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記録ID: 260116
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積雪期ピークハント/縦走
蔵王・面白山・船形山

大倉山・北泉ヶ岳(SVから) 大倉山北尾根でアルペン気分

2013年01月12日(土) [日帰り]
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GPS
08:24
距離
14.2km
登り
762m
下り
886m

コースタイム

8:02スプリングバレースキー場-9:52桑沼分岐(種沢林道・升沢林道)-12:04大倉山・山頂-14:27北泉ヶ岳・山頂-14:59三叉路-15:38水神分岐-16:27少年自然の家バス停
天候 晴れ、曇、雪。
-2〜5℃。
過去天気図(気象庁) 2013年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
スプリングバレーまで市営バスが走っています。
地下鉄泉中央駅バス停 7:15発
泉ヶ岳少年自然の家バス停 17:05発
コース状況/
危険箇所等
大平桑沼林道は、1026ピークの東くらいまではスキーのトレースがありますが、そこから先はすべてラッセルです。
北泉ヶ岳と大倉山の間の尾根、さらに長倉尾根も歩く人はほとんどいないようです。
快晴のスプリングバレー(SV)スキー場。北泉がバッチリ見えます。
2013年01月12日 08:02撮影 by  PENTAX Optio RZ18, PENTAX
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1/12 8:02
快晴のスプリングバレー(SV)スキー場。北泉がバッチリ見えます。
大平桑沼林道は駐車場として利用されており、ココまでで除雪は終わりですが、乗り越えて進みます。
2013年01月12日 08:07撮影 by  PENTAX Optio RZ18, PENTAX
1/12 8:07
大平桑沼林道は駐車場として利用されており、ココまでで除雪は終わりですが、乗り越えて進みます。
遠く太平洋も望めました。
2013年01月12日 08:12撮影 by  PENTAX Optio RZ18, PENTAX
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1/12 8:12
遠く太平洋も望めました。
こんなカンジでスキーのトレースがチラホラ。たまにワカンやツボ足も。
2013年01月12日 08:48撮影 by  PENTAX Optio RZ18, PENTAX
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1/12 8:48
こんなカンジでスキーのトレースがチラホラ。たまにワカンやツボ足も。
このあたりから単独ラッセル開始。林道の真ん中がイチバン歩きやすく、雪が締まっています。
2013年01月12日 09:13撮影 by  PENTAX Optio RZ18, PENTAX
1/12 9:13
このあたりから単独ラッセル開始。林道の真ん中がイチバン歩きやすく、雪が締まっています。
桑沼分岐が見えました。北泉〜大倉山の尾根も。最大のワナが待ち受けているとも知らず・・・。
2013年01月12日 09:49撮影 by  PENTAX Optio RZ18, PENTAX
1/12 9:49
桑沼分岐が見えました。北泉〜大倉山の尾根も。最大のワナが待ち受けているとも知らず・・・。
目指す尾根が遠ざかっていくので、覚悟を決めて林に突入です。
2013年01月12日 10:15撮影 by  PENTAX Optio RZ18, PENTAX
1/12 10:15
目指す尾根が遠ざかっていくので、覚悟を決めて林に突入です。
突然、広い雪原に出ました。急登になる尾根も右側あたりからなら登れそうです。
2013年01月12日 10:49撮影 by  PENTAX Optio RZ18, PENTAX
1/12 10:49
突然、広い雪原に出ました。急登になる尾根も右側あたりからなら登れそうです。
林をズカズカ進むと、「アレレ・・・・・・?」
2013年01月12日 11:02撮影 by  PENTAX Optio RZ18, PENTAX
1/12 11:02
林をズカズカ進むと、「アレレ・・・・・・?」
後を振り向くと「アレアレアレ・・・?」 これは道では。すべてを悟りました(ヽ゜ω゜)ノ
2013年01月12日 11:03撮影 by  PENTAX Optio RZ18, PENTAX
1/12 11:03
後を振り向くと「アレアレアレ・・・?」 これは道では。すべてを悟りました(ヽ゜ω゜)ノ
大倉山の北の尾根に取り付くことを目指します。なかなか苦労しました。
2013年01月12日 11:15撮影 by  PENTAX Optio RZ18, PENTAX
1/12 11:15
大倉山の北の尾根に取り付くことを目指します。なかなか苦労しました。
尾根は部分的には2mくらいの細さで、雪庇っぽくもなっていますが、ワイルド・アニマルはこんなところにも登場。ホント、尊敬します。
2013年01月12日 11:51撮影 by  PENTAX Optio RZ18, PENTAX
1/12 11:51
尾根は部分的には2mくらいの細さで、雪庇っぽくもなっていますが、ワイルド・アニマルはこんなところにも登場。ホント、尊敬します。
南に登っていくと右手から岩場が現れます。そして、なんだか東屋らしき映像が。
2013年01月12日 11:56撮影 by  PENTAX Optio RZ18, PENTAX
1/12 11:56
南に登っていくと右手から岩場が現れます。そして、なんだか東屋らしき映像が。
右手には名前は不明ですが美しい姿が覗えました。
2013年01月12日 11:58撮影 by  PENTAX Optio RZ18, PENTAX
1/12 11:58
右手には名前は不明ですが美しい姿が覗えました。
千本松山? 薬師森? 前船形山?
2013年01月12日 11:58撮影 by  PENTAX Optio RZ18, PENTAX
1/12 11:58
千本松山? 薬師森? 前船形山?
山頂直下からの岩場の光景。怖くてこれ以上近寄れず。
2013年01月12日 11:58撮影 by  PENTAX Optio RZ18, PENTAX
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山頂直下からの岩場の光景。怖くてこれ以上近寄れず。
大倉山・山頂の東屋から薬莱山がクッキリ。奥の白いのは何でせうか? 朝方には栗駒山も見えていたハズですが、昼頃には見えず残念。
2013年01月12日 12:05撮影 by  PENTAX Optio RZ18, PENTAX
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大倉山・山頂の東屋から薬莱山がクッキリ。奥の白いのは何でせうか? 朝方には栗駒山も見えていたハズですが、昼頃には見えず残念。
大倉山の道標は生きていますが、人の気配は全くナシ。
2013年01月12日 12:07撮影 by  PENTAX Optio RZ18, PENTAX
1/12 12:07
大倉山の道標は生きていますが、人の気配は全くナシ。
ただひたすらワカンを前に進め、北泉を目指すと、右手に長倉尾根が。さらにその先に・・・・・・。
2013年01月12日 13:07撮影 by  PENTAX Optio RZ18, PENTAX
1/12 13:07
ただひたすらワカンを前に進め、北泉を目指すと、右手に長倉尾根が。さらにその先に・・・・・・。
三峰山の勇姿。
2013年01月12日 13:07撮影 by  PENTAX Optio RZ18, PENTAX
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三峰山の勇姿。
北泉ヶ岳を北にちょっと下ったあたりからの、東側の景色。この日は14時くらいまではなんとか好天でした。
2013年01月12日 14:00撮影 by  PENTAX Optio RZ18, PENTAX
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1/12 14:00
北泉ヶ岳を北にちょっと下ったあたりからの、東側の景色。この日は14時くらいまではなんとか好天でした。
北泉の標識はまだ埋もれず。
2013年01月12日 14:27撮影 by  PENTAX Optio RZ18, PENTAX
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1/12 14:27
北泉の標識はまだ埋もれず。
北泉からの下りの途中で、かなり大きな踏み抜き、やっちゃいました。脱出に7分かかり意気消沈です。
2013年01月12日 14:46撮影 by  PENTAX Optio RZ18, PENTAX
1/12 14:46
北泉からの下りの途中で、かなり大きな踏み抜き、やっちゃいました。脱出に7分かかり意気消沈です。
冬季は林道沿いにバス停が移されています。要注意。
2013年01月12日 16:26撮影 by  PENTAX Optio RZ18, PENTAX
1/12 16:26
冬季は林道沿いにバス停が移されています。要注意。
撮影機器:

感想

大倉山に行き、疲れ果てました。

まだ登ったことがない大倉山。巨大な岩場が有名らしく、途中で通る桑沼も風情があるらしい、とのことで、スプリングバレーから大平桑沼林道歩きを敢行しました。林道歩きにはスノーシューのほうが良いのは間違いないですが、「大倉山の尾根に出るには急登だろうから、結局はワカンのほうが良い」「昔の人はみんな輪かんじきだけで八甲田山だってロングウォークしたんだ」とかスノーシューを買わない理由を無理矢理デッチあげての出陣です。ワカンを買ってまだ1ヶ月くらいなんで、仮にスノーシューを気に入ってワカンを押し入れの奥に仕舞い込む展開になったら、「ワカンが可哀想過ぎる」と思うからです。

この日は1/25000図の読図をサボっては痛い目に遭い続けたのですが、極めつけとして、桑沼分岐でうっかり種沢林道に入ってしまいました。エアリアの1/50000図をぼんやり見て、「このまま林道を歩き続ければいいんでしょ〜」とかお気楽に考えていたことが災いし、種沢林道の存在を忘れていたのです(爆) 歩けど歩けど尾根が遠ざかるので、「ええい、ままよ」と林の中に突入して尾根を目指すと、「アレレ・・・・・・? これは道では?」という雪面に遭遇します。この瞬間、自分が何をやったのかを悟りました。いくら何でも尾根が遠過ぎるとは思っていたのですが、恥ずかしい限りです。

気を取り直して大倉山の北の尾根に這い上がり、山頂に至りましたが、予定では遅くとも11時半には着いているハズだったのに、12時を回っています。全く人の気配もないので、すぐにそそくさと北泉ヶ岳を目指しました。が、これが長い。トレースも、無雪期の登山道も全く分からず、延々と森の中を進みます。これが案外精神的に堪えました。林道歩きはなんとなく林道っぽいことが分かるので安心感があるのですが、大倉〜北泉間の無味乾燥さは雪山素人の私には少々厳しかったようで、「ブナ林カッコイイよ!」「笹藪が倒れて歩きやすいね♪」「今日こそカモシカさんに逢えるかな?」などのテキトー発言で自らを鼓舞するものの、ラッセル続きのせいで次第に股関節がミシミシ言い始めます。「東側ギリギリを進めば最短コース」とは分かっていたのですが、「登山道はどれだろうか」とか、「長倉尾根を歩きたい」などと、余計なことを考えてフラフラしてしまいました。体力的に厳しくなりつつあるのに、迷走を続けた結果、北泉ヶ岳まで約2時間半も掛かってしまいます。「疲労が思考力を奪う」という現象を体感しました。

北泉の山頂からはトレースがあり、格段にスムースに帰ってくることができましたが、天候の悪化もあり、泉ヶ岳に立ち寄る元気も時間もなく、脳裏には「敗退」の二文字が浮かびました。やはり、長時間のワカン歩きは自分には厳しかったようです。どこかでツボ足にするとか、スノーシューにするとかが必要なのかも。桑沼が見れなかったのも残念無念。泉ヶ岳ロッジに戻ってきてゲレンデ客用のお店でラーメンを食べようとしたら、既に営業時間が終了だったり、最後は踏んだり蹴ったりでした。

収穫としては大倉山からの眺望でしょうか。天気が良ければ栗駒山もバッチリ見えそうです。大倉山の北の尾根歩きも、なんとなくアルペンな雰囲気が味わえました。大倉山直下まで林道を歩ける方なら、尾根登りも可能だと思います。

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