金勝竜王山 (T)


- GPS
- --:--
- 距離
- 9.1km
- 登り
- 404m
- 下り
- 394m
コースタイム
10:25 金勝寺着
金勝寺拝観
10:50 金勝寺発 林道
11:00 駐車場着
11:10 駐車場発 登山道
11:25 竜王山三角点着
休憩
11:35 竜王山発 登山道
11:50 駐車場着
馬頭観音参拝
12:00 駐車場発 林道
12:10 金勝寺着
12:20 金勝寺発 林道
12:30 道の駅着
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
梅雨入り以降続いていた晴天も今日で終わるとの天気予報を聞いた途端、またもや山の虫が騒ぎ出した。
今回の近江低山巡りは、栗東の金勝(こんぜ)にある、由緒ある湖南の名刹 金勝寺(こんしょうじ)を経て、金勝山の竜王山にした。今回もまたまた林道をフル活用して、駐車場からの標高差はわずかで 山気分といい景色にあえたらいいなと思いながら、こんぜ道の駅をスタートした。
金勝寺への林道で珍しいものを見つけた。山の鉄道でみられるあのスイッチバックの林道である。ハンドルが切れないくらいの狭いヘアピンカーブのため、左に曲がるためには 一旦 右に曲がって、道の少し広くなっているところでUターンしてくるというのだ。
金勝寺は、開山も大変古く 天平年間 聖武天皇の勅使によるものというから、まさに古刹である。湖南地域の仏教の中心となった大きな寺院だったらしい。平日ということもあってか、訪れた時には私一人で 歴史ある静さの中の名刹を独り占め状態であった。なお、この後訪れる予定の馬頭観音堂におられた観音像は、現在ここの本堂に安置されている。境内の隅々まで心配りのなされた寺院で、お話を伺った若い住職のお人柄がうかがえた。
ここからはまた林道利用で馬頭観音堂の駐車場まで車で進めた。展望の利く場所からは、三上山が正面に見られた。ここからは登山道を進んだが、標高としては頂上とあまり差がなく、広い尾根筋が山頂に伸びているため、アップダウンを繰り返すものの、道も花崗岩の風化した細かな砂利を敷いたように伸びており、木漏れ日と尾根のそよ風の中を頂上まで気持ち良い散歩道であった。頂上の木々の間から見える三上山は大変印象的だった。
金勝山はまた金勝アルプスという名を持っている。花崗岩が風化した巨岩が多く積み重なり、アルペン的な山容が見られるためであろうが、この山容は古代の自然破壊というのにも考えさせられる。というのも、古来この地は、都に近いため、造成に使う木材を大量に伐採しはげ山状態になってしまい、急激に風化が進んだためという。
今回もまた、改めてふるさと近江の歴史の奥深さと魅力を感じさせられる山歩きとなった。帰りにも、金勝寺に立ち寄って帰途についた。
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