六甲山 (白石谷〜山頂〜森林管理道〜打越峠)

- GPS
- --:--
- 距離
- 12.1km
- 登り
- 705m
- 下り
- 1,034m
コースタイム
| 天候 | 曇時々薄日 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
◆ 有馬駅〜湯槽谷出合 六甲山ロープウェイ駅の側を通って林道を進む。湯槽谷出合より登山道になる。今ここで大掛かりな工事が始まっている。作業員に聞くと湯槽谷には既に3つダムが在るが、その上に更に2つのダムを造るとの事。 確かに上の方は崖崩れした所もあるが、これで又ダムが出来ればこの谷の通行が難しくなると思うと、いい気持ちはしない。 ◆ 湯槽谷出合〜白石滝 有馬川左岸の道を登って行くと、右から紅葉谷が合流して来るが、白石谷は左の沢を進む。すぐに左手にダムを越える道がある。道標には熟練者向きとある。確かに危険な所が2〜3ヶ所あるので、初めての人は経験者と一緒に入る方がよい。 ◆ 白石滝〜白竜滝 白竜滝へは滝の右手の急な崖を登り白石滝を高巻きして、次のダムを川原に下りる。沢は倒木が一杯あり歩き難い。しかし狭い沢なので、それを遡行すればよく道を迷う事は無い。崖崩れと倒木で兎に角歩き難い。 白竜滝の手前の岩肌には以前から岩タバコの花が一杯咲くが、今日は未だ早くて殆どが蕾であった。今年は8月10日頃か。 ◆ 白竜滝〜二俣 白竜滝も大きく左岸を高巻く事になる。右手の水の無い、急で岩だらけの沢を少し登ると、左手より小さな沢が流れている。この沢の手前に3m位の岩があり、上からロープが下がっている。この岩を登って滝の上に出るのだが、ロープが余りにも細く握り難い。あまり当てにしない方が良い。 此処から二俣までは谷の左岸をずっとトラバースして行くのだが、倒木と崖崩れで大変通り辛い。勿論ロープも張ってあるが頼り切るには余りにも心許ない。滑れば30m以上はある。 私の言ふ二俣とは、ここで白石谷本流に右手より合流する沢があり、沢が二手に分かれる地点だ。本来の白滝谷は左俣の方で、現在は10年位前にダムが4ヶ所も出来て、それを越えるのが大変だから最近はあまり人が入らないようになった。私も今年3月に久し振りに行ってみたら酷い目に遭った。 ◆ 二俣〜吉高神社 と言ふ事で今日は右手の沢を少し登り、尾根に取り付く道にする。先ず谷を塞いでいる20mはあろうかと思えるダムを越えねばならない。余りにも急で木の根を掴まえてダムの右側を登る。ダムを越えると今度は沢に下りるのに是も大変急な坂を下らなければならない。しかも、その途中に倒木が何本もあり、上を越すのは無理で、木の下を潜って越えなければならない。これが狭くてリュックを下ろし、枝にかけといて、自分は腹ばいになってやっと越えることが出来た。 谷に下りたら100m位沢を登ると、左より小さな沢が合流する。その沢の向こう側(左岸)に道がある。ここも急で木の根を掴んで登って行くと、道は沢の反対側に渡り、急な山腹に取り付いて登って行く。砂地の滑り易い急坂を木の根等を掴み登って行くと、やがて笹が出てくると急坂も終わりで、吉高神社まで緩やかな登りだ。 吉高神社には、魚屋道の上の尾根の上からパイプで冷たい水が引いてある。 ◆ 山頂〜本庄橋跡 省略。 ◆ 森林管理道 (住吉川右岸道)〜打越峠 本庄橋跡からすぐ、森林管理道の道標がある。入り口は藪で覆われていて、これで大丈夫か?と思うが、踏み跡ははっきりしている。以前に通った時は秋だったので藪も枯れていて、大変気持ちの良い道だといふ気がしていたが、今時は藪が茂り一部だが足元が全く見えない所もあり、思っていた程気持ち良くはなかった。途中ダム工事中の所で道がややこしくなっていたが、ちゃんと道は付けてあった。 やがてこの道は、西お多福山の取り付きに出くわす。此処から住吉川に向って下って行く。住吉川に出合った所は西お多福山に行く時に渡渉する所だ。 ここの右岸道は大きな柵がしてあり通るなと書いてある。この道は左岸道と違って崖を高巻く様な所も無く、沢に沿って住吉川原まで行っている。途中大平岩と言はれる所に丸木橋があり、そこを左岸に渡るとすぐ打越峠の入り口だ。今日はこの道で打越峠へ。峠までは今日最後の登りだ。急ではないが、午後の登りはしんどい。 ◆ 打越峠〜岡本 もう後は下るだけだ。阪急迄1時間だ。途中山の神の少し手前で10m位下の方にパイプから流れている水場を見つけた。湧き水なので飲みたくなり下りて行く。空のボトルに水を汲み持ち帰る。 |
感想
◆ 今日も本当は武奈ヶ岳に行きたかったが、北の方は午後雷雨の予報で、仕方なく六甲にする。
天気は薄曇り時々晴れと言った感じだ。でも温度と言い、湿度と言いこの夏最高の感じだ。兎に角湿度が高い。汗が噴出す。
◆ 白滝谷は3月に登っていたが、今回はそれに比べ倒木が凄く多かった。六甲にはそれ程の豪雨は無かったと思っていたが、この倒れ具合を見ると相当降ったようだ。谷に向って生えている木は殆ど谷に向って倒れている。それが道を塞いでいるので大変通り難かった。2回程腹ばいして潜らねばならなかった。
◆ 山頂は思ったより風があり涼しかった。でも PM2.5 の所為か湿気が多いのか、上からの眺めはさっぱりだった。大阪湾さえ見えなかった。
◆ 今日のもう一つの目的は本庄橋跡より住吉川右岸道の森林管理道を通って打越峠に行くことである。森林管理道は本庄橋跡から右岸を少し下ると道標がある。住吉川を離れ右岸の山裾を同じ様な標高を辿り次第に下って行く。途中一ヶ所だけ東側が開けて雨ヶ峠方面の尾根筋が見える所があるが、あとは森の中で日陰のうす暗い道だ。
◆ この管理道は西お多福山登山道に出合って終わる。此処からは西お多福山からの登山道を住吉川迄下って行く。渡渉点には右岸道は通るなと書いてあり、大きな柵がしてある。しかし右岸道の方が高巻きが無く早い。
どうして通行止めにしているのか分からない。多分右岸道は住吉川原迄しかなく、そこで左岸に渡らなければならないが、そこに橋は無く水量が多い時は渡れない事がある。
その途中の大平岩の所にもう一ヶ所渡れる所があるが、ここは川幅が狭くなっていて水深が深い。今日は丸木橋があったが、流されてない時もある。しかも左岸に上る所はここも大きな柵がしてあり、通るなと言ふことだろう。
と言ふ事で、一般のハイカーが通るには難しい事情があり、通行止めにしているのだと思われる。
◆ 打越峠から山の神に下って行く途中、山ノ神の少し上で道の左(東)側10m位下に水場を発見した。今まで全く気が付かなかったが、水溜りがみえた。水があるんだと思って良く見ると、その少し上にパイプが見え水が出ている。その上に沢がある訳でもない、湧き水だ。とても冷たい。飲んだら喉の渇きの所為もあり凄く美味しかった。
◆ 今日は温度、湿度共に高く、この夏最悪の条件の様に思えて、宝塚迄歩くのを諦め、岡本に下る事にしたが、約7時間もかかり、宝塚までと変わらぬような時間になってしまった。
mesner

















まだ、早かったんですね。白竜滝付近に咲くイワタバコ
私も見てみたいなーと思っていたので、ビンゴなレコでした。
白竜滝下のイワタバコは、毎年7月末から盆前まで位が見頃なんですが、この日は1,2輪はさいていましたが殆どが未だ蕾で、あと10日位かかりそうでした。
ところで、話は換わりますが、tengu- さんは毎日何処かに出かけてますね。凄いですね。何時休むのですか?
(長い)休憩は基本しません。
ハイカーとしては、良くない回答ですよね。
よっぽど疲労を感じたときか、
急登で、息切れしたときには、座り込まずに、立ったまま、1-2分休憩はしますよ。
エネルギー補給も登る手前の虫が落ちてこないフラット道で、ちょいちょい歩きながら何か口に放り込んでます。
座り込んでしまうと、動きたくないというか、動けなくなる、結滞な体質の持ち主なんで。
(夏休みの宿題は10日以内にやってしまって、残った日で遊んでしまうタイプですね。なので、毎日の日記は苦手でした。)
あとは、めっちゃ時間に余裕あるときとか、
歩くのが遅い人と山歩きするときには、相手に合わせますよ。
自分より早く歩く人には、きっとついていけないと思うので、合わせてくれる人でないと無理かな。。
tengu さん、今日は。
私が、何時? と聞いたのは山行中の休憩の事ではなく、毎日山へ出かけておられる様で(7/21〜27)、一体、山へ行かない日は何時なのか、私はサラリーマンだったもので、大変いぶかしく思ったからです。
一寸、書き方が悪かったですね。済みませんでした。
ついでに、も一つ質問です。探検隊の目的は地質探索ですか? 一獲千金?
お答えできる範囲内でのお返事で申し訳ないですが。
休む時(理由)については、
お天気のせいやら、気分のものやら。。
が多いです。
毎日登っているように見えて、
さぼってる時期もありますし。
探検隊の目的は
発見があるから。
(運動不足&ストレス解消はおまけでついてくるようなもんです)
あと、ちょっとした冒険も兼ねて。
めずらしい地質との出会いもうれしくなっちゃいます。
自分的には、気になるけれど技術が伴うのかどうか?
半信半疑なケースもあります。
出来る限り、情報収集はがんばりますが。
一獲千金。。な部分は一切ありません。
ボンビー登山家です。
いつもお元気な様子 何よりです
六甲に最後に登ったのはもう40年近く前になります
貴兄のレポートを拝見して山の様子が当時とずいぶん変わってしまったように思います 残念です
暑さ厳しい折、山行きには十分気をつけられますように
40年前ですか。基本的には変わっていませんが、一番大きな変化は阪神大震災とダムです。西山谷や大月地獄谷など滝が崩れて登り難くなり、ダムを一杯造り谷といえばダム越えになりました。
現在500以上ダムがあります。それにまだ造っていますから、これから40年したら幾つになるでしょうか。
白石谷の倒木はあまり人が入らないルートなので、普通のルートのように倒木を始末する事は出来ないでしょね。
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