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記録ID: 3227554
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無雪期ピークハント/縦走
妙高・戸隠・雨飾

黒姫山 豊かな森を逍遥

2021年05月30日(日) [日帰り]
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猿山ペン太 その他1人
GPS
07:27
距離
13.3km
登り
953m
下り
956m

コースタイム

日帰り
山行
5:59
休憩
1:24
合計
7:23
距離 13.3km 登り 955m 下り 958m
7:23
8
7:31
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19
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11:49
11
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14:01
32
14:33
5
山麓近くには、たけのこ採取を禁止する看板や掲示が多くあります。区域を定めて根曲がり竹の生育保護を図っているようです。登山道を外れた場所から人の声が何度か聞こえましが竹細工生産組合の方々でしょうか、それとも・・・
天候 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2021年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
信濃町インターから13km、約20分。西新道の駐車ポイントは5,6台程度
コース状況/
危険箇所等
特に危険箇所はありません。山麓付近には地図にない車が通れる林道が通っていますが、登山道はこれとは別です。表示に従い案内のない林道に踏み入らないほうがよいです
駐車場にある大きな案内看板。現在地は「古池登山道入口」と記されています。「西新道登山口」とも呼ぶようです
2021年05月30日 07:10撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
5/30 7:10
駐車場にある大きな案内看板。現在地は「古池登山道入口」と記されています。「西新道登山口」とも呼ぶようです
先ずは、明るいカラマツ林のなか緩やかな登り道を進みます
2021年05月30日 07:25撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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5/30 7:25
先ずは、明るいカラマツ林のなか緩やかな登り道を進みます
種池に気づかず古池に到着。直線的な護岸が見え、石組みの古い余水吐もあって人口湖と分かります。登山道の脇には中部電力の境界杭も。どうやら発電用貯水池のようです
2021年05月30日 07:31撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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5/30 7:31
種池に気づかず古池に到着。直線的な護岸が見え、石組みの古い余水吐もあって人口湖と分かります。登山道の脇には中部電力の境界杭も。どうやら発電用貯水池のようです
苔むした石の清流を渡ります
2021年05月30日 07:50撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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5/30 7:50
苔むした石の清流を渡ります
ブナ林になりました。C・W・ニコル氏が慈しんだ日本の森の原型です
2021年05月30日 08:34撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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5/30 8:34
ブナ林になりました。C・W・ニコル氏が慈しんだ日本の森の原型です
戸隠竹細工を支える森
2021年05月30日 08:36撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
5/30 8:36
戸隠竹細工を支える森
根曲がり竹は長野県民の好物ですから盗掘が絶えないのでしょう。郷土食材、伝統工芸資材と黒姫の森は多くの恵をもたらします。持続的な節度ある利用を
2021年05月30日 08:19撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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5/30 8:19
根曲がり竹は長野県民の好物ですから盗掘が絶えないのでしょう。郷土食材、伝統工芸資材と黒姫の森は多くの恵をもたらします。持続的な節度ある利用を
シナノキの大木の周りが平らになったところで一服します。この辺りから登りが急になってきます
2021年05月30日 09:10撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
5/30 9:10
シナノキの大木の周りが平らになったところで一服します。この辺りから登りが急になってきます
登りきったら外輪山の上に出ました。小黒姫が木々の間からこちらを見ているような
2021年05月30日 09:54撮影 by  ILCE-6000, SONY
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5/30 9:54
登りきったら外輪山の上に出ました。小黒姫が木々の間からこちらを見ているような
岩が露出するしらたま平。木が低くなり視界が開けました。しかし雲の中で眺望は得られません
2021年05月30日 10:02撮影 by  ILCE-6000, SONY
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5/30 10:02
岩が露出するしらたま平。木が低くなり視界が開けました。しかし雲の中で眺望は得られません
雲がなければ絶景の稜線歩きとなるところ
2021年05月30日 10:10撮影 by  ILCE-6000, SONY
5/30 10:10
雲がなければ絶景の稜線歩きとなるところ
時々雨がぱらつき、雨合羽を着ようかどうか迷っているうちに黒姫山山頂に到着しました
2021年05月30日 10:40撮影 by  ILCE-6000, SONY
5/30 10:40
時々雨がぱらつき、雨合羽を着ようかどうか迷っているうちに黒姫山山頂に到着しました
歩いてきた外輪山。雲がじゃんじゃん湧き上がってきます
2021年05月30日 10:54撮影 by  ILCE-6000, SONY
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5/30 10:54
歩いてきた外輪山。雲がじゃんじゃん湧き上がってきます
飯縄山が瞬間見えました
2021年05月30日 11:18撮影 by  ILCE-6000, SONY
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5/30 11:18
飯縄山が瞬間見えました
戸隠山の方も視界がスッキリしません
2021年05月30日 11:21撮影 by  ILCE-6000, SONY
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5/30 11:21
戸隠山の方も視界がスッキリしません
山頂は結構な賑わい。青空が見えてきて、皆さん雲が晴れるのを期待して少し長居しているようです
2021年05月30日 11:39撮影 by  ILCE-6000, SONY
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5/30 11:39
山頂は結構な賑わい。青空が見えてきて、皆さん雲が晴れるのを期待して少し長居しているようです
雲は完全には晴れず、私たちは山頂を後にしました
2021年05月30日 12:02撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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5/30 12:02
雲は完全には晴れず、私たちは山頂を後にしました
天気は予報どおり回復傾向。雲が高くなってきました
2021年05月30日 12:07撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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5/30 12:07
天気は予報どおり回復傾向。雲が高くなってきました
眼下に古池、種池、戸隠牧場。奥のモヒカンは戸隠スキー場でしょうか
2021年05月30日 12:15撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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5/30 12:15
眼下に古池、種池、戸隠牧場。奥のモヒカンは戸隠スキー場でしょうか
本日一番の眺め。左奥から西岳、戸隠山、高妻山、乙妻山
2021年05月30日 12:18撮影 by  ILCE-6000, SONY
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5/30 12:18
本日一番の眺め。左奥から西岳、戸隠山、高妻山、乙妻山
妙高、火打、焼山あたり。残雪はまだ多い
2021年05月30日 12:19撮影 by  ILCE-6000, SONY
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5/30 12:19
妙高、火打、焼山あたり。残雪はまだ多い
どっしりと大きい高妻・乙妻。ここから見ると姫君の麗しさより貫禄が勝っています
2021年05月30日 12:42撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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5/30 12:42
どっしりと大きい高妻・乙妻。ここから見ると姫君の麗しさより貫禄が勝っています
極相に至り、数百年、数千年この美しい姿を保っているのでしょう
2021年05月30日 13:25撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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5/30 13:25
極相に至り、数百年、数千年この美しい姿を保っているのでしょう
新道登山道入口からは、カラマツ林の中、緩やかに林道を下ります。裾野の広がりを感じます
2021年05月30日 14:05撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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5/30 14:05
新道登山道入口からは、カラマツ林の中、緩やかに林道を下ります。裾野の広がりを感じます
大橋登山口駐車場に着き登山終了。皆さん帰り支度をされていました
2021年05月30日 14:32撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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5/30 14:32
大橋登山口駐車場に着き登山終了。皆さん帰り支度をされていました

装備

個人装備
長袖シャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 雨具 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 行動食 飲料 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック カメラ

感想

 毎年志賀高原へスキーに向かう途中、上信越自動車道から見る妙高、黒姫、飯綱の三山は各々独立して個性を主張しており目を奪われます。なかでも気になるのは妙高山の隣で黒い樹木をまとった円錐の黒姫山です。私はバブル期に、自然環境への洞察と森の暮らしを綴ったナチュラリストC・W・ニコル氏の著書を読んで、自然に囲まれた生活にあこがれました。氏が生涯をかけて日本の森の再生に取り組み、活動の拠点としたのが黒姫の森です。
 初めて黒姫山に入り、想像していたとおりの裾野の広さ、林相の多様さ、鳥の声の多さでした。山域のほんの一部を歩いただけですが、氏が日本定住の場所に黒姫山麓を選んだ理由が分かるような気がしました。
 深田久弥は、日本百名山選定にあたり一番迷ったのは上信越の山々だと記しています。黒姫山は山の高さこそ一級ではないが、品格、歴史、個性は百名山と遜色ないと賞賛しています。確かに遠くに見て美しく、安全な登山道を行けば森の逍遥を楽しめ、山頂は眺望も素晴らしい、名山と呼ぶにふさわしい山です。

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