本沢温泉・硫黄岳
長野県
nabekuni
その他2人 - GPS
- 56:00
- 距離
- 15.5km
- 登り
- 1,351m
- 下り
- 1,357m
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標高グラフを拡大| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2019年01月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
危険ヶ所はありませんが、稜線は風が強かったです。 |
写真
拍手
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
バラクラバ
毛帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
アイゼン
ピッケル
スコップ
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
水筒（保温性）
ライター
地図（地形図）
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
テントマット
シェラフ
|
|---|---|
| 共同装備 |
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ポール
テント
|
感想
1月3日 晴れ
今回は久しぶりに馬場崎さんとの山行で、長島さんと3人で年末に続いて八ヶ岳だ。
まだ正月休み中なのでアクアラインの混雑を避けようと早めに出発したが、金田料金所のずっと手前からトンネル入口まで渋滞していた。
トンネルから先は順調で、大黒JCTから北線、第三京浜で都筑ICまで行き、県道102号線で犬蔵の長島さん宅へ。
調布から中央道に乗り、渋滞なく塩尻北で降りて信州健康ランドに到着。駐車場はほぼ満車で裏側に辛うじて2台分の空きがあった。気温は-2℃。
会員の誕生月特典で2,050円の入館料が無料で、同行者もほぼ半額の1,080円だ。館内は多くの客で賑わっているが、風呂はそれほど混んでいない。
風呂から上がり、和食の食堂で食事。いつもの広い部屋は満席で奥の小さめの部屋だった。1月3日の21時だというのに大広間の居酒屋もほぼ満席だ。21:30頃仮眠室に入って仮眠。
1月4日 晴れ
2:30起床。ロッカールームで冬山仕様に着替えをしてチェックアウト。
塩尻北IC近くのコンビニで買い物＆最終パッキングをしてから高速に乗り、須玉ICへ。
すき家141号北杜須玉店で朝食。道路に雪は全く無く、路肩や畑にも無い。この時期でこれほど少ないのも珍しい。小海リエックスを過ぎ141号から逸れた所から雪道になる。
そこからみどり池入口まではずっと雪道で、今シーズン初の雪道走行だ。駐車場は15〜16台の車でほぼ満車だったが、幸運にも道路際の1台分が空いていた。
みどり池入口の積雪は5cmくらい。登山靴を履きアイゼンを着けて出発。馬場崎さんと長島さんはアイゼンは着けずに出発だ。駐車場の先にある登山ポストに計画書を投函。
気温は-12℃でそこそこ寒いが天気はピーカン、気持ち良い。久々の6人用テントで荷物が多いため聖の75+10�肇競奪�を借りたが、ショルダーベルトの肩幅が広すぎる感じで肩が痛い。
林道を何度か横切りながら高度を上げるが、登山道は岩が露出していてアイゼンでは歩きにくい。白駒林道から逸れるとほぼ雪道になり、凍結ヶ所もある。
こまどり沢からはジグザグの急登が約30分続く。アウターを着ていると暑いので脱いだが、ブレスサーモとソフトシェルの2枚でも登っていると暑いくらいだ。
みどり池入口から1時間45分でみどり池に到着。積雪はやや増えて10cm位だ。全面結氷して雪が載った白いみどり池越しに天狗岳が素晴らしい。通年営業のしらびそ小屋があるので、ここを目的地にしている人もいる。
池の畔でのんびり休憩した後、本沢温泉に向けて出発。1時間10分で本沢温泉に到着。途中ツルツルのアイスバーンがあり、アイゼンのお陰で安心して通過出来た。キャンプ場は小屋から5分位手前の道路際にあり、あまり広くはない。公称キャパ40張だが、信じられない。せいぜい20張だろう。
先客は1張のみ。一番広い場所に設営。6人用ダンロップV-6を使うのは2015年9月に大坪夫妻と剣に登った時以来で、冬期では14年2月に聖、大坪夫妻と上高地に行った時以来だ。6人用だが荷物を入れると4人が丁度良く、今回は3人なので広々として楽勝だ。
天気が良いので野天風呂は後回しにして硫黄岳に登ることにし、カップラーメンで手早く昼食。水場は近くの小さな沢だが、冬期も凍結しないので雪を融かして水を作る手間が省ける。
ここからは全員アイゼンを着け、ストックをピッケルに持ち替えて出発。小屋から5分ほど登った所を左に折れて斜面を下った所が標高2,150mの日本最高所野天風呂「雲上の湯」だが、立ち寄らずに登り少し上の登山道から見下ろすと人が2人いた。
ジグザグの急登を1時間強登り、山小屋が2軒ある夏沢峠に到着。山彦荘とヒュッテ夏沢だが、冬期は休業している。通年営業の小屋が多い八ヶ岳だが、稜線上の小屋は冬期は休業している。
峠でしばらく休憩してから硫黄岳にアタックする。下から見上げると山頂付近は雪煙が上がっており見るからに風が強そうだ。
夏沢峠からしばらくは樹林帯なので風は当たらないが、15分ほど登ると樹林帯を抜けて風が強くなる。雪は風に飛ばされたのか極めて少なく、岩と雪のミックスでまるで残雪の春山のようだ。
高度を上げるにつれ展望が良くなり、御嶽、北アルプス、浅間山などがクッキリ見えて素晴らしい！
長島さんは強風に危険を感じたのか、森林限界を過ぎたところで引き返した。
吹きさらしの稜線を登ること1時間強で硫黄岳に登頂。風はかなり強いが耐風姿勢を取る程では無く身の危険は感じない。広い山頂には誰もおらず、貸切。横岳、赤岳、阿弥陀岳が目の前に見えて素晴らしい展望だ。
写真を撮り、10分ほど滞在して下山開始。登りは夏沢峠から70分掛かったが、下りは30分だった。峠で休憩してから下山開始。40分でテントに到着した。
テントに戻り、水汲みをして夕食開始。テント場は8張に増えていたが、我々以外は夏用テントだった。今日は風も無く気温もそれ程低くはないが、この時期に夏用テントはリスキーだ。去年買ったものの未使用のコールマン「クイックヒーター」を今回初使用。暖かくて実に良いが、大きくて嵩張るのが玉に瑕。やはりオートキャンプ用だ。
馬場崎持参のウイスキーと日本酒で乾杯。つまみも馬場崎さん持参のカワハギだ。良い気分で1合飲み干したところで少しキツくなり、横になって休んでいたら気分が悪くなり、戻してしまった。
酒は強い方では無いが、日本酒1合くらいで悪酔いするはずは無いのだが、よほど体調が悪いのか？ しかし行動中は異常無かったので不思議だ。
夕食の鍋は中止にして寝ることになり、20:30頃就寝。シュラフは三季用なので、ダウンジャケットとダウンパンツを着たが暑いくらいだった。
1月5日 晴れ
6:30起床。テント内-5℃、外も-6℃であまり寒くない。天気は曇りで風も強い。やはり昨日登っておいて正解だった。
体調は悪くなく、食欲もある。昨日食べ損なったきりたんぽ鍋で朝食。朝食べても旨い。
今日は下るだけなので、のんびり撤収をして出発したのは9:30。ほぼ下りなので全員アイゼンを着けて下る。
みどり池で休憩して約2時間でみどり池入口に到着。車は6台しかいない。道路の雪はかなり融けている。
温泉は15分ほど下ったところの「八峰の湯(ヤッホーの湯)」。内湯からも露天風呂からも八ヶ岳が良く見えて気持ちが良い。
八峰の湯の食事処で信州蕎麦を食べて帰路に着く。帰りは渋滞はほぼ無く、約4時間で川崎に到着した。
雪は少ないのはイマイチだったが、快晴で展望抜群の硫黄岳に登頂出来て満足の山行だった。
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