霊仙 (白玉模様の谷山谷コース)


- GPS
- 10:54
- 距離
- 16.8km
- 登り
- 1,589m
- 下り
- 1,587m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
その約200m手前の橋を渡った右手にも約5台分の駐車スペースあり。 トイレは、上丹生のいぼとり水PかJR醒ヶ井駅にて済ませておくこと。 上丹生の集落内の道は狭いので、充分注意して通行すること。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
谷山谷コース登山口の従来の駐車場は、豪雨による災害で流出し、駐車スペースなし。 代わりに、林道分岐点とその下流に各数台ずつの駐車スペースあり。 河原までの林道も、2箇所崩落。高巻き道あり。 河原〜漆ヶ滝は、かなり荒れているが、迂回路や踏み跡があり、問題なく通行可。 ただし、時間には余裕を見た方がいい。 漆ヶ滝〜魔洞道口は、従来通りの緊張を強いられるトラバース道。 補助ロープはあるが、滑落しないように慎重に通過したい所だ。 魔洞道口〜四丁横崖は、谷添いの道で、石灰岩が露出している所はやや滑りやすく歩きにくい。 四丁横崖〜山頂は、見晴らしのよい快適な稜線と山上台地で、いつもの霊仙を満喫できる。 井戸ヶ洞〜横道西端〜谷山谷合流点は、危険箇所のない歩きやすい道。 一ノ谷〜横道は廃道のため、谷山谷コース〜横道は広畑コースを利用のこと。 ヤマシャクヤクは、二ノ谷付近〜漆ヶ滝で開花。それより上は、日当たり面のみ開花。 ヒルは、雨上がりということで心配したが、1匹に取り付かれただけで被害無し。 |
写真
感想
日曜の天気予報がだんだん良くなってきた。
予定通り、霊仙に行くことにする。
でも、前日の雨で、ヒルの大歓迎を受けそうだ。
朝、霊仙は雲の中だった。
いずれ晴れるとは思ったが、ヒルの心配は晴れないままだ。
上丹生の集落を抜けて、登山口に向かう。
谷山谷コースは荒れているとのことだった。
詳細がわからないので、大事を取って、登山口手前の橋を渡った所の空き地に車を止める。
支度をして出発すると、数百メートル進んだところに駐車スペースがあった。
既に3台駐っていて、これでほぼいっぱいだった。
今日の入山者は、そう多くはないようだ。
林道を歩き出すと、すぐに重機が目に入った。
どうやら、この場所は登山口の駐車場だった所のようだった。
以前の面影は全く無くなっていた。
更に進むと、目の前の道路が完全に崩落していた。
崖に高巻きの迂回路が作られており、なんとか通ることはできた。
しかし、これからのこのコースの荒れ具合を暗示しているような気がした。
コースは、辿れるところは石だらけの谷中を辿り、無理なところは迂回路や高巻きをすると言う具合だ。
迷いやすい所も多かった。
でも、もうかなり踏まれているので、時間はかかるが、それほど問題はなさそうだ。
二ノ谷出合を過ぎると、早くもヤマシャクヤクが姿を現した。
既に散っているのもある。
もしかしたら、前日の雨にやられたのかもしれない。
ここからは、点々と咲く白玉を愛でながらゆっくり歩を進める。
漆ヶ滝では、腰を下ろして休憩した。
しばらくして、ふと膝の上を見ると、動く物がいた。
ヤツだった。
白玉の咲きっぷりに満足し、すっかり警戒するのを忘れてた。
点検したが、どうやらこの一匹だけだったようだ。
実害が無くて、ほっとした。
滝から上は、急斜面の滑りやすいトラバース道だ。
一番心配していた場所だが、特に以前と変わった様子はなかった。
と言っても、良くなった訳ではなく、要注意箇所には変わりなかった。
期待していた魔洞道口からのヤマシャクは、まだ早かった。
ほとんど蕾で、来るのが早すぎたかと思った。
しかし、日当たりのいい場所では、しっかり開いていた。
稜線に上がると、大展望が待っていた。
遠くの雪山もしっかり見えた。
御嶽、乗鞍、北アルプス、白山、能郷白山、伊吹山だ。
快晴微風で、暑くもなく寒くもなく、爽快な気分だ。
霊仙の開放的な山上台地と相まって、実に快適な尾根歩きだ。
今日は、登った人全員が春の霊仙を満喫し、悦びを隠しきれないように思えた。
心が十分に満たされるのを感じながら、下山に取りかかる。
帰りは横道を通ろう。
ここも白玉のパラダイスだった。
斜面に点々と咲くヤマシャクを見るたびに、満足感が増幅されていった。
これから登山口までの長い道も苦にならなかった。
来て良かった。
谷の中は、登りに辿った道を思い出しながら、ゆっくり下った。
車に着いた時には、さすがに軽い疲労感を感じたが、それは心地いい疲労感だった。
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