学文路駅 〜 京・大坂道 〜 高野山


- GPS
- 05:16
- 距離
- 13.9km
- 登り
- 1,066m
- 下り
- 309m
コースタイム
天候 | カラッとした快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
いろは坂以外は舗装路。 危険箇所なし。ただ、千石橋から極楽橋間は、狭い幅の道をそこそこ車が通り、そのたびに路肩に身を寄せ、通り過ぎるのを待つ。 |
その他周辺情報 | 高野山 ・お寺の境内、葉が一部色づき始めている ・宣言解除後最初の土曜日、思いのほか観光客多くなかった ・人気店で、ごま豆腐会席(1900円)を食すが、待ち行列も少ない |
写真
感想
台風一過の快晴。出発時、空気に少しヒンヤリ感を覚えるが、上は長袖1枚で十分。風なし。始め国道沿いを東に進み、「西光寺」の看板方向へ右折。家並みと柿園が続く細い道を緩やかに登っていく。柿は色づき、時折キンモクセイが淡く香る。銀杏が潰れて異臭を放つ一角もあり。高鳴きとまではいかないが、モズの声も聞こえる。秋のハイキング気分で気持ちよく歩く。しかし、千石橋を過ぎると勾配が急になる。気が緩みきってた。空腹感を覚えてたせいもあり、かなりきつく感じ辛かった。途中、タヌキに遭遇。昼間に見るのは初めて。ほんの少しの間だけ見つめあう。ニコッと微笑みかけるがフラれた。道は人家もまばらとなり、狭い道幅が多い割には、思いのほか車が通る。食べたいが、ザックを降ろせる場所が見つからず歩き続け、「日本最後の仇討ち場」手前のベンチでようやく食事休憩できて復活。この辺りから勾配は緩やか又は平坦。平坦なところには人の営みがある。旧白藤小学校にカフェののぼりが立っている。中を覗くといい雰囲気。お邪魔する。教室に入ると古い木造の匂い。この匂い、ノスタルジックな気分で大好き。「猫にマタタビ」状態、ニヤニヤしてしまう。話は脱線するが、次週、宮城県の青根温泉に泊まる。伊達藩ゆかりのそのお宿は、木造の匂いがプンプンする古い建物で、私いちばんのお気に入り。宣言解除の報があったその日のうちに予約を入れた。今から待ち遠しい。話は戻って、教室の先にある職員室?っぽい部屋にカフェがある。9時台にもかかわらず先客2人。地元の方が切り盛りしているようで、テーブルにメニューが置いてなかったり、注文してから豆を挽くこともあり待ち時間も長かったりと決してサービスが行き届いているわけではないが、落ち着く空間。コーヒーにうるさい私だが、文句なしにうまかった(400円)。最後にもう一度、教室の匂いを堪能してカフェをあとにする。こんな山歩きもいいなと思った。程なくして極楽橋。極楽橋を過ぎると「クマ出没」の看板があり、時々ハーハーと音を出して息しながら進む。いろは坂、つづら折りで比較的勾配は急だが、15分ほどの辛抱だった。その先、女人堂まで、いい雰囲気の石畳道だった。
根本大塔を目指し歩いていると、どこの寺院かわからないが、葉が一部色づいていた。予期せず秋の景色に巡り会えた。ここに限らず、他の寺院の境内でも、チラホラ色づいていた。線香の香りも漂ういい空間。しかし、今回も15kgの荷を背負う訓練登山。とても寺院巡りする気になれなかった。背中の荷物が心の荷物になっている。軽装で来ればよかったと後悔する。寺院巡りは次のお楽しみとしよう。
ごま豆腐会席を食したあとの腹ごなしに、大門から弁天岳を経由して女人堂まで歩く。12時過ぎ、大門近くの電光掲示板は26.3℃の表示。乾いた空気で暑さは感じない。日陰に入れば、さわやかな気候。
昨秋歩いた町石道もよかったが、今回歩いた京・大坂道、家並みや柿園・樹林帯など変化に富んだ風景を見ながら歩くことができる。しかも秋らしい景色やいろんな匂いを感じられ、町石道以上に気に入った。気候的にも歩いていて気持ちのいい一日だった。
荷物、出発時15kg、帰宅時13.2kg。飲料水量、持参分1.2L+店内で0.5L。
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