武尊山


- GPS
- --:--
- 距離
- 4.7km
- 登り
- 377m
- 下り
- 390m
コースタイム
天候 | 晴天 風なし |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
7時、山に入る準備をしていた人たちを見ると、登山ではなく山菜取りの出で立ちだった。登山者でない事にがっかりしながら登山口の道標に従って歩き始めた。ゲレンデではなくスキー場横のブナ林に道が続き、びっくりした。明るいブナ林でそこそこの傾斜があり、コシアブラ、ウルイを発見した。30分ほど歩くと林を抜け武尊山への指示版は、スキー場の草原の舗装道路をさしていた。ここからはスキー場内の舗装道路を登ることになる。最後のスキー場斜面は急傾斜となっており、道路はいつの間にか木製の階段状になって、登山道らしくなっていた。川場野営場からのコースと合流し、岩や木の根で段差の大きい登山道を登って行くと、日光白根山を仰いでいるお地蔵さんがあり、ピンクのシャクナゲやショウジョウバカマに気を取られていると、石のお社や、地蔵が出てきて、信仰の山である事を伺わせた。
9時、ヤマトタケルノミコトの立像がある前穂高山頂2039mに着いた。視界は南に開け、沼田市や奥武蔵の山々が見渡せ、とりわけ皇海山が存在感を示していた。竹藪を下ると合掌造りの様な形をした川場剣ヶ峰が見えた。登山道は急斜面のトラバースルートとなっている。登山道を下って川場剣ヶ峰の軒先まで来ると岩が直立して屋根部分の傾斜もかなり急だった。裾は笹薮となっており、所々に雪は残っていたが、通過できた。登り返して家の串山2103m山頂に立つと目的地武尊山がまだまだ遠くに見えた。ミネヤマザクラ越しの武尊山は、残雪を頂き、まだまだ遠くに見えた。再び下ると、50cmほどの登山道が、岩尾根場となり、両側が落ち込んでいて馬の背状となっていた。足を踏み外すと笹薮を100m以上転げ落ちてしまいそうな所で、慎重に歩いた。両側が切れ落ちているので景色は良く、日光白根山、尾瀬の燧ケ岳や至仏山、武尊山等々素晴らしい眺めだ。尾根道を進むと武尊牧場からの登山道と合流する中の岳南分岐に着いた。武尊牧場から登って来たというオジサンが、雪が多く登山道は雪解けでグチャグチャであり、また雪渓が大きくて、登山道を見失い、大きくルートロスしてようやくここにたどり着いたという話をしていた。そこから中の岳の山腹を巻くように登山道は付いていたが50m程雪の上を歩くようになっていた。最後山頂への登りが30m程の直登となっており、、キックステップで、雪の斜面にステップを切って先導した。気が付くと岩の上にヤマトタケルノミコトが立っていた。そこから間もなく歩くと2158m沖武尊山頂に着く。
11:15山頂まで4時間かかったが、景観を楽しむ登山者が20人ぐらいくつろいでいた。北には尾瀬の山々と雪を抱いた新潟の山々、西には谷川岳とその奥に平らな苗場山・・・富士山も方向指示版に記載されていたが今日は霞がかかって見えなかった。武尊神社に下るコースは山頂直下かなり急なルートだ。その延長に剣ヶ峰が煙突のように目立っていた。帰りは例の雪の斜面を滑り降り、雪渓を楽しみながら歩く事が出来た。
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