凍てつく渓谷をお散歩 〜雲竜渓谷〜


- GPS
- 07:16
- 距離
- 18.4km
- 登り
- 1,581m
- 下り
- 1,570m
コースタイム
7:50 林道ゲート
9:55 雲竜渓谷入り口
10:40 雲竜瀑 休憩 11:30
14:00 滝尾神社前駐車場
天候 | 若干雲が出ていたもののおおむね晴れ。 気温は昼間で-5℃ほど。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
神橋の交差点を右折、すぐの橋の手前を左折。 ここから林道が始まります。 圧雪状態の5分ほど登った滝尾神社前の駐車場に停めました。 滝尾神社前の駐車場は20台程度駐車可能でしたが、私達の車で満車となりました。 朝6時半には満車になると思っていたほうがよいかもしれません。 滝尾神社前の駐車場から最後のゲートまでは徒歩一時間弱かかりました。 隙間さえあれば車が停まっていました。 ゲート前はうまく停めて10台程度しか停められません。 停められそうなところを見つけたらすかさず停めたほうがよいかもしれません。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
☆道の状況 滝尾神社前駐車場から、雲竜渓谷入り口まではひたすら林道を歩きました。登りだったせいか、アイゼンなしでも特に危険は感じませんでした。 雲竜渓谷の入り口にある階段は急なうえに嫌な感じに雪が積もっており、要注意です。 雲竜瀑の下に至る高巻き道の手前でアイゼンを装着しました。 高巻き道は急斜面&切れ落ちたトラバース&すれ違い困難な細い道です。ピッケルがあると安心です。 復路は雲竜渓谷入り口から沢伝いの道を下りました。 何度と無く渡渉があり、ストックでバランスをとりながらでないと危ない場面が多々ありました。要注意です。 下りは結局駐車場までアイゼンを外さずに歩きました。 |
写真
感想
山渓で見て以来、いつかは行きたいと思っていた雲竜渓谷にやっと行けました!
最近週末ごとに天気が不安定になりますね〜
先週は天気図とにらめっこしながら、「どこに行こう」「土曜、日曜、どっちに行こう」と
悩みまくりました。
日曜の日光は好天が期待できそうなので、少し早いかなぁと思いながらも雲竜渓谷に決定!
駐車スペースが心配だったので6時半位には日光にたどり着けるように暗い内に都内を出発。
日光有料道路を降りた時はまだ日の出前で暗かったので日光駅から神橋方面への道も真っ白で凍結していました。
滝尾神社駐車場はほぼ満車でやっとスペースを見つけて停めました。
支度して出発して、約15分位したところで車に忘れ物をしたのに気が付いて戻る。
でも「今日はお気軽ハイキングゥ」のつもりでいたのでふたりともイライラしなかった。
まぁ、あとでこの考えが甘かったことに気付くわけですが。。
滝尾神社の駐車場から林道ゲートまで緩やかな坂道を歩く。
所狭しと駐車されている車を見ながら、ゲートでお客さんを降ろしてずぅーーとバックで戻ってきたタクシーは
Uターンする場所がなかったのねぇ、などと話しながらテクテク歩く。これが結構長い。。
林道ゲートはなんと2つあった!いきなりのトラップ。hiba選手が手持ちの地図をチェックして向かって左のゲートを進む。
ここから稲荷川展望台までも相変わらずのだらぁーーんとした林道歩き。
「洞門岩」の看板があって林道へのトレースと沢へ下りるトレースが両方あります。
hiba選手の選択は林道。そしてこの分岐からロボット観測所のある雲竜渓谷入口までの九十九折の林道が長い!
なんどもしつこいけど長い!
あとから調べると行きは短い沢コースを通り、帰りはアイゼンなしで歩ける林道を通る人が多いみたい。
うちは反対、今時の言い方で真逆。
何度も何度も折り返すのでhibaもうんざりして、カーブの度に「これが最後のカーブ??」って言ってた。
せめてもの救いは少し雲がかかってたけど目の前に大好きな女峰山や赤薙山が見えたこと。
うへぇー、もう勘弁して〜と思っているとやっとトレースが林道から反れて行きます。
すると沢コースと合流して雲竜渓谷入口に到着!
林道歩きは人気がないのか前後に全く人がいなかったのに、ここに着いたら人がたくさん!
高台から渓谷の先を見るとたくさんの人が行きかっていてびっくり!
かなりの急勾配の階段を降りて、渓谷に突入です!
少し行くともう沢の両側に氷の柱がたくさん!
「友知らず」には取り付いているクライマーがいます!
3度くらい結構な川幅の渡渉をして山渓にも載っていた滝の裏側に入るとカメラマンさん、多数。
ここ数日、気温が高いせいか氷が解けて水溜りができています。たまにミシミシと音がしてちょっと怖い。
ヘルメット持って行ったけど使わず。。こんな時に使わずにいつ使うんだ私。。
そして本日のメインイベントの雲竜瀑へ向けての最後の高巻きを登ります。
ちょっと急でちょっと嫌なトラバースがありまして、その上すれ違いがあるのでちょっといやんなラストスパートです。
そして雲竜瀑直下に到着。
なんともでかい!想像以上にでかい!そして登っている人がいるぅ!
風もほとんどなく、気温もそれほど低くない好条件。
滝のよく見える場所を陣取って、アイスクライマーを見ながらお昼ご飯です。
hibaはお腹が空きすぎて不機嫌になり、滝をバックに写真を撮ろうと言ったら「ご飯のあとでいいでしょう」ぷりっとされた。
冬山でのお昼は一度すんごく寒い思いをしてから調理はせずにスープ&パンで済ますことがほとんどなのですが
今回は滝とクライマーを眺めながらのんびりご飯を食べようと楽しみにしてたんですが。。
敷物を出して、食器や食材をザックから取り出したら、なんかhibaが焦り気味。
コッヘルと一緒に入れてあったはずの愛用ストーブのスパイダー君がない!!
ザックの中身を全部出して探してもない。敷物の周りや下にもない!!
がーーん、がーーーーん。
もう二人とも頭は「辛ラーメン&卵おじや」でいっぱいだったのに。。
テルモスのお湯でコーヒー&おしるこを作って、行動食のシリアルバーやチョコを泣く泣く食べました。
よくレコでストープ忘れてご飯なし、なんて書いてあると「なんで忘れんの〜」とか思ってたけど
まんまと自分達が忘れました。。
超ショックのhiba君、なにがショックって家に忘れたと思って帰ってきたら家になかったこと!
雲竜瀑でなぜか失くしたということ。なんてこと!! あぁ、また諭吉様が。。
寂しいお昼ご飯だったけど、お天気もよかったし眺めも最高だったので結局1時間以上も渓谷にいました。
渓谷を出る前に休憩中のクライマーさんにアイスクライミングについてちょこっと質問しちゃいました。
アイスはいいやぁと思っていましたが目の前で見るとちょこっとやりたくなりますね。
あの水がダバダバ落ちる氷を信用するのは非常に怖いけど。
帰りはもうあの林道はうんざりなので沢コースで戻りました。こちらのコースにすると渡渉が増えますが
なんといっても圧倒的に距離が短い!
洞門岩に着いた時は思わず「早っ!」って二人でつぶやきました。
そこからは林道をダラダラ下ります。行き同様長いです。カーブを曲がる度に次はゲートが見えるかと期待して、
曲がると違くってがっかりします。
やっとゲートに辿り着き、そこからまた駐車場まで「あとちょっと」と自分をなだめて歩きます。
ゲートの駐車場はもちろん満車、道の両脇に駐車されている車も行きよりもずっと増えています。
日光の情報でお世話になっているガイドさんのHPにも記事になっていましたが雑誌掲載によって急激に訪問者の増えたことを受けて
「雲龍渓谷利用者安全協議会」が発足されたそうです。
確かにこの駐車の数はすごいです。hibaが雲竜の計画を地図見ながら立ててたときも「核心はアプローチ&駐車スペース確保」
と言っていたのも頷けます。
例えば、行きに日光駅からタクシーでゲートまで来られた方も帰りは滝尾神社駐車場まで降りてきていました。
ゲート前ではタクシーが待つスペースがないからです。
あと、ツアーと思われる10人以上の団体さんと「えっこんな時間で大丈夫??」という時間に帰路すれ違いました。
まあ、渓谷を出れば林道歩きで帰れますので暗くなっても、という計算なのかもしれないけど、
最初からそんな計算のツアー怖いなぁ。
入山する人が本当に多いのでトレースはもちろんあります。雪道ですのでコースアウトのトレースもばっちりついています。
コースもいくつかありますので人が多い割に道を間違える人が多いのもよくわかります。
今回も帰路、洞門岩も過ぎて随分歩いて「さすがにもう登ってくる人もいないだろう」と思ったころ
心細そうな顔をした若者が横道から出てきて「雲竜渓谷はまだまだ先ですか?」と聞いてきました。
トレースについて沢の方へ降りたところ途中でどうにも先に進めないところに出て戻ってきたとのこと。
「まだ結構あるから時間が厳しくなったら引き返した方がいいよ」と話して別れました。
山の常識うんぬん以前にせっかくの雲竜渓谷をゆっくり堪能できたのかなぁ、もったいないなぁと思いました。
そんなこんなでやっと駐車場に到着。
二人ともお腹がすき過ぎて中禅寺湖の浅井精肉店のとんかつもokuho1banさんもお勧めの正嗣鹿沼店もぶっ飛びます。
日光駅前のちょっと怪しいアジアンレストランでステーキ丼、そして日光金谷ホテル喫茶でケーキとコーヒーをいただいて
やっとお腹の虫が落ち着きました。
帰りの東北道も渋滞知らずであっという間に帰宅。やっぱり日光はいいなぁ。
お天気にも恵まれて、想像以上に壮大だった雲竜。シーズン中に何度も通う人が多いのも頷けます。
それにしても最近、山へ行く度に物を忘れたり、失くしたり。。
緊張感が足りないのかなぁ。今年の山行の目標は「物を失くさない、忘れない」かぁ?? うへぇーー。
雲竜行ってきたんですか
登山とはまた違った楽しみですが、あの氷瀑は一度は見ておきたいですね。芸術ですね
ランチは、辛ラーメン&卵おじや・・残念でしたが
肉食怪獣kamehibaさん、レコお待ちしておりました〜
次から次へと雲竜渓谷のレコがアップされるので、さすがに少々食傷気味ですが。。。
でも、写真が他の皆さまより綺麗ですよ〜
じゃあ、コンロは昼飯にしようと店を広げた場所で落としたんですか〜?
ま、kamehibaさん達が食料やコンロを忘れる訳はない!!
とは思ってましたけど〜
私も行きたいけど、さすがにこれだけ人が多いと土日ではストレス溜まりそうで考えてしまいますなあ
ま、コンロを選ぶ楽しみが出来たということで!!
ありがとうございます!
なんてコメント、私だけ?
okuho1banさんのレコでも堪能しましたが、kamehibaさんも写真
何度見てもすっごいすね
これだけ見てると登りたくなってしまいます
自分でアイゼンとアックス引っ掛けて登るんでしょうし、岩登りより融通は利きそうですが、アックスを氷に刺す動作で腕パンパンになりそうですね
kamehibaさん、おふたりで是非チャレンジしてください
はい、やっと訪れることができました、氷の雲竜渓谷
子供の頃から数え切れないくらい訪れている東照宮の裏にこんな場所があるなんて
山渓を見るまで知りませんでした
雪がついているとはいえ林道歩きはぐったりでしたが自然の彫刻は素晴らしかったです!
あっ、おしるこの写真とればよかった
ラーメンにのせて食べようとローストビーフも持っていったんですよ!
それなのに、それなのに
そうそう、hibaがあんなところでお店を開いたんですよ。
本人曰く「もうお腹が空いちゃって我慢できなくって
ザックの中身全部出しちゃったんだもん〜」
ストーブはすぐには買いません
「しばらくはドライフードだ!」
って、食べ物の話じゃなくって、氷の雲竜渓谷、素敵ですよ〜
確かに混んでるけど、奥多摩や丹沢くらいですよ。
是非行ってみてくださいな〜
相変わらず同じような写真をたくさんアップしまして、
お付き合いこちらこそありがとうございます。
目の前でみてアイスクライミング、ちょっとやってみたくなりました。
でも今年の予算に計上していませんので二人分は無理だな〜
スパイダー君はいずこ~
カメさんのレコ♪おもしろすぎ~~
(ライターの素質あるかも
綺麗ですネ 風景が・・・
国内にもこんな素敵な場所があるんですネ
最近のお二人さん緊張感が足りないのではなくって
たぶん加齢からくるものだと・・・・・・・
ふふふ、忘れるのも、失くすのも、怪我するのも老人力でございまする
日光は滝があって、東照宮があって、山もあって本当に素敵なところですよ!
是非奥様といらしてください。
その時はhibaと駆けつけます!
日記だけなのかな?と思ってました。
楽しく拝見させていただきました。
到着が9時半頃だったのにゲート近くに駐車できてラッキー
左側ゲートのルートは帰りに通ったのですが、確かに
うんざり
コンロ残念でしたね。
私もよく忘れたり
レコでも書いてますが、食料を車に忘れて、非常食で我慢したり、コンロのガスを忘れたり、トランシーバ
今回行かなかった山友と、また行くかも知れないので、もし落
ちてたら拾っておきます。
鹿沼の岩山
餃子店「正嗣」には美味しさに三段階の秘密
地元の人しか知りませんけど。
ちなみに鹿沼は私の故郷です。
またまた、こんなレコあげてくれちゃったら、
行きたい熱に油注ぎまくりですやん
雲竜・・雲竜とうなされそう
行ってみようかな〜〜〜
あ、でも、うちのダンナ、アイゼンつけるのイヤな人だった・・・
ストーブお気の毒。
私も太郎山を思い出してクスリと笑っちゃいました。
買っちゃえ買っちゃえ!!
一番いいの買っちゃえ〜〜〜
はい、ようやくアップしました。。
もう次の週末が間近です
ストーブ、見つけたらhibaに売りつけてください
もう1度行くのですか。うらやましいです!
そうですか、岩男さんは鹿沼出身なんですね。
私は祖父母が三毳山の麓に眠っているんですよ。
だから栃木が大好きなんです。
次はぜひとも正嗣へ行って三段階の秘密を探らなければ
いつもtekutekugoさんのレコを見て私達がうなされているので仕返しです
うーん、アイゼンなしはきついかなぁ。
来年一緒に行きますか!
ストーブ、ストーブ、ストーブ、私もうなされそうです。
うわっ、すでに返り討ち
いいな〜
何だかここは日本なの?ってところですね
でも、あのとんがり、怖いですね〜
つらら降ってきたりしないんですか〜
それにしても、
プロフのお二人の写真、素敵すぎます
とても大食漢にはみえませ〜ん
雲竜渓谷・・・
噂には聞いていましたが、見事すぎる氷瀑ですね
これは是非見に行きたい・・・って遠いっ・・・
あれはどらえもん??
アンパンマンかと・・・
大スケールの氷瀑の後のホッとした写真
素敵なレコですね
はい、見事な氷瀑でした
気温が上がると溶け始めますから、見頃が短いようです。
念のためヘルメットを持参しましたが氷の裏に入った時はびびってたくせにかぶらず。。
アイゼンつけると脚長効果がありますね!
いいこと見つけた。ふふふ
確かに遠いですがいつかご家族でいらしてください!
日光、けっこう、いいところですよ!
ponzuさんへのレスにも書きましたがその時は駆けつけます
あ、あんぱんまんですか!?!
どらえもんにもあんぱんまんにも見えるってどんな画才
写真すばらしいですね。
東照宮の裏にこんな場所があるとは。
僕には敷居が高いので、とりあえず夏に行くのを目標にします!
コメントありがとうございます!
雲竜渓谷、渡渉が多くて雪がない時の方が難易度が高くなるかも?!?
見頃が短いので今年はたくさんアイゼン歩行に慣れて来年是非チャレンジしてみてください
氷瀑凄いですね!
写真でもすごさが伝わってくるので、実物はもっと圧倒的なんでしょうね!!
私もいつか行ってみたくなりました。
ところで誕生日が近づいていますが、誕生日山行を計画されているのでしょうか?
レコ楽しみにしています
雲竜瀑、まさに壮大でした!
東京から比較的近いですから是非いらしてください。
誕生日、近づいてきましたね
「お誕生日の前後1ヶ月はBirthday Monthだ!」と運転免許更新のようなことを
1月中頃になると毎年言っています
そして毎年「うざい!」と怒られます
誕生日山行、いいお天気が一番のプレゼントなんですが。
はてはて、どうなるでしょうか??
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