記録ID: 37982
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積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
槍ヶ岳:中房温泉から新穂高温泉(東鎌尾根経由)
2009年04月27日(月) 〜
2009年05月01日(金)


- GPS
- 104:00
- 距離
- 28.4km
- 登り
- 2,782m
- 下り
- 3,132m
コースタイム
4/27 7:00中房温泉→11:30燕山荘(燕岳ピストン後テント泊)
4/28 5:30出発→13:15大天井ヒュッテ(閉鎖)テント泊
4/29 5:30出発→10:45西岳→14:30水俣乗越 テント泊
4/30 5:30出発→9:30槍ヶ岳山荘(槍ピストン後槍ヶ岳山荘宿泊)
5/1 4:30出発→5:45槍平小屋→6:20滝谷避難小屋→9:00新穂高温泉
備考:白出沢手前の川沿いで道誤り獣道に入る(道迷い)
4/28 5:30出発→13:15大天井ヒュッテ(閉鎖)テント泊
4/29 5:30出発→10:45西岳→14:30水俣乗越 テント泊
4/30 5:30出発→9:30槍ヶ岳山荘(槍ピストン後槍ヶ岳山荘宿泊)
5/1 4:30出発→5:45槍平小屋→6:20滝谷避難小屋→9:00新穂高温泉
備考:白出沢手前の川沿いで道誤り獣道に入る(道迷い)
天候 | 4/27以外快晴 (初日はそれまでの強風が残ってましたが夕方までには、風もなくなってきました) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年04月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
ゴールデンウィークでコースを甘く見すぎていた。東鎌尾根はたっぷりと雪が ついており、4/26までの悪天で50センチ程の積雪もあった。基本的には、 踏み跡なき状態でラッセル、雪屁に悩まされた。喜作新道も夏コースは雪の すべり台となっており、絶えず上へ上へと稜線ずたいに歩くしかなかった。 西岳以降はさらに危険度が増し、ナイフリッジでもきわどいところでは、 四つんばい歩行でないと左右の谷に真逆さまというシーンもあった。 最終的には、逃げ道が見出せなかったため、槍ヶ岳まで突き進んだが、もう少し 下調べすべきだったと反省している。 (水俣乗越しも、コースは雪で埋まっており手がつけられそうになかった) |
予約できる山小屋 |
|
写真
西岳頂上到着。下のほうに小屋がありますが、だまされてはいけない、無人です。ここから先は一旦東鎌尾根に下降しますが、直降ですので、どう下って良いか分からず、絶えず恐怖でした(今回のヤマバ)。
3日目は水俣乗越でテント幕営しました。幸い風弱く快適でした。槍沢からの踏み跡は一切なく、雪の滑り台が槍沢まで通じてました(ある意味、写真撮影も命がけ?)。尚、左隅の踏み跡は動物のものでした。
撮影機器:
感想
昨年のゴールデンウィークは、夜叉神峠から甲斐駒まで縦走、黒戸尾根経由で
下山ししましたが、今回は、それ以上に激しい東鎌尾根を経由し、燕岳から
槍ヶ岳を歩き通しました。単独、ザイルでの確保も無かった為、前回以上に
危険な山行となりました。
今回の山行を難しくしたのは、先行者の足跡すら無いことと、一旦出てしまった
東鎌尾根を歩き通しなければならないという点でした。
幸い、風もなく、天候にも恵まれた為、問題なくこなすことができました。
ただし、ひとたび天候が崩れれば、槍ヶ岳山荘までたどり着けなかったかも
しれません。
正直、勉強不足で、無理な計画であったと反省しなければならない一方で、
踏跡なきルートをこなす、これまでにない爽快感は得ることができました。
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この記録に関連する登山ルート
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍 [5日]
中房温泉から上高地まで表銀座ルート縦走 燕岳(合戦尾根) 大天井岳(表銀座) 西岳(喜作新道) 槍ヶ岳(東鎌尾根)
利用交通機関:
電車・バス、 タクシー
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5
積雪期表銀、お疲れ様でした。
4月25-26日の積雪で大変だったと思いますが
28日以降が快晴だったので
迫力ある眺めを楽しめたと思います。
積雪期は、天気と気温で雪の状態が変わるので
途中でルートの変更ができない長い行程だと
判断が難しくなりますね。
単独でロープを使うことになると
場合によっては、2倍歩くことになるので
体力的にも大変です。
今回の山行で自信を持つことができたと思います。
安全を第一に難ルートを計画して行って下さい。
ご連絡有難うございます。
4/27に出発して運がよかったと思ってます。
燕山荘では、前日は荒天で多くの人が合戦小屋で引き
返した事を聞きました。テントもその日は自分自身含
め4張しかなく、話をしてみると皆大天井から常念に
ルート変更する人がいたのを覚えてます。ルートは
西岳下降から殺生小屋上部あたりまでがきわどかった
です(特に西岳-水俣乗越間)。槍ヶ岳山荘は、大勢で
にぎわっており、もうそこは地に足がついた世界で、
これで間違いなく(家に)帰り着けると感じた瞬間でした。
(その後、新穂高温泉前で少し道を間違えてしまい
ましたが。。。)
西岳-槍間で天気が崩れるもしくは大量のガスが発生して
いたらと思うと恐ろしい限りです。
「安全を第一に難ルートを計画して行って下さい」のことば
肝に銘じていくようにします。
今回は装備面でも初歩的ミスをおかしているので、その辺も
反省材料にしていきます。
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