常念岳 日帰り (一の沢〜胸突八丁〜常念小屋〜山頂)


- GPS
- 11:10
- 距離
- 13.4km
- 登り
- 1,610m
- 下り
- 1,606m
コースタイム
駐車場出発5:50〜登山道入口6:10〜大滝ベンチ7:20〜笠原沢8:20〜胸突八丁9:00〜最終水場9:30
〜常念小屋(常念乗越)10:20〜山頂到着12:10 (登り時間:6時間20分) 山頂休憩40分
下り:
山頂出発12:50〜常念小屋戻り13:35〜最終水場戻り14:20〜胸突八丁戻り14:35〜大滝ベンチ戻り15:50
〜登山道入口戻り16:40〜駐車場戻り17:00 (下り時間:4時間10分)
*総登山時間:11時間10分(山頂休憩40分 他、全ての休憩時間含む)
天候 | 快晴のち下山時曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
*10/15(月)5:30時点で駐車場ガラガラ(最大で30台程度駐車可) |
コース状況/ 危険箇所等 |
・駐車場〜登山道入口までは林道歩きです。(アスファルト舗装路、約20分) ・登山道入口〜胸突八丁までは急登はありません。常に沢沿いを歩きます。 一部登山道に水が流れている箇所がありますが、晴天なら問題ありません。 (雨天増水時は一部通行困難と思われる箇所が見受けられました) ・胸突八丁〜常念小屋までは急登になりますが、ハシゴ、鎖場等はありませんので、 特に問題はないと思います。 ・常念小屋〜山頂までは完全な稜線歩きで、かなりの急登(岩、ガレ場)です。 ですが、こちらも鎖場、ハシゴ等はありませんので特に問題は無く、体力勝負といったところです。 |
写真
感想
常念岳登山(日帰り)
今年の7/31、上高地から重太郎新道を経て、奥穂高岳を日帰りで
登頂した際に、前穂から奥穂への吊り尾根途中でこの「常念岳」を
初めて見ました。
7/31も今日と同じく快晴でガスも無く、吊り尾根及び奥穂山頂から
槍、涸沢、笠ヶ岳、ジャン、そして常念山脈も丸見えで、その常念山脈の中でも
山頂付近が甲斐駒ほどではありませんが白く三角形で、ひと目で判るのが
この常念岳でした。
本日はその常念岳を日帰り登頂する事になりましたので、今度は逆に
こちらから前穂・奥穂を見るとどんな感じなのか期待しつつ登頂に臨みました。
この日帰り登山は、一の沢林道駐車場から胸突八丁〜常念乗越(常念小屋)
〜常念岳山頂を往復ピストンするもので、標高差約、1600m弱(1260m〜2857m)、
片道距離約7Km弱と、私のような素人の日帰り登山としては、データ的には
それなりにハードな数値です。
ですが、今回の「一の沢ルート」自体は一般的な登山道で、特に危険な崖、鎖場、
ハシゴ等は一切無く、且つ、マイカーで登山口まで直接行けますので、ある意味
時間的制約(南ア及び上高地のようにバスの最終時間で制約)が無いので、
その点では日が暮れても装備さえしっかりしていれば、時間を掛けて登頂可能な山と言えると思います。
(特に南ア・北岳日帰りなどは、私の登山レベルの場合、最終バスの
時間が常にプレッシャーとなりながらの登山で、いつもギリギリです)
まずは、一の沢林道駐車場5:30頃到着です。10/15(月)のこの時間で
余裕で駐車出来ました。約30台くらいで満車だと思いますので、
TOPシーズンでは、当日朝の駐車は厳しいと思います。
この駐車場から登山道入口まで、残りの林道舗装路の歩き(20分程度)が
あります。正直、堅い登山靴ではこの区間はしんどかったです。
登山道入口に着くと、トイレ・水があります。但しこの水は沢の水そのまま
との事で、一応飲めませんと書いてありました。
トイレはこの先、常念小屋までありません。
登山口を出発して胸突八丁まで(約3時間)は、緩やかな登山道が延々と続き、
特に危険個所等もありません。常に沢沿いを水の流れる音を聞きながらの登山で、
大した急登もないので、心地良い歩行で進んで行けます。
(但し、標高差1600mもある事から、最初にこの緩い登山道が長く続く
という事は、終盤に急登が待っているという事です)
胸突八丁から先は、ようやく急登区間に入ります。
(急登ベンチも3箇所ほどあります)ですが、急登といっても実際の印象は、
一般登山道での急登で、崖・鎖での岩登り等は一切ありません(ハシゴも無し)
ので、特に問題は無いと思います。
この急登区間(約1時間20分)を過ぎると、常念乗越(稜線)に出ます。
ここへ来てようやく槍穂が快晴・無風状態で出て来ました。樹林帯のコースから
いきなり全快状態で反対側に現れますので衝撃的でした。
ここに常念小屋もありますのでトイレが使えます。トイレットペーパーも
完備されていましたので、山では嬉しい限りです。
(テン場の奥に簡易式トイレが3台です)
ここから先、山頂までは稜線上(幅はかなりあります)をほぼ直登するような
急登区間になります。先ほど書いた通り、今まで緩かった分、この先の急登は
私的にはかなり堪えました。
ここ(常念乗越)からの残りの標高差は約400m、距離は1Km位でしょうか。
状況としては、完全な岩ゴロの急登です。若干ですが、浮石も見られました。
(ですが、鎖場・岩登り・ハシゴ等は一切ありません)
私はこの区間だけで1時間30分もかかりました。
そしてようやく山頂到着です。(12:10着)
駐車場からここ(山頂)まで、6時間20分かかりました。
やはりバスの最終時間の制約が無いというのは精神的に良いものです。
これだけ時間をかけて登っても、後はマイカーに戻れると思うと気が楽です。
(但し、暗くなっても歩ける為の装備及び、緊急時にビバーク等が出来る
装備と知識があっての事です)
山頂では期待通り、槍穂が雲一つ無しの状態で丸見えです。
ここまで登って来た甲斐があったものだと心底感じました。
7/31に登った前穂〜吊り尾根〜奥穂も完璧な眺望です。ついにこちら側からも
見る事ができ、達成感で一杯です。
又、奥穂〜涸沢岳〜北穂〜大キレット〜南岳〜中岳〜大喰岳〜槍ヶ岳まで
全て一望出来ました。これを見てやはり、あそこは行くしかない!と、
再度決心した次第です。
出来れば今年中(もう時期的に厳しいか・・・)でなければ、
来年には必ずあそこを歩くと心に決め、山頂を後にしました。
(その為にはまず、テントと大型ザック・・またまた先立つモノが・・・)
*下り時間:4時間10分
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