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Yamareco

記録ID: 263187
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
霊仙・伊吹・藤原

霊仙 (北西尾根からホワイトアウトの山頂へ)

2013年01月20日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
05:53
距離
9.5km
登り
931m
下り
934m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

自宅 7:14=7:54 いぼとり水 8:02=8:08 林道分岐 8:33−8:40 北西尾根入口 −11:14 お猿岩北 −12:01 霊仙山頂 12:53−13:13 お猿岩 −13:49 汗拭き峠 −13:59 榑ヶ畑登山口P −14:21 林道分岐 14:35=14:41 いぼとり水 14:53=15:33 自宅
天候 曇り(山頂付近は、ガスと強風)
過去天気図(気象庁) 2013年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
林道分岐路肩に駐車
榑ヶ畑林道の状況:湿雪数センチあり。気温高めで凍結なし。
コース状況/
危険箇所等
《北西尾根》
北西尾根入口〜標高450m:10〜20cmの湿雪
標高450m〜650m:約30cmの新雪
標高650m〜:50cm以上の新雪
標高700m付近でワカン装着。ツボ足と同じくらい沈む。
風は、初め北風で左から吹き、後、西風に変わり右から吹く。

《山上台地》
強い西風と、5〜10mの視界。

《山頂付近》
一段と強い西風と、ほぼ視界0のガスと、全面真っ白な雪で、ホワイトアウト状態。

《下山時の汗拭き峠のコース》
お猿岩から下には、はっきりしたトレースあり。
風も弱く、視界も10m以上あり。
特に、見晴台から下は、夏道に沿って踏み固められた立派な雪のトレールがあった。
【轍がいっぱい】
林道の分岐。広場みたいになってる。ここに駐車しよう。
【轍がいっぱい】
林道の分岐。広場みたいになってる。ここに駐車しよう。
【雪はベチャベチャ】
凍っていないから、榑ヶ畑までは問題なく入れそう。
【雪はベチャベチャ】
凍っていないから、榑ヶ畑までは問題なく入れそう。
【ワナワナ〜】
鹿の檻かな。鹿が字を読めたりして(笑)
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【ワナワナ〜】
鹿の檻かな。鹿が字を読めたりして(笑)
【人間もして欲しい】
霊仙は鳥獣保護区のようだ。いつまでかな。
【人間もして欲しい】
霊仙は鳥獣保護区のようだ。いつまでかな。
【見つけると嬉しい】
古いテープでも、見つけると安心する。
3
【見つけると嬉しい】
古いテープでも、見つけると安心する。
【頼りになるトレース】
鹿の足跡は、なかなかいいコース取りをしてる。
3
【頼りになるトレース】
鹿の足跡は、なかなかいいコース取りをしてる。
【ここで一本】
平坦な尾根が休憩を誘う。雪がだんだん深くなる。
2
【ここで一本】
平坦な尾根が休憩を誘う。雪がだんだん深くなる。
【真っ白なウロコ】
今年の干支を思い出す。白い○ビちゃん。
1
【真っ白なウロコ】
今年の干支を思い出す。白い○ビちゃん。
【伊吹が見えない】
ここから伊吹山が見えるはず。天気予報によれば、そろそろ晴れてくるはず…と、その時は思ってた。
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【伊吹が見えない】
ここから伊吹山が見えるはず。天気予報によれば、そろそろ晴れてくるはず…と、その時は思ってた。
【フカフカし過ぎ】
急斜面を登り終えると、木が低くなる。急に雪が深くなった。
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【フカフカし過ぎ】
急斜面を登り終えると、木が低くなる。急に雪が深くなった。
【心折れそう】
空洞にスッポリはまってしまった。先が思いやられる。
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【心折れそう】
空洞にスッポリはまってしまった。先が思いやられる。
【エビの尻尾の木】
もうすぐ稜線だ。エビのシッポでも見て、少し落ち着こう。
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【エビの尻尾の木】
もうすぐ稜線だ。エビのシッポでも見て、少し落ち着こう。
【いよいよ突入】
山上台地は、深雪、ガスガス、横殴りの風の三重奏。
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【いよいよ突入】
山上台地は、深雪、ガスガス、横殴りの風の三重奏。
【エビ尻のたたき売り】
周りは、エビの尻尾だらけ。
4
【エビ尻のたたき売り】
周りは、エビの尻尾だらけ。
【頼りになる木】
同じようなエビ尻の木。でも、これがないと地形も傾斜もわからなくなる。
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【頼りになる木】
同じようなエビ尻の木。でも、これがないと地形も傾斜もわからなくなる。
【やっと着いた】
エビ尻ケルンの奥に、山頂の標柱が並んでる。
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【やっと着いた】
エビ尻ケルンの奥に、山頂の標柱が並んでる。
【埋もれてない】
山頂は風が強く、雪は飛ばされて積もらない。三角点も頭が出てた。
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【埋もれてない】
山頂は風が強く、雪は飛ばされて積もらない。三角点も頭が出てた。
【雪の彫刻】
山頂の標柱は、しっかり芸術品になっていた。
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【雪の彫刻】
山頂の標柱は、しっかり芸術品になっていた。
【氷柱になった標柱】
真っ白なので、よく見ないと見失いそう。
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【氷柱になった標柱】
真っ白なので、よく見ないと見失いそう。
【この向こうは雪原】
山頂から少し離れると、天地が同化した白魔の空間だ。
2
【この向こうは雪原】
山頂から少し離れると、天地が同化した白魔の空間だ。
【お猿岩も頭だけ】
お猿岩まで来れば一安心。岩で深呼吸したら、さあ下山しよう。
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【お猿岩も頭だけ】
お猿岩まで来れば一安心。岩で深呼吸したら、さあ下山しよう。
【立派なトレール】
見晴台からは、雪の舗装道路があった。適度なクッションで快適。つい早足になってしまう。
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【立派なトレール】
見晴台からは、雪の舗装道路があった。適度なクッションで快適。つい早足になってしまう。
【落合の方に一人】
汗拭き峠も真っ白。落合の方にも一人の足跡があった。
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【落合の方に一人】
汗拭き峠も真っ白。落合の方にも一人の足跡があった。
【すぐ融けそう】
カナヤの辺りは、雪は少ない。
【すぐ融けそう】
カナヤの辺りは、雪は少ない。
【車が一台】
登山口には、車が一台だけ残ってた。途中で追い抜いてきた単独男性のかな。
1
【車が一台】
登山口には、車が一台だけ残ってた。途中で追い抜いてきた単独男性のかな。
【あまり融けていない】
たまには、林道歩きもいいものだ。雪の上を、ベチャベチャしながら歩いてみる。
【あまり融けていない】
たまには、林道歩きもいいものだ。雪の上を、ベチャベチャしながら歩いてみる。
【昨日とほぼ同じ】
膝までのラッセルや、飛び跳ねながらの雪道下山も、昨日と似ている。
【昨日とほぼ同じ】
膝までのラッセルや、飛び跳ねながらの雪道下山も、昨日と似ている。
【晴れてた?】
帰りの国道から見た伊吹山。ガスっていたのは霊仙だけ?
4
【晴れてた?】
帰りの国道から見た伊吹山。ガスっていたのは霊仙だけ?

感想

前日は、夕方から雨になった。
これなら、降った雪も多少締まるかと思い、霊仙の北西尾根を目指すことにした。
天気予報も、9時頃から晴れてくるとのことだった。

醒ヶ井駅前の交差点を左折し、養鱒場に向かう。
途中、いぼとり水でトイレ休憩する。
雪は、麓にはほとんど積もっていない。
猟師らしい人がいたので、少し話をした。
霊仙は鳥獣保護区だから、安心していいという。
麓で狩りをするそうだ。

林道には、少し雪があった。
しかし、気温が氷点以上で、凍結している様子はなかった。
榑ヶ畑方面には、既に数台の車の轍があった。
今回は、北西尾根に入るので、途中の林道分岐に駐車する。

北西尾根コースの入口は、雪は少なく、所々土が露出していた。
少し登ると、どんどん雪が増えてきた。
しかも、新雪でフカフカの雪だ。
昨夜は、雨ではなく雪だったのだろうか。
全然締まっておらず、ツボ足でほとんど抵抗がなく歩ける位だった。

途中、下から爆発音とも思えるほどの音が聞こえた。
しばらくすると、数発の銃声が何度か聞こえた。
保護区という安心感からか、派手にやるもんだなあと感心した。
と同時に、割と近くから聞こえてきたので、正直ビックリもした。

傾斜がきつくなってくると、膝上まで沈むようになった。
これはたまらんと、ワカンを着けた。
これで少しは快適に歩けるかと思いきや、沈む量はツボ足とほとんど変わらない。
それでも、ワカンの方が幾分安定するので、そのまま行くことにした。

この尾根は、登りより下りの方が面白い。
下を見下ろし、雪を崩しながら下るのは爽快だ。
伊吹山の九合目から真っ直ぐ下る時の感覚に似ている。
ここは、そんな風に、下るときの事を考えながら登った。
結局、帰りは汗拭き峠の方に下り、ここは通らなかったのだが。
ただ、この尾根を下る場合は、枝尾根に入りやすいので、十分注意が必要だ。

標高900m付近までくると、傾斜が緩やかになり、木も少なく低くなる。
いわゆる山上台地の一角だ。
旧郡界尾根に出ると、まずは、お猿岩から東に延びる安全な浅い谷に下りることにした。
谷には、微かにトレースがあった。
いつもは風のない谷だが、西風のせいで、風の通り道になっていた。
視界が悪く、足下もはっきり見えない中、しばらく谷沿いに進む。
トレースをはずすと、膝まで沈んだ。
風を避けるため小屋に行こうと思ったが、経塚山を越して小屋に行くのは、かえって危険だと判断した。
ここから直接山頂に登り、雪庇下で風を避けながら昼食をとることにした。

横殴りの強風の中、霊仙の北斜面を上へ上へと登った。
次第に積雪が少なくなり、石が見える斜面になると、目の前にぼんやりと何かが見えた。
山頂だ。
写真を撮ったら、すぐ雪庇の下に逃げ込もう。
山頂から東に回り、頃合いを見て、雪の斜面を下りた。
すると、そこには見覚えのある木があった。
そこから雪庇下と思われる雪の斜面に行き、そこで昼食とした。
視界が悪く、雪庇下かどうかは分からなかった。
でも、強い風は、なんとか避けられそうだった。

雪の斜面を均し、座って昼食の準備をしていると、経塚山への斜面の方から数人の声がした。
誰もいないと思っていたので、少しほっとした。

食事を済ませた後は、北斜面を谷まで一気に下った。
視界は相変わらずだったが、風は弱まった。
谷を西に進み、いつものお猿岩に着く。
お猿岩は、頭が少しだけ出ていた。
ここは、不思議と風があまりない。
ひと呼吸し、気持ちを落ち着かせた後、見晴台まで斜面を真っ直ぐ下った。

見晴台からは、立派なトレースがあった。
ここでワカンを外し、快適な雪のトレールを、飛び跳ねながら、足早に下った。
途中、単独男性を追い抜き、誰もいない登山口に着いた。
登山口には、単独男性のと思われる車が、一台だけが駐まっていた。
雪に残された轍を見ると、今日は5台入ったようだ。
人数は10人くらいだっただろうか。

ここから駐車地の林道分岐までは、今日の事をいろいろ振り返りながら歩いた。
北西尾根は、やっぱり、雪の締まった晴れた日が一番だと思った。

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