【過去レコ】初夏の上高地トレッキング 天気◎



- GPS
- --:--
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 39m
- 下り
- 40m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2008年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
その他周辺情報 | 流葉温泉 ニュートリノ https://www.hida-kankou.jp/spot/3859/ |
写真
感想
ヤマケイにもよく登場し,以前から気になっていた上高地であるが,今回,妻の両親と一緒に行くこととなった.平湯での待ち合わせでも良いのだが,お父さんの運転距離を減らすために,合流地点を高山西IC近くの道の駅とする.6月中旬ということで天気が心配だったが,見事に晴れの予報で展望が楽しみだ.
5時半に高岡を出発.時間短縮のために小杉ICから富山ICまでは高速を利用,その後はR41を高山へと車を走らせる.待ち合わせは8時半であったが,7時半に道の駅に到着.しばらく車の中で寝たり,道の駅の中で時間を潰して,お父さんたちが着くのを待つ.
合流後,車を1台にして出発.平湯のアカンダナ駐車場に着いたのが9時半過ぎ.身支度を整えてからシャトルバスで平湯バスターミナルへ移動し,次いで上高地行きのバスに乗り換える.バスの料金は往復でひとり1800円.釜トンネルを抜けると大正池のバス停でここで下車する人も多い.
10時半に上高地バスターミナルでバスを下車.まずベンチに座って,お母さんお手製のおにぎりと大根・鶏肉の煮物をいただいてから出発.最初の目的地は有名な河童橋だ.穂高の山頂は少し雲がかかっているものの,絶景が広がる.この辺りまでは全く普通の格好をした観光客の姿も多い.
写真を撮ったら,梓川の左岸を歩いて明神へと向かう.途中から左手に明神岳の岸壁を仰ぎ見えるようになり,気分も乗ってくる.道はしっかりと整備されており,道標や看板も多くとても歩きやすい.コースタイム通り,約50分で明神館に到着する.ここで記念撮影とトイレ休憩をしたら,明神橋へと移動.ここでも何枚もの写真を撮る.
明神橋を渡ったら,「山のひだや」の脇を通って,明神池へ.池畔には穂高神社奥宮が鎮座し,池は穂高神社の神域となっている.梓川の古い流路が明神岳からの崩落砂礫によってせきとめられてできた池で,明神岳からの伏流水が常に湧き出ているため透明度が高い.池を覗くようにそびえる明神岳,鬱蒼と生い茂る深い森,池を囲む熊笹,湖面に点在する岩など,その考えされつくしたような趣はまるで日本庭園の様相だ.ちなみにこの明神池を見るためには穂高神社奥宮拝観料として300円が必要となる.
池の周りを散策したら,嘉門次小屋で休憩.時間も押しているので,あまりゆっくりはしていられない.今度は,河童橋まで梓川右岸探勝路を行く.岳沢湿原の木道には,レンゲツツジの花が咲き始めており,緑と朱色のコントラストに目を見張るほど.原生林のすき間から六百山や穂高の峰々,梓川の美しい姿が望める.
河童橋の手前まで戻ってくると,穂高と梓川をすっきり見渡すことができる.出発時にあった雲はどこかへ消えてなくなっており,声を上げんばかりの絶景が広がる.景色を存分に楽しんだら次は腹ごしらえ.河童橋脇のホテル白樺荘の食堂でコロッケカレーや山菜うどんを注文して腹を満たす.山の食堂といっても,ここまでは車で食材を運んでくることができるため,値段は少し高いものの,下界と同じものを食べることができる.
ホテルを出発したら,まず梓川右岸を進みウェストンレリーフを見学.この付近には野生のニホンザルが多くおり(野生とはいうものの人には慣れており悠然と歩いている),間近でサルを観察することができる.前方には噴煙をたなびかせる焼岳の雄姿,いつか,この上高地からも登ってみたいものだ.
清水屋ホテルの前は梓川越しに霞沢岳と六百山の眺望が仰げるポイント.穂高の魅力に隠れがちだが,こちらも名峰だ.このあとの穂高橋・田代橋,田代湿原,田代池,大正池からもまた穂高連峰の絶景を堪能することができ,何枚も何枚も写真を撮り重ねる.本当に天気の良い日に来ることができたと,運の良さに改めて感謝!
1時間かけてバスターミナルまで歩いて戻るのも億劫なので,バスを利用することにする(大正池バス停から平湯へ行くバスは満車のため乗ることができず,始発のバスターミナルへ戻らなければならない).16時のバスに乗ることにし,30分あまりの時間をお土産を選んだり,ソフトクリームを食べたりして過ごす.ここでピンバッジも1個購入(450円).
アカンダナ駐車場へ着いたときには,早起きと散策の疲れから少し眠かったが,がんばって道の駅まで運転.ここでお父さん,お母さんと別れる.お父さんたちは急遽,臥龍温泉を予約してそちらに向かう.こちらは流葉温泉で汗を流す.翌15日は父の日ということで,帰りに実家に立ち寄ってプレゼント(黒烏龍茶・カテキン茶・ビールetc)を渡し,ガストで遅い晩飯を済ませてから高岡へと戻る.
上高地へは今後も登山のスタート地点(槍・穂・蝶・焼岳)として何度か訪れることがあるだろう.その下見としても今回の散策はちょうど良かった.一眼レフで撮った写真はどれもよく撮れており,田代橋から撮った穂高の写真を早速PCのデスクトップに設定し,妻の両親にも写真を送った.
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