記録ID: 1558971
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ハイキング
近畿
熊野古道・紀伊路�Αヽて遐妖鮴�
2016年12月31日(土) [日帰り]
和歌山県
dxf
体力度
3
日帰りが可能
体力度について
- GPS
- 08:22
- 距離
- 22.4km
- 登り
- 972m
- 下り
- 955m
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標高グラフを拡大コースタイム
日帰り
- 山行
- 6:52
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 8:22
距離 22.4km
登り 976m
下り 970m
6:36
8分
JR海南駅
14:58
JR湯浅駅
熊野参詣道九十九王子のうち、紀伊路1番目の窪津王子から68番目の出立王子までを辿りながら、大阪市の八軒屋船着場から田辺市の道分け石までの道のりを9回に分けて歩きます。
紀伊路�Δ�37.藤代王子⇒38.藤白塔下王子⇒39.橘本王子⇒40.所坂王子⇒41.壷王子（ここまで海南市）⇒42.蕪坂王子⇒43.山口王子⇒44.糸我王子（ここまで有田市）⇒（ここから湯浅町）45.逆川王子まで歩きました。
今日から熊野の聖域に入っていきます。現代では聖域の感覚はよく分からないですが、都市部から田舎へ向かう変化は分かりやすいものがあります。空気の澄み具合や空の青さ・広さなどを感じることによって、熊野に向かった当時の人々の疑似体験が出来ればいいな、と思いながら巡行しました。
紀伊路�Δ�37.藤代王子⇒38.藤白塔下王子⇒39.橘本王子⇒40.所坂王子⇒41.壷王子（ここまで海南市）⇒42.蕪坂王子⇒43.山口王子⇒44.糸我王子（ここまで有田市）⇒（ここから湯浅町）45.逆川王子まで歩きました。
今日から熊野の聖域に入っていきます。現代では聖域の感覚はよく分からないですが、都市部から田舎へ向かう変化は分かりやすいものがあります。空気の澄み具合や空の青さ・広さなどを感じることによって、熊野に向かった当時の人々の疑似体験が出来ればいいな、と思いながら巡行しました。
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2016年12月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 自家用車
JR湯浅駅⇒JR海南駅...徒歩で駐車場に戻りました。 |
写真
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藤白王子権現社です。昨日は古道歩きが早い時間に終わったので、藤白神社境内ををじっくり観光しました。以下3枚の写真は昨日の撮影です。
12/30 15:47
藤白王子権現社です。昨日は古道歩きが早い時間に終わったので、藤白神社境内ををじっくり観光しました。以下3枚の写真は昨日の撮影です。
藤代王子社は五躰王子の一つで格式の高い王子社だと書いてあります。五躰王子とは若一王子・禅師の宮・聖の宮・児の宮・子守の宮の五躰を差し、この全てを祀る王子社のことを五躰王子といいます。
12/30 16:00
藤代王子社は五躰王子の一つで格式の高い王子社だと書いてあります。五躰王子とは若一王子・禅師の宮・聖の宮・児の宮・子守の宮の五躰を差し、この全てを祀る王子社のことを五躰王子といいます。
大きな楠木です。もちろん御神木で、他にも何本か大木があります。
有間皇子がこの先の藤白坂で暗殺された、と書かれている案内板です。
寒い日だったので霜が降りています。暫くコンクリートの道を進み、
寒い朝でしたが、その分空気が澄んでいるいるので、今日は良い眺望が期待できそうです。
峠まで上り坂が続きます。樹林帯なので薄暗く写ってしまいました。
境内に(38)藤代塔下王子跡があります。海南市下津町橘本の橘本神社に合祀されています。
藤代塔下王子跡の説明板。久々に例の青のヤツです。塔下とは峠の意味とのこと。古道はここから橘本王子に向かって下っていきます。
古道を下っていくと、導き石がある所(見落としそうです)をおりて、
再びコンクリートの道に入り、またまた導き石からみかん畑の中を下ります。導き石を見落として、ずーと農道を歩いてしまい、この場所に戻るハメになりました。
12/31 8:35
再びコンクリートの道に入り、またまた導き石からみかん畑の中を下ります。導き石を見落として、ずーと農道を歩いてしまい、この場所に戻るハメになりました。
境内に(39)橘本王子跡があります。この王子も橘本神社に合祀されています。
その説明板。田道間守が常世の国から持ち帰った橘の木をこの地に植えたことから、紀州蜜柑発祥の地とされている云々。
加茂川を渡ります。木造の橋なので雰囲気のよい場所となっています。
所坂王子とは橘本神社のことであって、藤代塔下王子と橘本王子の合祀先である、と書かれています。明治政府の愚策のおかげでなんとややこしいことになってるんでしょう！
12/31 9:03
所坂王子とは橘本神社のことであって、藤代塔下王子と橘本王子の合祀先である、と書かれています。明治政府の愚策のおかげでなんとややこしいことになってるんでしょう！
これですね、地蔵峰寺の説明板に書いてあった石灯篭とは。確かに若(一)王子社と彫られています。
蜜柑の原種だけあって、ちっちゃいっ！食べても酸っぱいだけなんだろうな〜
きっとあの山の横の集落あたりを抜けるんだろうな...ここから結構登ることになりそうです。
山路王子神社に到着です。鳥居の横に土俵がありますが、相撲は神事ですので土俵があっても不思議はないです。
(42)蕪坂塔下王子跡です。インフォメーションてんこ盛りの、その場所です。
無事、(43)山口王子社跡に到着しました。ベンチもあるので休憩場所に最適。
宮原神社に到着しました。蕪坂塔下王子社と山口王子社が合祀されている神社です。
下の部分が折れてしまっていますが、左 きみいでら でしょうか。
糸我の一里塚。和歌山城より五里(20km)の位置にあったとのこと。
糸我稲荷神社。日本初の稲荷神社だそうです。隣にくまの古道歴史民俗資料館(入館無料)があります。
みかんを氷室に入れて夏まで保存して、参詣の旅人に売って好評を得たことが描かれています。
(44)逆川王子跡があります。有田郡湯浅町田の國津神社に合祀されています。
下にも道標。左(←の方向です)くまの道 と書かれています。間違いないですね！
立石の道町道標があります。右手からの道に対して「すぐ熊野道」と書かれています。
裏にまわると作成年が書かれていました。天保九年制作のようです。
民家横の細い道が熊野古道です。明日はここから御坊に向かって歩きます。
感想
明治政府の愚策の一つである神社合祀によって、各王子の所在が分かり辛くなっています。紀伊路はほとんどアスファルト道歩きでシンド〜いのですが、愚策のおかげで合祀先の神社と王子社、王子跡をウロウロすることになり、意外と厄介で宝探しのような楽しい古道歩きが出来ます。ただし合祀先の神社が古道から離れている場合は参拝をスルーしました。
JRきのくに線に沿うように熊野街道があるので、計画が立てやすいのも紀伊路の魅力の一つです。和歌山県内は南へ下れば下るほど電車の本数が減っていくので、今日からは到着地点に車を置いて(駐車場が無い場合は出発地点にて駐車)、電車で出発地点へ移動して、最終的にラクに車の回収が出来るような交通手段にしてみました。
紀伊路は地道を歩くことがほとんど無いですが、今回は藤白坂の地道歩きや、みかん畑の中を歩いたりするので、天候の具合によっては防水仕様の軽トレッキングシューズの方が良いかもしれません。
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