岩が多くなり、痩せ尾根を伝うような道に。1か所、完全にナイフリッジになっている一枚岩があり「足を滑らせたら命はないな」と神経を使いました。
金冠自体は、鉾ヶ岳に生えている岩のコブなので登りも下りもほぼ垂壁。ロープで上り下りします。
大沢岳からは勾配はやや緩くなり、ロープも必要なくなりますが、今度は雪が薄く積もっていてやっぱり滑ります。
狭い山頂には避難小屋が一つと三角点。景色はヤブに遮られてあまり良くなさそう。この日はガスだったので結局なにも見えませんでしたが。
下山路、島道コースは登りで使った道以上にロープが連続。下って下って下りまくる急斜面でした。こちらもザックを下す場所さえないくらいの傾きっぷり。しかも道が分かりにくいため、気を付けないと道じゃない斜面を下る羽目になります。ピンクテープを見失わないように。
ようやく高度を下げてきたと思うと、今度は渡渉です。沢に下りる時もロープを使い、渡ってから登山道に戻るときも川岸の崖を登る、そんなコースです。たしか3回くらいは沢を渡りました。渡渉のうちの一つはダムの縁を横断するような場所でしたから、足を滑らしたら下流に転落ですね。ヒヤヒヤしました。
ちなみにこの渡渉の連続、支尾根を何度も横断するような道筋なのでアップダウンが激しいです。しかも下りは確実にロープが掛かっているような急斜面。ほんとに気が抜けません。
なんとか島原鉱泉まで下山して、ようやく一安心。もうしばらくはロープ場や鎖場はいいかなって感じですね。足で歩いていた時間よりロープや木を掴んで恐る恐る進んでいた時間のほうが長いくらい。
いやあ恐ろしい山でした。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する