黒倉山(1242m)



- GPS
- 05:40
- 距離
- 9.4km
- 登り
- 873m
- 下り
- 865m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
途中までは快適。山頂直下100mは雪稜技術やアイゼン、ピッケル必要。 |
写真
感想
柄山集落を抜けて、最終除雪地点に着くと、車3台は停めるスペースができていた。本日は我々が一番乗りで、いそいそとスキーの準備をする。積雪2メートルは有にある。最初は林道をそのまま進むが、最初の目標の鉄塔を目指し、くねくね林道をガンガンとショートカットをする。ここ数日天気が良かったので、雪はほとんど沈まずに快適に進んでいく。途中の広い田んぼ地帯を通過している時に、単独のテレマーカーが追い越して行った。自信に満ちたルート取りは地元の人だろうと思われた。途中で「光が原」という看板を通過し、そのまま林道を快調に詰めていく。標高で700mを超えたあたりからは疎林となり、「ここってもしかしてゲレンデ?」というくらいの広大なバーンとなる。前面には黒倉山がおいでおいでと誘っているし、振り返ると火打が美しい。左手には米山が独立峰ならではのピラミダルな山容で恰好よく見えた。「なんていいところ!」と思ってルンルン気分で登っていった。しかし、そうは問屋が卸さない。標高950mくらいまでは順調に登れたが、斜度も増し、だんだん雪は固くなり、クトーを装着することとなった。1130mまではこまかくジグを切りながら予定していたルートを登ってきたが、ここから最後の100mが難関だった。雪が崩れたり、はたまたガリガリで進めなかったり、進退極まった。われわれはピックやアイゼン装備が完全ではなかったので、いろいろとルート工作するが、なかなか活路を見いだせない。最終的に距離にして400mくらい東側に慎重にトラバースして、そこからひょっこりと尾根に乗りあげた。尾根にでると鍋倉山が出迎えてくれた。尾根の北側を慎重に歩き、しばらく登ると先行者が降りてきた。再度挨拶をして、しばし談笑する。山頂に到着すると360度の視界が楽しめた。鍋倉山はすぐそこで、数名の山スキーヤーが目視できた。写真を撮り、山頂直下の斜面は避けて、東側からLが降りる。とても私は滑れないので、さらに尾根を東に逃げて、なんとかポイントを見つけて降り始める。なかなかスリルがあったが、なんとかクリアして、あとは気持ちの良い広大なバーンを写真を撮りながら滑り降りた。多少、ブレーキがかかるが、それでもあっという間に登山口に戻る。登山口では先行者が待っていてくれて、温泉の場所まで教えてくれた。感謝である。鍋倉もいいが、黒倉山も来たかったので、登頂できてうれしかった。人も少なく、景色良し、難所ありのテンコ盛り大満足ツアーであった。
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