丹沢東前衛・相州アルプス(半原高取山〜仏果山〜革籠石山〜経ヶ岳〜華厳山〜萩野高取山)


- GPS
- 06:01
- 距離
- 12.3km
- 登り
- 969m
- 下り
- 1,062m
コースタイム
天候 | 快晴(朝方はやや曇り) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
バス料金: (1) 本厚木駅北口〜愛川ふれあいの村野外センター前 ¥550 (2) 東谷戸入口〜本厚木駅北口 ¥330 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・コースとしては経ヶ岳までは、道標やベンチなども良く良く整備されたファミリー向けのハイキングコース(関東ふれあいの道となっている区間も多い)。但し、愛川ふれあいの村付近から3〜4本のルートがあるらしく、取り付き部分のみちょっと戸惑う可能性あり(どれをとっても結局は合流するような気もする)。また、仏果山から南への縦走路はけっこう痩せていて、ほんの少しだが緊張感がでる(とはいってもしっかりした固定ロープが整備されていて危険はない)。 ・経ヶ岳から華厳山を経て萩野高取山へは、少々マイナーっぽいコースだが、地元の「西山を守る会」が整備してくださっている様子。経ヶ岳からの下りがやや急で左手に有刺鉄線のフェンスがあるので、そこだけは少々気をつけた方が良い。華厳山〜萩野高取山間は、どこでも歩けてしまいそうな明るいのびやかな尾根道でとても気分が良いお奨めどころ。但し、右手側が採石場となっていて、自然破壊が甚だしい。 |
写真
感想
当初の年間山行計画では、残雪期の三連休なので、ライフワークの中央分水嶺踏査として藪があって春山時期しか歩けないようなところを幕営山行するつもりであった。ところが、3/11(金)に東北関東大地震(マグニチュード9.0)があり、その後は自宅待機や計画停電などの影響があり、山に行ける状況ではなかった。この日は小田急線が特別ダイヤ(ロマンスカーは運休)ながらも終日全線運行とのことで、不謹慎ながらも山歩きにでかける。お彼岸でもあり、実家に立寄ってお線香をあげてくる、というミッションを言い訳(?)に使う。
・本厚木のバス乗り場は本当に分かり難い。バスセンターからが始発だと思って行ったが、半原行きの乗り場が複数個所あり、また、路線によっては、本厚木駅北口が始発のよう。結局、6:50発は乗ることができず、7:20発の野外センター経由のバスに乗る(一時間近くも待ったことになる)。
・コースとしては経ヶ岳までは、道標やベンチなども良く良く整備されたファミリー向けのハイキングコース(関東ふれあいの道となっている区間も多い)。但し、愛川ふれあいの村付近から3〜4本のルートがあるらしく、取り付き部分のみちょっと戸惑う可能性あり(どれをとっても結局は合流するような気もする)。また、仏果山から南への縦走路はけっこう痩せていて、ほんの少しだが緊張感がでる(とはいってもしっかりした固定ロープが整備されていて危険はない)。
・半原高取山および仏果山にはとてもしっかりした高い展望台があって、360度の展望を満喫することができる。ほんのり白くお化粧した丹沢主脈(大山〜塔ヶ岳〜丹沢山〜蛭ヶ岳など)が近くて最も目を引くが、北西〜北に目をむけると滝子山から、小金沢連嶺、大菩薩、奥秩父(国師ヶ岳、甲武信岳、雲取山)、そして奥多摩の山々が大パノラマになっている。さらに、南側には輝く太平洋まで見える。なお、半原高取山と仏果山とで、山頂の雰囲気だけを比較するなら、標高は劣るが、半原高取山の方が良いような気がする。
・快晴で暖かく、途中から半そでで歩く。展望にも恵まれ、大震災直後のためか人にもほとんど会わず(仏果山までは零、その後も下山するまでで5パーティ6人だけ!)に良い縦走コースだったが、大山三峰方面から犬の吠える声がずっと聞こえていたのが玉に瑕。2009年2月1日に大山三峰山を歩いたときも、猟犬を連れて猟銃を手にした人たちにあって閉口したことを思い出しながら歩く。
・経ヶ岳から華厳山を経て萩野高取山へは、少々マイナーっぽいコースだが、地元の「西山を守る会」が整備してくださっている様子。経ヶ岳からの下りがやや急で左手に有刺鉄線のフェンスがあるので、そこだけは少々気をつけた方が良い。華厳山〜萩野高取山間は、どこでも歩けてしまいそうな明るいのびやかな尾根道でとても気分が良いお奨めどころ。但し、右手側が採石場となっていて、自然破壊が甚だしい。このあたりが、「西山を守る会」の方々の活動の原点と思われる。ところどころにポストがあって、機関紙のようなチラシが入っている。それによると、そもそもこの稜線上の道は厚木市の市道だったらしいが、相模興業(株)なる採石業者に屈して市道を付け替え、結果としてこの稜線(発句石から先)が破壊されてしまったということらしい。なお、この萩野の西側にある山並みを西山と呼んでいたらしいが、「西山を守る会」では、「相州アルプス」と命名もしているようだ。いずれにしても、是非とも頑張って欲しいと願わずにはいられない。
・大平下山口なるところは、大厚木カントリークラブ(桜コース)の上部で、ここからはフェンスを開けてゴルフ場の中に入ってこれを抜けるのがコースとなっている。中に入ってからの方が迷いやすいが、幅の広く痛みの激しいところを通るのが正解(カートが通るところは狭くて痛みも少ない)。最後の方は一部未舗装にもなる。車道に出てからも、国道412号線(バス通り)までは少々歩く。
・この山行で仏果山に登頂した結果、関東百山(≠関東百名山)については、未踏が残り2座になった。さみしくもあり、また、さみしくもあり(?)。
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