鎌ヶ岳【大洞林道から西端尾根へ登りニゴリ谷を下る】
三重県
滋賀県
onetotani
その他2人 - GPS
- 14:45
- 距離
- 8.2km
- 登り
- 769m
- 下り
- 745m
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| 天候 | 晴れ 【気温】スタート地点：22℃ 鎌ヶ岳：25℃ ニゴリ谷堰堤：27℃ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2020年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
【注意】 大洞林道には所々大きな倒木や落石があり、ワンボックスサイズの 通過は困難かと思います。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
【大洞林道から白滝山】〜 武平トンネルを滋賀県側に抜け「スカイライン終点」の看板手前から 野洲川に架かる橋を渡り大洞林道へ入り土管の並ぶ空き地に 駐車しました。 僅かに進みカーブミラーの手前から山腹に取付き、白滝山から延びる 南東向きの尾根を辿ります。 ほぼ40度ほどの急斜面を約130mほど直登するとやがて鹿除けネットが 現れます。この先はルートに迷うことなくネットに沿ってしばらく 進むと尾根形状となり、ネットが尽きるとやがて厳しい登りから 開放され白滝山に到着します。 【西端尾根（せいたんおね）】〜 白滝山から曖昧な急斜面を東へ下り痩せ尾根になると、 明確な尾根筋が続きます。 やがて再び北に振った尾根筋がわずかな登りでピークの直下を鋭角に 右曲して東へ延びていきます。 大洞の頭はピークに向かって左へ僅か上がった地点で、 朽ちた山頂プレートが下がっています。 風化したザレのリッジや岩場を過ぎると石楠花が多く見られる 安定した尾根に変わり鎌尾根�絞�へ合流します。 【ニゴリ谷】〜 岳峠の道標脇から笹薮を跨いで西へ下ります。 やがて岩が荒々しく堆積した谷筋が現れます。しばらくすると 傾斜は緩みますが岩ゴロの歩きにくい状態は続きます。 谷芯を逃げて足元が安定した谷の端を選んで下ります。 やがて左岸から染み出る岩清水を過ぎるとやっと伏流から流れが現れ 度重なる徒渉の始まりとなります。 （結局20回ほど徒渉を繰り返したでしょうか。） 顕著な二股となるロクロ谷の出合に出ると、残り距離は1/3でしょうか。 峠から下り始めて約2時間が経過しています。残り1時間と想定します。 流れから離れたり谷芯へ降りたりを繰り返し、荒れた伏流の松山谷を 右から併せると下流らしい穏やかな様子に変わり、更に右股の野洲川に 合流し堰堤に出るとやっとニゴリ谷も最終盤です。 二度目の堰堤手前から戻るように石垣へ出て、見上げるスカイラインの ガードレールをめがけて斜面を無理やり攀じると、 「県境より3.5km」標識の地点となります。 |
写真
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ルート序盤は山腹をほぼ直登。一番の頑張り処だ。
白滝山に到着。書き込みの標高は間違いで、正解は841mです。
この二股から残りの距離は1/3かな。
徒渉もすでに20回を越えたかな〜。
感想
onetotani
今回の目的は以前から気になっていたニゴリ谷を歩く事だ。
下山地点に近い稲ヶ谷登山口に置き車をして、最短距離で西端尾根へ
上がる計画で大洞林道へ向かう。
取付きからの直登はきつかった。いきなり現れた正念場だ。
尾根形状の無い斜面をとにかく高みを目指してほぼ直登で130mほど
上がった辺りで鹿除けネットが現れた。これでルートは一安心だ。
尾根の形状が現れ、やがてネットが尽きると僅かに傾斜も緩み、
微かに踏み跡も現れ西端尾根に合流する。
朽ちた標識が無ければ知らずに通過しそうな白滝山からは
薄いながらも踏み跡が続き、明確な尾根筋に従えばやがて西端尾根も
鎌尾根�絞�のピークに接続する。
頭上から容赦なく陽に照りつけられながら、綿向〜雨乞〜イブネと続く
主脈を眺めながら鈴鹿でも屈指のコース、鎌尾根を辿り岳峠に出る。
食事は目と鼻の先、鎌の山頂でと思ったが涼しい風が通る峠に
勝る場所は無さそうだ。さっさと食事を済ませて山頂を往復したら
今回の目的地・ニゴリ谷へ向かおう。
丈の短い笹を跨いで谷間に踏み込むとやがて大きな石がゴロゴロと
堆積する荒々しい谷筋に出た。
鎌ヶ岳西面のダイナミックな岩壁を樹林越しに振り返りながら
広がりがありながら樹林が茂るため、不安定に堆積した岩ゴロの
谷芯にルートを求めて下るがやがて伏流から谷水が流れ出すと
そうもいかない。徒渉を繰り返しながら随分歩いた気がするが
距離はたいして延びていなかった。
ロクロ谷出合で地図を確認すると、残りはまだ約1/3ほど有りそうだ。
流れで少しクールダウンしてから先へ進もう。
数えきれないほど徒渉を繰り返し、最後の二股で野洲川に名前が
変わると全長3.5kmにわたるニゴリ谷からもそろそろお別れだ。
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こんにちはonetotaniさん
西側からのマニアックなルートですね。ニゴリ谷から見上げる鎌ヶ岳の姿が新鮮で印象的です。
鈴鹿もかなり暑そうですが、谷間を渡渉しながら涼しく下れそうなルートですね。ヒルは大丈夫でしたか？
teppanさん 今晩は。
今回は岳峠からニゴリ谷を下る。そのために短時間で西端尾根へ上がれる
大洞林道から支尾根を上がりましたが、鎌尾根までは意外に風には恵まれ
到着できましたが鎌の山頂は灼熱で早々と退散しました。
ニゴリ谷は大きな谷で岩が堆積する歩きづらい谷でした。
広い樹林帯を左右に区切るように岩ゴロの谷芯が緩やかに延々と続き、
中間地点辺りでやっと伏流から流れに手を浸せるようになりました。
大洞林道から尾根取付き辺りで一人がしっかり献血したようです。
先日は、多々お世話になりました。
未だに余韻に浸ってます。
今回のルート、尾根から取付いて
眺めのいいザレ場、そして灼熱地獄のあとは
終盤は沢ルートと
変化に富んだ道ですね。
鎌ヶ岳の形の良さを改めて思いました。
komakiさん 今晩は。
楽しい遠征もあっという間に終わってしまいましたね。
4座日帰りの疲れもなく、真夏の鈴鹿を歩いてきました。
ニゴリ谷から振り返る鎌ヶ岳西面の岩壁はなかなかダイナミックで
アルプスの岩峰を見上げるようでしたよ。
まだ他にも歩きたいルートはあるんですが、自粛要請も猛暑も一段落した
時期になりそうです。
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