霊仙 (榑ヶ畑から反時計回りで)


- GPS
- 07:08
- 距離
- 12.0km
- 登り
- 1,020m
- 下り
- 1,016m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
山中トイレは無いので、JR醒ヶ井駅か、上丹生のいぼとり水Pで済ませておくこと。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口から落合までは杉林のため、花粉症の人は要注意。 笹峠から近江展望台までと、お猿岩から見晴台までの道は乾いており、問題なし。 山上台地は、谷筋に若干残雪あり。辿る場合は、踏み抜きに注意。 |
写真
感想
花粉が舞う季節、山に向かう気力がどうしても弱くなる。
そうはいっても、晴れ予報の休日ともなれば、家にじっとしている訳にはいかない。
気になる西南尾根のフクジュソウも、まだ咲いていないという。
他の山を計画していたのだが、どうも乗り気でない。
やっぱり行きたい山に行くのがいちばんだと、自分に言い聞かせる。
朝、ゆっくりと出発する。
こんな時間では路肩だなと観念しながら、車を走らせる。
天気は曇りがちだが、伊吹山は山頂までしっかり見えていた。
途中の道から見えた霊仙はというと、大きな雲のカツラをしっかり被ってた。
なぜだ?
まっ、いいか。
榑ヶ畑の登山口には、4台ほど車が駐まっていた。
この季節、この時間なのに、まだ空いてる。
なぜだ?
心配するまでもなく、その後、車は次々と到着したのだが。
今回のルートは、久々の西南尾根だ。
この場合、落合の方から入るのが一般的だ。
周回するのなら、尚更だろう。
榑ヶ畑からだと、登山口〜汗拭き峠の往復が余分にかかるからだ。
しかし、今回は、自宅から近い方の登山口を選んだ。
コースは、反時計回りの周回とした。
時計回りでは、落合から汗拭き峠までが、帰りの際に登り返しになる。
それと、ミスミソウの咲いている所を午後に通りたかったからだ。
そのため、今畑のフクジュソウは、まだ花が開いていない朝の時間に通ることになる。
ここのフクジュソウが目当ての場合は、時計回りの方がいい。
今回は反時計回りにしたので、今畑のフクジュソウは、やっぱりあまり開いていなかった。
でも、初々しいのもよかったので、これはこれでよかったと思う。
西南尾根のフクジュソウは、情報通り、ほとんど見つからなかった。
捜索範囲を少し広げたところ、一輪、また一輪と、10株ほど見つかった。
南面のフクちゃんは、完全に開ききっていたので、今年はこの程度なのかもしれない。
しかし、他のところには、まだ小さな蕾がたくさんあった。
これが咲くまでには、まだ少し時間がかかりそうに思えた。
今回もまったり山行のため、最高点には行かず、南霊岳の北斜面で昼にすることにした。
お気に入りのポイントだ。
ただ、残念なことに、青空はほとんど無く、風も強く、のんびり日なたぼっこという訳にはいかなかった。
食後は、そそくさと展望地を後にした。
本峰の南斜面を直登し、東側の雪庇のカールに向かう。
この辺も、フクちゃんの気配は全くなかった。
なぜだ?
やっぱりまだ早いのかも知れない。
山頂からの下りは、北面の谷に沿って残る雪渓を辿った。
浅い谷に降りると、雪はそこで消えていた。
お猿岩までは、雪の消えた谷の中の踏み跡を辿った。
お猿岩からの道は、完全に乾いており、歩きやすかった。
この季節、あの泥濘道が懐かしくさえ思えた。
汗拭き峠のミスミソウも、痛んだものが多かった。
フクジュソウの季節を迎え、霊仙が一番華やぐ時期、
何となく全てが中途半端で、いつもの霊仙と何かが違う気がした。
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