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Yamareco

記録ID: 2424554
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ハイキング
富士・御坂

宝永山

2020年07月05日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
14.5km
登り
1,436m
下り
1,420m

コースタイム

日帰り
山行
6:10
休憩
0:50
合計
7:00
5:00
60
7:20
30
7:50
30
8:20
10
8:50
9:00
40
9:40
0
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10
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10:00
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11:00
11:10
40
11:50
12:00
0
 梅雨空が続く週末、土曜日夜から日曜日午前中は一瞬、雨が止むと読んで、このピンポイントの間に、富士山麓のランのお花探しに行ってみることにした。蘭の開花時期にこの山域をまだ歩いたことがなく、一度は行ってみたいと狙っていたのだ。
 イチヨウランやハコネランが見られることは、いろいろな情報からしっていたので、まだ見たことのないハコネラン探しを本命に、複数のお花が見つかればなあと希望をもって、朝3時起きで、水が塚へ行ってみることにした。
天候 曇りのち雨
過去天気図(気象庁) 2020年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
水が塚公園Pに停めてピストン
帰り運転は濃霧で視界20mぐらいで怖かった・安全運転しましょう!
コース状況/
危険箇所等
御殿庭下より上部一応立ち入り禁止のトラテープで通せんぼしてある。
でも、自己責任でくぐって行ってしまいました。
今日は稜線は爆風でした。風速30mぐらいあったかも。
体ごと持っていかれそうになることが数回あった。小砂利がぶっ飛んできます。
その他周辺情報 水が塚Pは空いてました。
今日の目的のお花イチヨウラン、もう終盤で見納めです。
すでに時期は遅く、1輪しか見つけられなかった。
最盛期にはたくさん見られるんだろうなあ
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今日の目的のお花イチヨウラン、もう終盤で見納めです。
すでに時期は遅く、1輪しか見つけられなかった。
最盛期にはたくさん見られるんだろうなあ
今日の本命目的のお花、ハコネラン
ずっと歩いて数株しか見つけることが出来なかった。
小さいお花なので難しいですね。私は初めてみました。
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今日の本命目的のお花、ハコネラン
ずっと歩いて数株しか見つけることが出来なかった。
小さいお花なので難しいですね。私は初めてみました。
この写真のように葉っぱは1枚
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この写真のように葉っぱは1枚
舌状花びらがギザギザになっていることで区別するそう。
コイチヨウランと花の大きさの感覚は似てるけど、花のもつ雰囲気は全然違う。ハコネランの方が透明感があり、すっと伸びて、華やかさがある。
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舌状花びらがギザギザになっていることで区別するそう。
コイチヨウランと花の大きさの感覚は似てるけど、花のもつ雰囲気は全然違う。ハコネランの方が透明感があり、すっと伸びて、華やかさがある。
独特の透けるような美しさがある。
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独特の透けるような美しさがある。
ペアのハコネラン
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ペアのハコネラン
サイドビュー
ここでお目にかかれるとは思いもよらなかったアリドオシラン
これもお初のお花です。良いお花に巡り合えて幸運!
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ここでお目にかかれるとは思いもよらなかったアリドオシラン
これもお初のお花です。良いお花に巡り合えて幸運!
猛烈な霧の中を走り、上りにかかるあたりで、すこし晴れてきました。水が塚公園に着いたら、富士山に雲がかかってしまった。
2020年07月05日 04:58撮影 by  X30, FUJIFILM
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7/5 4:58
猛烈な霧の中を走り、上りにかかるあたりで、すこし晴れてきました。水が塚公園に着いたら、富士山に雲がかかってしまった。
キノコ、こんな時期でも生えます。
2020年07月05日 05:37撮影 by  X30, FUJIFILM
7/5 5:37
キノコ、こんな時期でも生えます。
サワギク
2020年07月05日 05:42撮影 by  X30, FUJIFILM
7/5 5:42
サワギク
イワセントウソウ
独特のフォルムが好き。
2020年07月05日 05:57撮影 by  X30, FUJIFILM
7/5 5:57
イワセントウソウ
独特のフォルムが好き。
御殿庭下あたりがイチヤクソウが満開でした。
御殿庭中にかけては蕾が多かった。
2020年07月05日 06:46撮影 by  X30, FUJIFILM
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7/5 6:46
御殿庭下あたりがイチヤクソウが満開でした。
御殿庭中にかけては蕾が多かった。
ギンリョウソウ
2020年07月05日 06:56撮影 by  X30, FUJIFILM
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7/5 6:56
ギンリョウソウ
銀ちゃんもいっぱい出てます。
2020年07月05日 06:57撮影 by  X30, FUJIFILM
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銀ちゃんもいっぱい出てます。
イチヤクソウ
2020年07月05日 07:15撮影 by  X30, FUJIFILM
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7/5 7:15
イチヤクソウ
御殿庭下には立ち入り禁止テープが・・・
2020年07月05日 07:19撮影 by  X30, FUJIFILM
7/5 7:19
御殿庭下には立ち入り禁止テープが・・・
コケモモ
ちょうど咲き始めできれいです。
2020年07月05日 07:39撮影 by  X30, FUJIFILM
7/5 7:39
コケモモ
ちょうど咲き始めできれいです。
シロバナヘビイチゴ
終盤でほとんどが落花しています。
2020年07月05日 07:42撮影 by  X30, FUJIFILM
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7/5 7:42
シロバナヘビイチゴ
終盤でほとんどが落花しています。
コケモモ
2020年07月05日 07:52撮影 by  X30, FUJIFILM
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7/5 7:52
コケモモ
コケモモに何かが寄生した???
2020年07月05日 08:07撮影 by  X30, FUJIFILM
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コケモモに何かが寄生した???
森林限界付近のガレ場にはコケモモは大群落を作って咲き乱れていました!
2020年07月05日 08:09撮影 by  X30, FUJIFILM
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森林限界付近のガレ場にはコケモモは大群落を作って咲き乱れていました!
ミヤマオトコヨモギ
ガレ場のなかで逞しく咲いてます。
2020年07月05日 08:17撮影 by  X30, FUJIFILM
7/5 8:17
ミヤマオトコヨモギ
ガレ場のなかで逞しく咲いてます。
富士山頂が見えてきた!
2020年07月05日 08:13撮影 by  X30, FUJIFILM
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7/5 8:13
富士山頂が見えてきた!
富士山第一火口と宝永山
2020年07月05日 08:26撮影 by  X30, FUJIFILM
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7/5 8:26
富士山第一火口と宝永山
富士山頂が一瞬見えた!
2020年07月05日 08:26撮影 by  X30, FUJIFILM
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7/5 8:26
富士山頂が一瞬見えた!
また雲がかかってしまった!
2020年07月05日 08:28撮影 by  X30, FUJIFILM
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また雲がかかってしまった!
富士宮口5合目分岐まできた。
宝永山が見えてきます。
2020年07月05日 08:32撮影 by  X30, FUJIFILM
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富士宮口5合目分岐まできた。
宝永山が見えてきます。
カラ松の新緑がすばらしい!
2020年07月05日 08:33撮影 by  X30, FUJIFILM
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7/5 8:33
カラ松の新緑がすばらしい!
6合目分岐、ここから別れて、宝永山へ向かいます。
2020年07月05日 08:43撮影 by  X30, FUJIFILM
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6合目分岐、ここから別れて、宝永山へ向かいます。
オンタデ
最も厳しい環境で根をおろす。
2020年07月05日 08:45撮影 by  X30, FUJIFILM
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オンタデ
最も厳しい環境で根をおろす。
ミヤマオトコヨモギ
2020年07月05日 08:47撮影 by  X30, FUJIFILM
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ミヤマオトコヨモギ
ウメハタザオ
2020年07月05日 08:46撮影 by  X30, FUJIFILM
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ウメハタザオ
宝永山への第一火口縁トラバースはウメハタザオの群生地
2020年07月05日 08:52撮影 by  X30, FUJIFILM
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宝永山への第一火口縁トラバースはウメハタザオの群生地
大きな株がわんさかあります。
2020年07月05日 08:54撮影 by  X30, FUJIFILM
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7/5 8:54
大きな株がわんさかあります。
ウメハタザオが一番旬でした!
2020年07月05日 08:54撮影 by  X30, FUJIFILM
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7/5 8:54
ウメハタザオが一番旬でした!
宝永山登山道を登り始めると第一火口の全容が見えてくる。まだ雪渓が残ってますね。第一火口を見下ろす。
2020年07月05日 09:03撮影 by  X30, FUJIFILM
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7/5 9:03
宝永山登山道を登り始めると第一火口の全容が見えてくる。まだ雪渓が残ってますね。第一火口を見下ろす。
宝永山は爆風地帯と化していました!予想はしてたけど、予想以上に風は強かった!小砂利が吹き上げてぶっとんできます。耳の穴が痛いほど。時に体が煽られ、バランス崩すと超危険!
2020年07月05日 09:41撮影 by  X30, FUJIFILM
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7/5 9:41
宝永山は爆風地帯と化していました!予想はしてたけど、予想以上に風は強かった!小砂利が吹き上げてぶっとんできます。耳の穴が痛いほど。時に体が煽られ、バランス崩すと超危険!
宝永山頂にて一応証拠写真を撮影した。
この間もストックとか飛ばされそうなので慎重に影に置く。
頂上は若干風が弱くなるが、油断できない。
2020年07月05日 09:41撮影 by  X30, FUJIFILM
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7/5 9:41
宝永山頂にて一応証拠写真を撮影した。
この間もストックとか飛ばされそうなので慎重に影に置く。
頂上は若干風が弱くなるが、油断できない。
振り返って山中湖が見事。
でも景色ゆっくり見れる余裕なし!
2020年07月05日 09:42撮影 by  X30, FUJIFILM
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7/5 9:42
振り返って山中湖が見事。
でも景色ゆっくり見れる余裕なし!
パノラマも撮っておく。
都合撮影時間は最小限にし、この間1分ぐらい。
身の危険を感ずるほどの風のため、一刻も早く下山。
2020年07月05日 09:42撮影 by  X30, FUJIFILM
7/5 9:42
パノラマも撮っておく。
都合撮影時間は最小限にし、この間1分ぐらい。
身の危険を感ずるほどの風のため、一刻も早く下山。
下まで来ると風は嘘のように弱まる。6合目分岐にて、遅ればせながら、エネルギーと水分補給。この写真撮ってるときに、変な姿勢して足が吊った!ちょっと無理しすぎたかな!
で小休止して、少し食べて、芍薬甘草湯を念のため飲んでおく。
2020年07月05日 10:06撮影 by  X30, FUJIFILM
7/5 10:06
下まで来ると風は嘘のように弱まる。6合目分岐にて、遅ればせながら、エネルギーと水分補給。この写真撮ってるときに、変な姿勢して足が吊った!ちょっと無理しすぎたかな!
で小休止して、少し食べて、芍薬甘草湯を念のため飲んでおく。
第二火口を見下ろす。
小休止中に雨がとうとう降ってきた!
仕方なく、ザックカバーと雨具を上だけつけて出発。
2020年07月05日 10:10撮影 by  X30, FUJIFILM
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7/5 10:10
第二火口を見下ろす。
小休止中に雨がとうとう降ってきた!
仕方なく、ザックカバーと雨具を上だけつけて出発。
御殿庭上で予定は幕岩経由で周回するつもりだったが、雨風強くしかもガスってきてしまったので、あっさりピストンにコース変更。
2020年07月05日 10:33撮影 by  X30, FUJIFILM
7/5 10:33
御殿庭上で予定は幕岩経由で周回するつもりだったが、雨風強くしかもガスってきてしまったので、あっさりピストンにコース変更。
マイヅルソウ
咲き残りの株です。ほぼおしまい。
2020年07月05日 10:38撮影 by  X30, FUJIFILM
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7/5 10:38
マイヅルソウ
咲き残りの株です。ほぼおしまい。
イチヤクソウ
2020年07月05日 11:13撮影 by  X30, FUJIFILM
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7/5 11:13
イチヤクソウ
ヨツバムグラ
2020年07月05日 11:59撮影 by  X30, FUJIFILM
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7/5 11:59
ヨツバムグラ
ツルシロカネソウ
花はいっぱい残っていますが、ほぼ咲き残りの1輪という感じ。
株数が多く、最盛期には白い花園になるかも。1か月早くて良い。
2020年07月05日 11:59撮影 by  X30, FUJIFILM
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7/5 11:59
ツルシロカネソウ
花はいっぱい残っていますが、ほぼ咲き残りの1輪という感じ。
株数が多く、最盛期には白い花園になるかも。1か月早くて良い。
ヤブデマリ
2020年07月05日 12:03撮影 by  X30, FUJIFILM
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7/5 12:03
ヤブデマリ
苔むした森
2020年07月05日 12:17撮影 by  X30, FUJIFILM
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苔むした森
アマドコロ
2020年07月05日 12:18撮影 by  X30, FUJIFILM
7/5 12:18
アマドコロ
駐車場へ戻ってきたとたんに、本降りに!
樹林帯では、雨具も傘もザックの中にいれてしまったので、あと車まで数十メートルというところから、一瞬でずぶぬれになった。なんてこった!
2020年07月05日 12:52撮影 by  X30, FUJIFILM
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7/5 12:52
駐車場へ戻ってきたとたんに、本降りに!
樹林帯では、雨具も傘もザックの中にいれてしまったので、あと車まで数十メートルというところから、一瞬でずぶぬれになった。なんてこった!
撮影機器:

感想

 思い切って、行ってみた甲斐は十分にあったといえる収穫だった。蘭については、本命ハコネランはなかなか見つけられなかったが、なんとか数株を探し出し、見つかればラッキーと思っていたイチヨウランは咲き残りの2株、そして思いもよらず、幸運にも巡り合えたアリドオシランの2株の3種を撮影できた。
 お天気は思ったより持ってくれたので、足を延ばして宝永山まで行ってみた。第一火口にはウメハタザオの大群生が見られて、ここまで来てみた甲斐があった。しかし稜線へあがると、想定以上に爆風が吹き荒れ、身の危険を感ずるほど!宝永山頂上には1分いたかいないかぐらいで、即座に下山。振り返ると、爆風の予感のあった稜線手前では、やはり引き返すのが正解だったのだろう。軽はずみな行動(宝永山は計画外)はやはり慎まねばならないと思った。
 そんな気象条件だったので、かなり無理して休憩もなしで往復したが、第一火口縁まできて小休止を取った時、右足が吊りそうになった。無理してしまった結果がこの事態に結び付いたことは明らかで、休憩を取らなくてはと思いつつ、お天気との競争という意識もあって、休みなしで飛ばしてしまった自覚もある。自分の体力相応ペースにしなくて、足が吊って動けなくなってしまうことを今一度肝に命じよう!
 小休止中にとうとう横殴りの雨になった。想定していたとは言え、雨降りになるとテンションはダダ下がり。あっさり幕岩への周回計画は諦めピストンに変更。これは正解だったと思う。いち早く樹林帯に逃れ、少なくとも横殴りの雨は回避。復路はお花探しののんびりムードでの下山となった。みつけたお花は普段は断然登り時に出会うことが多いが、今回はすべて下りの復路で探し当てた。まあピンポイントでよい山が楽しめた1日でした。
 

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