【当面遡行される方は要注意】奥ノ深谷

天候 | 曇り時々雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2018年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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コース状況/ 危険箇所等 |
この所の前線の影響からか水量はかなり多め。よって今回は大きめの滝は基本巻き。 後半、廊下状奥の9mtですが、右岸巻道に蜂?ブヨ?の巣があります。 時期的にかなり攻撃的です。大群に襲われutaoto父パニック状態に… しばらくは左岸巻きが良いと思います。(少し高巻になりますが) |
写真
感想
□■□■ 本当に無事で良かった!!
今回、パパさんに誘っていただき、沢登りの練習に・・
ノルさんとウサさんも参加で、
久しぶりの沢登りでしたが安心感も増しました。
ノルさんと定刻に大阪を出発。
坊村には待ち合わせ時間の7時より30分早い6時半に到着。
ウサさんとも合流出来て、うたおとファミリーが野宿している牛コバに向かいました。
ターフを張って蚊帳とシェラフだけで泊っていた地点に到着。
夜中は雨も降ったみたいでご苦労さまでした。
ここで、沢装備を整えました。
それから、少し林道を歩いてから入渓。
前日までの雨で水量はかなり多かったです。
とにかく濁流といってもおかしくないくらい・・
素人の僕でも難易度が上がっていると思いました。
途中、滑り台ではめったに経験できないだろうと、
挑戦してみましたが、
思ったより深く水中に入ったので、
あとで、止めといたらよかったと反省。
しかし、6人での沢登りは楽しくて満喫してました。
天気が良ければ素晴らしい景観の沢だとウサさんが教えてくれました。
そして、終盤の最後の9m滝の巻き地点で事件が起きました。
パパさんの感想/記録、通りの事態が起きたのです。
自然の怖さを目の当たりにしました。
ウサさんのビレイやノルさんの救援・・
僕は何もできずに見守っていただけで申し訳なかったです。
パパさんが飛び降りる瞬間が見えて、
姿が見えなくなった後で滝壺にドボンと落下音。
(これは、後でザックが落ちた音だと分かった・・)
その時は目の前が真っ暗になりました。
やがて、パパさんがザイルで助かっていたことが判明。
胸をなでおろしました。
その時は何が起きたのか全く分からず。
結果的には
不幸中の幸いで、大きなけがが無く済んだので良かったです。
貴重な体験となりました。
パパさん、本当に大変な恐怖を感じたと思います。
ウサさん、ノルさん、ウタチャン、オトちゃん。
皆さん、本当にありがとうございました。
パパさん、今回は大変な事態となりましたが、
これに懲りずに、また沢に誘ってください。
よろしくお願いします。
今回あまさんが色々沢に行ってみたいと言う事で、前回遡行してココなら案内出来るだろうと奥ノ深谷へ。
うささんとノル君誘って6人でワイワイ遡行。前日までの雨で沢自体は水量多かったものの遡行ルート自体に特に問題はなかったのだけど…
まぁ今回は色んな事がありました…
前日から我が家はタープ泊の練習で牛コバ入り。マットとシュラフカバーも新調して渓中泊装備をテストし、これはまぁ成功。夜は炊き込みご飯とミートボールの食事も旨かったんだけどね。
ハプニングは遡行当日の終盤、ゴルジュ帯を抜けて最後の9mt滝、基本右岸を巻く所で発生。
基本的にこの日は父がトップで進んでおったのだけど、この滝の巻きはオトがフリーで先に行こうとしていた。
でも巻きの最上部が少しイヤらしいので、父がトップでフィックス張っておこうと言う事で先頭チェンジすることに。
巻きの踏み跡が左右に振れるので、ロープの流れを考え普段以上に丁寧にランニング取って、いよいよ核心の最上部通過。
無事に核心を越え、ここの立木に残置のスリングがあるのでここに最後のランニングを取ろうとした時…
足元にあった巣から大群の蜂なのかブヨなのかが父に襲い掛かる…
視界が2〜3センチもあろうか虫の大群で覆われる…
露出していた父の手と顔の数ヵ所に強烈な痛み…
目も空けていられない状況で手をバタバタし、滝の落ち口方面へ逃げようと進んだと思った刹那…
あっ、あれ???
そのまま崖下に飛び降りる形に…(父的には虫にパニックで飛び降りた事もよくわからんシマツ…)
核心は通りすぎ、あとは滝の落ち口まで幅1mtはあろうかというバンドを歩くだけの場所でまさかの滑落…
崖下までは10mt程度で、滑落は3〜4mt程度だったと思う。うささんがビレイしっかりとめてくれ、九死に一生を得た事を気付いた時に父は宙吊り状態。
未だ目の前を飛び回る虫を払いのけてようやく滑落した事に気が付いた。
ランニングをしっかり取っていた事、うささんが父がパニックになっている事に気付いてくれ、ボディビレーの態勢を整えてくれた事、最上部の立木を巻いた事で結果的に支点が構築され落下係数が下がっていた事、色々な事が重なって幸運にも無傷で済みました…
意外に頭は冷静で、無事確保されている事がわかり、後は脱出方法を考える。
メインロープで自己脱出を試みるために、まずはプルージックを掛けるも滑落の影響でロープがドロドロになっておりブレーキが全く効かない…
次にアッセンダーを掛けるもこれまたブレーキが効かない…うーん…
自力でのクライミングを試みるも足場も手掛かりも雨のせいでズルズル落ちて全く登れそうにない。
こりゃ懸垂で降りるしかない…でも支点まで誰かが登らなきゃいけないけど、毒虫の大群が…
取りあえず崖の途中で下にいる皆に無事を知らせ、脱出方法を知らせる。
下の釜に落ちたリュックをオトに泳いで取りに行ってもらい、ノル君にもう一本のロープ持って最上部に懸垂支点を作って欲しい事、但し毒虫の大群がいるので目一杯防虫剤を振りかけて登ってくるようにと伝える。
ハッカ油スプレーを大量にかけて登って来てくれたノル君、下から見上げると多少防虫の効果があった風に見えたけど、それでも毒虫にやられて苦戦している…申し訳ない…
なんとか懸垂支点を構築してくれ、ようやく父の目の前に脱出用のロープが…
手順を違わぬようにチェックしながら懸垂の態勢を取り、メインロープを外し、ようやく崖下の岩場に脱出…ふぅ…
とまぁ、今回は貴重な滑落?飛び降り?経験をさせて頂きました。
正直、落ちた時は虫に襲われたパニックで殆ど覚えておりません。後から思いだすと、真下に足から飛び降りた感覚の後、各支点に体重が掛るたびに体がぐるりと動き、気が付いた時には逆さまになっていました。
もしオトがフリーで登っていたら…
父がフリーで登っていたら…
上部の立木を巻いていなかったら…
うささんがビレーの態勢が取れていなかったら…
ランニングを取っておらず一箇所で体重が乗っかってしまっていたら…
考えれば考える程に無事で済んだことが幸運だったな…と。
うささん、ノル君、ほんとにありがとう。
あまさんほんとに申し訳ないです…
ウタとオトに対しても、普段山で動転することがない父がパニックになったのを見て心配かけてしまった…
我々は無事遡行終えれましたが、あの巻道は奥ノ深谷遡行する人の大半が通るのではないでしょうか。(一応左岸からも巻けますが、明らかに右岸のこのルートが本来巻きやすいです)
そしてロープ出すかかなり悩む場所なので、フリーで登る人も多いと思います。
あの場所にあんな巣があるとなると、当面この沢の遡行は難しいかもしれません。
天候的の影響か、驚くほど攻撃的な毒虫でした。しかも見た事もないサイズと量…
結局、こいつがブヨなのか蜂っだったのかは分からず仕舞い。(翌日、刺された箇所に太い針が刺さった様な痕があることから蜂だったのかな)
巻き最上部で、襲われるとどうしようもない場所です。
今後、奥ノ深谷の遡行を計画される方は充分にご注意ください。
ちなみに、最初にも言いましたが、水量多かったですが、遡行自体はそんなに問題はありません。一部倒木が沢を塞いでいましたが通過は可能です。
大きめの滝は登るも巻くも力量と天候に合わせて進める良い沢ですよ。
刺された患部は数日経って腫れが治ってきました。
腫れが引いてようやく分かってきたのが、ズ太い針の痕。それが計7箇所でした。
噛まれた痕ではなさそうなので、多分蜂ですね。
久方ぶりの山、というか沢。
かれこれいつぶりだろうか?
軽く1年は経つであろうか?
9月の半ばという事もあり、寒さを心配。
だっていつもは7月か8月に行っていたのでそりゃ寒さ心配する訳で。
なもんでutaoto さん絶賛のファイントラック製品をもろもろ購入、飛んでく諭吉(笑)
が、しかし買ってて良かったファイントラック。
ガタガタ震えるような事はなく、快適快適。
この日の沢は水量多め、ちょっとした滝でもロープを出す。
出す出さないは人数、力量により判断したら良いかと思います。
そして終盤戦
ひとつ、個人的な感想をば。
御当人よりも周りのほうが動揺しまくる。
私も過去に雪山での滑落経験がありますが、怪我が無い限りにおいて本人は意外と冷静です。
ケロッとしてます。
まぁ怪我がないからこそなんですけどね。
ほんとに怪我がなく良かった良かった。
怪我というか蜂らしき昆虫にお注射されましたがね。
刺された瞬間に蜂らしき昆虫を指で握り潰したのですが、その死骸を見るとお尻から針が出ていたので多分蜂かと。
時期的なものなのか、警戒の為なのか、普段あまり気にしない小さな彼らの脅威を感じた瞬間でした。
色々な事態を想定した上でこれからも楽しんで行きたいですね。
さて、お次はどこのお山に行きましょうか?
今年は近郊の沢に行く機会がなかなか無く、早々に沢じまいかな…と思っていたところにutaotoさんからお誘いいただき、喜んで参加させてもらいました。
水量多めでしたが、ガンガン水に突っ込むutaoto家に何とかついていこうと、楽しみながらも必死のパッチ(^^;
ただ、高校生の時に海で溺れたトラウマで、足が着かないうえに濁流で底が分からない事が怖くて…
ザックで浮くと分かっていても足が出ず、後になって「思い切って行けば良かったかなぁ…」とちょっと後悔。次回もっと楽しめるようにスイミングでも行こうかな。
utaotoさんが虫に襲われた時は、下から見てて「え、ハチか何かおる!?…あ、飛んだ!!」でテンションかかるタイミングで全体重かけて阻止!
怪我が無くて良かったけれど、虫に刺された顔や手が腫れて痛そう(>_<")
高巻きで厄介なのがスズメバチや虻等ですが、私も小雨の中で羽虫はいないと油断して虫除けをしてませんでした。
もし私がリードしてたら、パニクってえらい事になってたかもしれません。
大騒動でしたが、大事に至らず無事に下山出来て本当に良かった!
お久しぶりのnoru君も、amaさんもありがとうございました(^^)
また是非ご一緒よろしくお願いします。
ウタがらアブってLINE来てたけど土の中から湧いてきたなら地蜂の可能性が大きいかなぁ
秋の沢は蜂に気を着けなくては・・・
地蜂は土の中やけどツルに引っかかったりしたら足長蜂やスズメバチの巣を刺激するんで厄介やよ
時間があったらアナフラキシーの検査をしといた方がええよ
じーじさん、おはようございます。
針の痕が割とくっきり残ってます。蜂っぽいですね。
私は刺された以外、無傷で済みましたが、遡行する大半が通る場所だと思うので、危ないですね…
落ちるや、流される、は対処考えてきましたが、刺される、はノーガードでした…
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