中保津、七ッ峰 (横沢〜接岨峡温泉)


- GPS
- 08:20
- 距離
- 18.0km
- 登り
- 1,459m
- 下り
- 1,254m
コースタイム
天候 | 晴れ 曇り気味、一時霰 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
行き:大熊橋駐車地から 帰り:接岨峡温泉14:59(大井川鉄道井川線)15:37井川15:39(自主運行バス)16:48上落合16:55(バス)17:44中公民館/鯨ヶ池入口18:45(バス)19:30大沢入口(徒歩5分)大熊橋駐車地 ※帰りのバスは「上落合16:55(バス)17:15上助19:15(バス)19:30大沢入口」が本来ですが、山の中の上助で2時間待ちする気にならず市街地まで乗り越して折り返しました。 ・井川地区自主運行バス http://www.city.shizuoka.jp/deps/kotu/ikawa.htm |
コース状況/ 危険箇所等 |
「横沢〜一本杉峠」 杉林の尾根、斜面の巻道、広々とした鉄塔付近、沢沿い・・と変化のある道。 送電線巡視路になっているので2-72、2-71、2-70と標識を追っていけばよい。 ただ倒木で塞がった場所、斜面が崩れた場所、沢が埋まった場所などがあり、そのたびに迷いそうになる。 「一本杉峠〜中保津〜林道」 途中までは送電線巡視路で歩きやすい。 その後も尾根がはっきりしているので苦労せず歩けました。 「林道県道合流点(961m)〜七ッ峰縦走路合流点(1361m)」 地形図に道が無く心配していた区間。 しかし強引に尾根に上がれば意外と歩きやすい尾根が続く。 途中、道らしき踏み跡が有ったり無かったりを繰り返しますが、尾根は明瞭なので迷うことは有りませんでした。 笹の激しい所や、背の低い杉の木の枝が邪魔して歩きづらい場所もあります。 「七ッ峰〜接岨峡温泉」 多少不明瞭なところもあるが、ここまでの行程に比べれば歩きやすく感じる道が続きます。 「接阻峡温泉」 接岨峡温泉駅の正面に「森林露天風呂」があります。 入浴500円。 その他「接岨峡温泉会館」という施設もあります。 |
写真
感想
昨冬は安倍東山稜を安倍峠から駿河湾まで順番に歩いたので、今冬は安倍西山稜を歩こう。
ということで安倍峠、八紘嶺、山伏、七ッ峰・・・と南下するように歩いて行きました。
その終点ですが東山稜は浅間神社まで明瞭な道が続きますが、西山稜は尾根が四方八方に分かれてしまい悩みます。
地形図をみると七ッ峰から天狗岳、中村山を経て牛妻あたりまで緩やかな尾根が続くので歩けそうな気がしますが、地形図に道が無いし、情報も無いし難しそうです。
それで、それ以上南下するのは諦めて無双連山、駿河徳山まで歩き、足跡の赤い線を梅ヶ島温泉から寸又峡温泉まで繋げて今冬の安倍西山稜を歩き終えることにしました。
しかし、その後maturiさんの本「安倍山系(中)」に出会います。
この本を見ると、気になっていた七ッ峰から天狗岳、中村山、突先山・・・さらには安倍城址、静岡市街まで尾根伝いに歩けることがわかります。
こうなると行きたくてしょうがなくなってしまいます。
それで3回に分けて、静岡市街から安倍城址、牛ヶ峰、突先山、中村山、夕暮山、天狗岳、一本杉峠と歩いてきました。
今回は最後の区間、一本杉峠から七ッ峰までを歩きます。
まずは横沢から一本杉峠に上がります。
晴れ予報なのに曇り気味。それどころか霰が降ってきて不安になります。
鉄塔付近は見晴らしが良く、大岳や真富士山が見えます。
所々荒れた場所もありましたが、やがて一本杉峠につきます。
古い道標と杉の大木が良い雰囲気です。
一本杉峠から中保津三角点へ登ります。
中保津は林の中で展望なし。ちょっと残念。
その先、しばらく林道を行きます。
林道が県道南アルプス公園線と合流した地点から、七ッ峰への尾根に取り付きます。
この尾根、地形図に道がなく不安な区間ですが、尾根に上がると意外とはっきりした踏み跡が続いています。
しかし、徐々に踏み跡が消えたり笹薮が出現したりします。
途中、右側に伐採用の作業道が現れたりしてガッカリする部分もありますが、道なき尾根を方向を見極め楽しみながら登って行きます。
1300m付近で三ッ峰方面からの林道終点とぶつかりますが、ここで南アルプス方面の展望に出会います。
赤石岳方面、山伏、安倍東山稜などが見渡せます。
今日の行程は展望は無いかなあと思っていたので、思わぬ場所からの展望に感動です。
そこから少しで七ッ峰への縦走路に合流します。
ここまでは杉林ばかりでしたが縦走路上は綺麗な自然林が広がり爽気分快です。
枝越しに赤石岳もチラチラ見えます。
そして3か月ぶりの七ッ峰に着きます。
今日も長島ダムの向こうに前法師子岳が望めます。
下山は接岨峡温泉へ向かいます。
傾斜もゆるく、下りやすい道が続きます。
途中、鉄塔付近で大無間山や黒法師岳を望むことができました。
列車の時間に余裕をもって下山することができたので、接岨峡温泉駅前の「森林露天風呂」に浸かってから井川線の列車に乗り込みます。
展望車からの景色を眺めながら井川まで行きます。
井川では僅か2分の乗換で「自主運行バス」に乗り換えます。
井川駅の駅員さんは親切で色々話しかけてくれるのですが、早口で答えて走り去ります。
申し訳ない気分ですが乗り換えに僅か2分しかないので仕方がありません。
遅れることなく無事に自主運行バスに乗れて一安心。
しかし、ここからも大変。
本来ならこのバスで横沢へ行けるのですが、現在通行止めのため横沢ではなく上落合へ行ってしまいます。
上落合から横沢へ戻るには静岡行きのバスに乗り上助で横沢行きのバスに乗り換えれば良いのだが、上助で2時間待ち!!。
山の中の寂しいバス停で2時間も待つ気になれず、乗り越して市街地まで行きラーメン屋で時間をつぶしてから横沢行のバスを捕まえて駐車地に戻りました。
ともかく、これで静岡から七ッ峰が赤い線で繋がりました。
さらには浅間神社〜突先山〜七ッ峰〜山伏〜安倍峠〜十枚山〜竜爪山〜浅間神社と大好きな安倍奥をぐるりと赤線で囲むこともでき大満足です。
さて次はどこを目指そうかな。
コメント
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こんにちは。
いつも記録を参考にさせていただいております。
浅間神社〜突先山〜七ッ峰〜山伏〜安倍峠〜十枚山〜竜爪山〜浅間神社をつなげる事なんて思ってもみませんでした。
これはすごいことですね。
横沢までどうやって戻られたのかと思ったら・・・なるほどこんなルートがあるんですね。
これからのレポも楽しみにしております。
『安倍山系』の価値を高めてくれる投稿をありがとうございました。
kenpapaさん、こんばんは。
「浅間神社〜突先山〜七ッ峰〜山伏〜安倍峠〜十枚山〜竜爪山〜浅間神社」
私自身も、これを繋げるとは思ってもみませんでした。
それだけに、「歩ける」と知ったときは嬉しくなりました。
「楽しみは来冬にとっておこう」とも思いましたが我慢できずに歩いてしまいました。
横沢への戻り方ですが、バス便が少なく非効率な戻り方になってしまいました。
静岡から横沢への始発バスの時間が朝もっと早ければ自家用車を使わずに帰りは大井川鉄道でのんびりビールを飲みながら金谷経由で帰るんですけどしょうがないです。
バスが有るだけでもありがたいと思わなければいけないですね。
maturi1198さん、こんばんは。
「安倍山系(中)」のおかげで静岡〜七ッ峰を楽しく歩きとおすことができました。
この本が無かったら、登山口の下見や偵察山行を何度も繰り返さなければならなかったと思います。
これで主稜線は歩いたけども、大棚山、大岳、見月山など、まだまだ気になるけど情報の少ない山がたくさんあるので、これからも「安倍山系(中)」参考にさせてもらいますね。
『安倍山系』のせい(?)でこの山域に足を突っ込むようにさせてしまい,申し訳なく思います(笑)
大岳の南尾根を登る経験無しに下りにとることだけはやめてください。たぶん今まで歩いた道とつなげるために笠張峠や富士見峠の方面に歩くか,そちらから来ると思います。権七ともつなげと思いますので,おそらく大岳の南尾根を下ることは無いと思いますが。
「安倍山系」が無くてもこの山域に足を突っ込んだと思いますが、突っ込む速度が3倍くらい早まりました(笑)。
「笠張峠や・・・権七とも・・・」
すっかり考えていることを読まれちゃっててますね
栗駒〜権七〜大岳〜三ッ峰 が気になり始めています。
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