大貝戸からの藤原岳 ガスの山頂とカレー煮込みうどん


- GPS
- 06:20
- 距離
- 6.3km
- 登り
- 1,021m
- 下り
- 1,011m
コースタイム
09:45 大崩落地点
10:10 9合目
10:30 藤原山荘避難小屋(昼食) 12:00
12:20 藤原岳山頂 12:25
12:40 藤原山荘避難小屋(トイレ休憩) 12:45
14:35 登山口
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・コース図は手書きの上、正確ではないです。 ・登山ポストあります (登山口の鳥居前)。 ・途中より圧雪で滑りやすいため、アイゼンを使用しました。 ・8合目より先の冬道も、しっかりした踏み跡が多数。簡易アイゼンのみで問題なく歩行できました。 ・阿下喜温泉 あじさいの里 http://ajisainosato.com/ |
写真
ネギ、豚肉、はんぺん、かに風味かまぼこ、油揚げ、鰹・昆布・椎茸の出汁、鶏がら出汁
生卵、コーヒーフレッシュ、コンソメ、カレー粉、八丁味噌、バター
煮干し粉、鷹の爪、コーヒー、食塩、醤油、みりん、オイスターソース
白ごはん、生うどん(煮込み用)、それに重〜い土鍋
これだけ持って来て作れなかったとしたら、悔やむに悔やみきれない!
感想
「正月休みの間に山へ行こう」というK隊員の提案もあり、年末から予定はしたものの、行き先がなかなか決まらない・・・
出来たら避難小屋もある山が良かったので、11月に登ったものの、登頂はしていなかった藤原岳に赴くこととなりました。
今回の山行、年明けの時点では5日に予定していたのですが、天気が良くなさそうだということで、
わざわざ6日に変更しました。
昨日は絶好の山日和、展望も最高だった様で、どうやら今年もそういうパターンらしいです。
登山口駐車場に着いて唖然。30台ぐらいは停められるであろう駐車場が到着時にはほぼ満杯。
準備中も続々と増えている様子でした。
正月休み最終日が6日という人が多い中、想像以上の盛況ぶりです。もしかしたら避難小屋も満員で
使用できないかもしれません。
そんな不安を胸に秘め、登山届を記入・投函後に一礼して入山。すぐの神武神社で参拝し、歩き始めます。
先行者に踏まれた雪が固まり非常に滑りやすかったので、5合目近辺だったか、雪が融けている区間以外は
軽アイゼンを装着して歩行しました。
途中、気になったことがあります。
9合目を過ぎてからルートの右手にお墓が二基並んでいるのですが、墓標の間や正面にもワカンやスノーシューの
踏み跡が沢山ありました。
花筒や添えられた花もありましたので、分かりにくいことはなかったと思います。
けれど、そこを踏んで通った方たちはきっとその存在に気付かれていないのでしょう。
手を合わせた後も、何か複雑な気持ちでした。
藤原山荘に到着。予想に反して席も空いていました。
今回は昼食に『カレー煮込みうどん』を作るつもりで、無駄に重い土鍋や材料を背負い、ここまで登って来たのです。
こんなもの、屋外では絶対に作れないですから本当に空いてて嬉しかったです。
思えば4〜5年前、何となく興味を持って、無知の状態から失敗と改良を重ねて1年間、クソ暑い季節も毎週作り続けた
『味噌煮込みうどん』と『カレー煮込みうどん』・・・
改良をすればするほど、どんどん面倒で時間の掛かる作業が増えてゆきます。
趣味だったはずのものはやがて苦痛となり、ある日、その苦痛がついにピークを越え、ずっと止めていました。
3〜4年前から一度も作っていないので、何一つ覚えていません。今日は、唯一の頼りである殴り書きのメモの内容を
憶えてきました。
本当にできるのか、かなり不安でしたが何とか完成しました。が、麺のコシが以前よりも弱い・・・?
思い出しました。
打って切ったうどんを一旦冷凍することで、弾力が格段に上がるのです。なぜだか分かりませんが、作っていた頃に
発見した事項のひとつです。
汁の方は問題なかったので、次からは忘れないようにしましょう。
長い昼食を終え、ガスで真っ白な山頂を目指します。
この道もよく踏まれており、全く問題なく歩くことができました。
前回の天狗岩、今日の山頂、この山ではいまだ真っ白な(ガスで)景色しか見たことがありません。
また来いということなのだと勝手に判断することにします。
神社でお礼参りの後、無事に下山できました。
今回、自分にとっては初めての雪山の経験でしたが、他の季節とは違った楽しさや美しさがある反面、
雪崩や道迷いなどの危険が多く含まれているのも事実です。
高い低いに関わらず、全国の山での遭難が連日で報道されています。
人ごとではありません。
それだけは何があっても忘れないように心掛けようと思っています。
最後まで目を通していただき、ありがとうございました。
コメント
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はじめまして yuconと申します!
BRAVO〜! 素晴らしいです。藤原岳も知っておりますし手打ちうどんの手間、出汁や土鍋の重量そして積雪の大貝戸登山道、実際は想像以上に苦労されたと思います。
そんなに苦労してまで何故藤原山荘でカレーうどんを作りたいか? そんなの聞くまでもなく「とびっきり美味いから」ですよね!そして友人のうまそうに食べる顔が見たいから、全てにおいて幸せな時間を過ごせるからですよね!
料理って不思議なもので「かけるべきはお金でなく手間」なんですよね!手間を掛ける=気持ちをかける だと思います。 某一流シェフ曰くキャベツ一枚、キュウリ一本でも「どうぞ!」といって相手に手渡した瞬間にそれは料理となるそうです。
hiroCさんのおもてなしを受けられたk隊員はもちろんのことk隊員の喜ぶ顔を見ているhiroCさんもレコを読んでいる私もみんな幸せだと思います。
雪に囲まれた藤原山荘全体に漂うカレーうどんの熱い湯気と良い香りがこちらにも伝わってきます。
取り留めのないコメント長くなり申し訳ないです。とにかく感動しました!
ご馳走様でした!
嬉しいコメントありがとうございます。
「かけるべきはお金でなく手間」・・・同感です。
料理だけでなく様々な場面において、あえて近道を使わずに、わざわざ回り道した先で偶然見つけた何気ない物の方が、いつまで経っても重要だったりすること・・・自分の中では結構多い気がします。
実は今回作ったうどん、久しぶりだった事もあり、本当に自分の舌が覚えている味になるのか確信が持てずにいました。
大失敗の恐れも抱えていたので、当日までK隊員には内緒にしており、「もてなし」というよりは、少しだけ「試食」してもらった形です。
うどんの方はもうちょっと・・・でしたが、汁を一口飲んだK隊員が「うまいな」と言ってくれた時は、正直に嬉しかったです。
うどんのコシの問題も解決できそうなので、仲間たちへの『(自分の中で)完全版煮込みうどん』・・・近いうちに実現できそうです。
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