戸ノ上山〜足立山☆夕方の企教山系を縦走


- GPS
- 03:08
- 距離
- 13.9km
- 登り
- 1,056m
- 下り
- 1,059m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
滝の観音から戸ノ上山は藪は少ないものの道は道は荒廃しており難路 それ以外は極めて良好に整備された登山道 |
写真
感想
明日から山口に出張の予定なのだが、その前に友人に会うべく、小倉に向かう。この日の午後は職場での情報セキュリティの監査なるものがあったのだが、思いの他、早く終了してくれたので、小倉に夕方の早い時間に到着することが出来る。友人との待ち合わせの前に企教山系の縦走を試みることにする。
企教山系は九州の人でなければ馴染みが薄いかもしれないが、小倉から門司にかけて突出する企教半島の山で東から風師山、戸ノ上山、足立山と続く。先週の日曜日は時間が取れたので平尾台に向かったのだが、当初はこの企教山系を縦走するつもりだったので、およそのコースタイムは十分にシミュレーション済みだ。ところで問題はこの読み方だ。企教と書いて「きく」と読むが、漢字からは到底、読み方が想像できない難読地名だろう。
小倉の駅から東を眺めると壁のように聳える足立山が目に入る。門司に向かって山陽本線を東に進むと、たかが一駅と思っていたが、一駅区間の距離が意外と長い。そして門司の駅前には新たに別の山がそびえ立つ。果たして予定した時間までに縦走することが出来るのだろうか?と不安を覚える。
登山口に向かうと「滝の観音」の案内が目に入る。長い石段を登り寺にたどり着くと、水垢離のための小さな滝がある。滝の上には石仏が多く並んでいるが、どうも登山道がよくわからない。谷の右岸を探すと薄い踏み跡に合流することが出来る。ピンクテープは頻繁に付けられているが、
ところどころに石垣や石段が現れ、古い登山道だったものと思われるがあまり人が歩かれている気配がない。足場が悪く、なかなか速度が上がらない。時間制限がある山行ではこのルートを選択したのは間違いだったかもしれない。
戸ノ上山の山頂の近くで突然、展望が開け、目の前に関門海峡の眺望が広がる。山頂に至ると風師山と関門海峡を挟んで向かい側の下関の市街がよく見える。ここからはそれまでとは一転、あまりにも歩きやすい登山道が続いており、高速道路のように思われる。登りの斜面はなんとも蒸し暑く大量の汗をかいたが、玄界灘の方から涼しい風が吹きあがり、火照った体を冷ましてくれる。
大台ヶ原の草原への下りに差し掛かると、彼方に足立山へと続く稜線が見える。戸ノ上から足立山までは5.4kmと案内標があるが、5kmとは思えぬほど遠くに感じられる。大台ヶ腹は広い尾根に笹原が広がり、気持ちの良いところだ。
しばらくはアップダウンの少ない照葉樹の尾根が続く。三角点のある△403.9mは谷山と呼ばれるところらしいが、ピークは樹林に囲まれて展望のないところだ。次の標高点444mピークを過ぎると尾根から右手は自衛隊の敷地になっているらしく、切り払いがされており草地が広がっている。正面に展望が大きく広がる足立山までは2kmを切っている筈ではあるが、まだ遠いように思える。
足立山には18時半より少し前にほぼ予定通りのコースタイムで到着する。小文字山にかけては尾根の右手に草地が続き、これまで辿ってきた稜線を眺めなながら小文字山に向かって緩やかに下ってゆく。
小文字山は北九州の市街の展望が大きく眼下に広がる。ここからの夜景は凄そうだ。しばらく前から太陽は西の空にかかる雲の陰に隠れていたのだが小文字山の山頂で一休みしている間に雲の下から姿を現すと、途端に市街の上には橙色の光が広がった。
小文字山からの茜色の夕陽が差し込む樹林の中を下るが、登山口に降りると途端に夕陽の光が消える。西の空にかかる雲が太陽を隠してしまったらしい。登山口では駐車場には多くの車が停められており、人が多い。メモリアル・クロスと案内があり、好展望地があるのだろう。
友人に会う前にホテルに戻ってシャワーを浴びるためには時間が少なくなってきた。最後は暮れなずむ小倉の街をホテルまでひた走りに走ることになる。
福岡は緊急事態宣言は解除されたものの蔓延防止重点措置が適用されており、酒が呑めるところがないらしい。友人とは小倉の駅で待ち合わせて下関に行くことになる。駅近の居酒屋に入るとジョッキで冷たいビールを立て続けに煽ることになった。
寸暇を惜しまず ですね
いつも予想タイム通りに歩かれることにもびっくりです
途中の遅れを取り戻せるのも脚力、体力のなせる業かと
福岡の東方面は芦屋までです
息子とツーリングです
平尾台は行ってませんが秋芳洞は家族で出かけたことがあります
次回は山口のお山でしょうか
お待ちしています
odさん コメント有難うございます。
山行の直後に用事がある時はかなり慎重にならなければならないのですが、今回の出だしは思わぬバリエーション・ルートでした。まさに急がば回れです。
でも、いつも上手く行くとは限りません。
今回は万が一の際はタクシーという奥の手を使える安心感がありましたが。
昨日は秋吉台に行くつもりが予定変更で別の山に・・・
明日にはレコをアップしたいと思うので、ご来訪お願いします。
明日はいよいよodさんも良くご存知の方とご一緒に瀬戸内海に浮かぶ島の山に登る予定です。
平日のあの時間に人と出会うとは思いませんでした。お互いびっくりでしたね。歌を聞かれなかったのは幸いでした😅
稜線は風が吹き抜けて気持ち良かったですね。
しかし滝の観音からの登り口は知りませんでした。
ビールはさぞ美味しかったでしょう。
ちょうどその頃僕は下関のサイゼリヤでビール飲みたいなあと思いながら飯食ってました。
ずもみんさん レス有難うございます。
>平日のあの時間に人と出会うとは・・・
確かにビックリしました。でも戸ノ上山までならこの時間でもあり得るか・・・と勝手に推測していたのですが、ご挨拶ついでにもう少しお話をお伺いすれば良かった・・・と後悔しました。
>滝の観音からの登り口は知りませんでした。
是非、試してみて下さい 、蜘蛛の巣は多いです
>ビールはさぞ美味しかったでしょう
続けざまに二杯いってしまいました。
私(達)もサイゼリアにすれば良かったなぁ〜
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