唐松岳 丸山ケルンまで


- GPS
- 05:53
- 距離
- 14.8km
- 登り
- 1,751m
- 下り
- 1,754m
コースタイム
- 山行
- 4:11
- 休憩
- 1:43
- 合計
- 5:54
7:20 安曇野穂高発
8:30 名木山駐車場
<復路>
14:40 駐車場発
15:40 自宅着
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
標高が上がると表面の雪が硬くシールが効かない |
その他周辺情報 | 八方温泉いくつかある |
写真
感想
2021年(令和3年)3月11日(木)
唐松岳 丸山ケルンまで
昨日よりも冷えリーゼンの雪面が安定しているのが分かる。
と言うことはスキーで登るのが難しくなる。
天気は雲一つない快晴に丸山ケルン辺りまでと出かける。
雪が緩むのを少しでも期待してゆっくりめに八方山荘へ着く。
すでに蟻の行列のごとく上に上にと登る大勢の姿が見られた。
日射しがだんだん強くなりガリガリの雪もシールが良く効いた。
真っ白な雪がまばゆい。
右手に白馬三山、左手に鹿島槍・五竜岳、振り返ると妙高山など頸城の山々、そして正面には不帰𡸴が聳え、すでに登ってきた満足感が大きい。
トイレ付近から八方池辺りは雪原状態になっていて気持ちよく歩ける。
南側の沢にはすでに滑り込んでいる人も見られ山頂方面に向かう人は少なくなっていく。
岳樺帯を過ぎた辺りからも大勢の方が沢方面へ滑り込む準備を進めていた。
丸山ケルンへ向けてはここからが難所となる。
最初の急登は一回もスリップなく登りきることができた。
これならばと正面に見えてきた丸山目指して扇沢雪渓横をトラバースして行けそうと思い入り込んだ。
ところが先日の白馬乗鞍岳の急斜面とまったく同じ硬い雪面が続く。
緩んだときに歩いた跡があるのでその歩行跡に乗って進んだ。
滑り落ちても岩もなく底があるので危険はないのだが緊張する。
一歩一歩進むのだが長いトラバースに力の入った足腰が悲鳴を上げてきた。
あと5mほどで尾根道に出そうなところでスリップ。
踏ん張ろうと思ってもスキーがゆうことを利かない。
と思った途端ずるずると滑落が始まった。
スキー側から落ちていったが、スキーが引っかかると逆転真っ逆さまだ。
落ちるとはこのような感じなのだと思いながら体勢を上向きに変えると
何とか止まった。
そこで再びスキーで上がっていくのは困難と考え扇雪渓の底までシールを付けたまま滑り降りた。
身体は大丈夫だったが今シーズン新調したポールが曲がってしまった。
50mほど落ちただろうか底からアイゼンを着け登り返す。
今までのスキーでのトラバースでの緊張感は何だったのだろう。
トラバースする前にアイゼンに変えていればすでに丸山ケルンに着いていただろうと思った。
そのぐらい快調に急登の扇沢雪渓を登り上げ本道に出て直ぐに丸山ケルンへ到着した。
登ってきただけの絶景が待っていた。
目の前のシュカブラの先に鹿島槍ヶ岳と五竜岳の迫力。
迫ってくる不帰𡸴の異様さ。
雪被る白銀の山並みに暫し時間を過ごした。
下山はスキーなので下山ルートの両脇をあっという間に滑り降りた。
八方ケルンまで滑り降りると風もやみ、暖かさが戻って来たのでのんびり昼食を取った。
どんどんと下山してくる人がいて丸山ケルンで話した人なども再び声を交わすことができた。
歩くのも夏と違い早く下山できるようだ。
緩んだ雪、ザラメを快調に八方山荘まで滑り降りる。
後はコブコブになった重い雪面のゲレンデを滑り無事下山した。
滑り降りると日射しが強く一気に汗が噴き出してきた。
今回扇沢雪渓での滑落と共にもう一つ転倒というおまけがついている。
名木山リフトに乗車しようと待機線に進む際、板が思った以上に走り左腰から大転倒。
下山後から痛みが臀部付近に出ている。
たぶんブーツがフリーになっていたため、それにエッジの効きが悪いバックカントリー用の板が横滑りをしたのが原因かと思っている。
それにしても転倒と滑落のおまけのついた一日になった。
ふるちゃん
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