谷川岳(西黒尾根〜1460m敗退)


- GPS
- 03:09
- 距離
- 4.8km
- 登り
- 729m
- 下り
- 733m
コースタイム
- 山行
- 2:58
- 休憩
- 0:11
- 合計
- 3:09
天候 | 雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
1日1000円。営業時間外にも入庫できるが後で清算が必要。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆谷川岳ロープウェイ駐車場〜1000m ・尾根の東面を登るので激パウ、激ラッセル。 ・いい感じの樹林帯なのでスキー滑走向き。ただし登りのラッセルはきつい。 ◆1000m〜1460m敗退地点 ・尾根歩きとなるため右からの北風を思いっきり受ける。 ・シュカブラだらけで歩きづらい&滑りづらい ・左に雪庇が張り出しているので寄りすぎないように注意。 ・らくだのこぶ手前は狭くて急なリッジが続くので板は担いだ方が良い。 |
写真
感想
正月二日目の今日は日本三大急登のひとつである西黒尾根から谷川岳を目指すことにした。
実は西黒尾根は未踏。谷川は1度だけ登ったことがあるが天神尾根〜熊穴沢を滑っただけなのでガチで登るのは今回が初めてだ。
天気予報は朝のうちまで雪だがそのうち曇ってきそう。
上部は痩せ尾根歩きとなるのでホワイトアウトなら潔く敗退しようと最初から決めていた。
水上の道の駅で車中泊してから谷川岳ロープウェイへと車を走らせる。
雪は深々と降り続いている。本当に止むのか。
ゴン振りでもロープウェイの駐車場は立体なので安心。
屋根付き駐車場でゆっくり支度をして4時前にスタートした。
前日快晴だったので登山者が多かったはずだがそのトレースもほとんど新雪で埋まっていた。
まあどちらにしてもツボ足トレースは利用できないのでスキーでラッセルしながらトレースを伸ばしていく。
今日も激ラッセル、でもここのツリーランは絶対楽しい、登りながらも滑りのことを期待してしまう。
1,100mで尾根に登り上げると北風が直に吹き付けてきた。
尾根上はラッセルもほとんどないのでさすがに寒い。
木陰で地獄装備に換装してチマチマと登っていく。
シュカブラや木の根、岩の露出が多くて登りづらい。
単純ラッセルの方が楽かもしれない。
ラクダのこぶの手前で壁が現れた。夏はどうなっているんだろう?見たことないから知らない。
板で登るのは辛そうなので担いで登っていった。
ツボ足だと腰まで埋まる。やっぱりスキーは偉大だ。
壁を登り切った頃には周囲も明るくなっていた。
だが白い。谷川岳のピーク方面も白い。ホワイトアウトだな。
ただのホワイトアウトなら突っ込むが、痩せ尾根で雪庇が張り出しているルートでのホワイトアウトはまずい。
最初に決めていた通り敗退しよう。無理をするシチュエーションではない。
滑走準備をしたらサッサと下山開始。
担いだ壁も滑りなら余裕。
尾根を滑っていくと後続の登山者さんが3名ほど歩いていた。
こんな天気でも登ろうと思うなんてすごいモチですね。気を付けて下さい。
ハイライトはやっぱり1,100mから下のツリーラン。激パウで最高でした。
7時前には下山…時間が早すぎる。ガストいったりコインランドリーいったりしてのんびり過ごそう。
コメント
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呼称はまちまちですが多分ラクダの背手前の急登の所ですね。雪が少ないと鎖場です。
地形図の1516ピークをラクダのコブと言う方が一般的です。
谷川あたりの山はどこも風がぬける場所は地吹雪ですぐにトレースが埋まるので、滑る人にはたまらない場所なのでしょうね!
私はスキーはできないので羨ましく感じます。
(いつも単独で腰から胸ラッセルです)
今年は訳あって正月は八ヶ岳だったので、皆さんの記録拝見させて頂いて楽しませてもらってます。
谷川岳の常連の方なんですね。
私からすると完全アウェーの谷川ですが、今回スキーが楽しめる山域を探し求めていたら西黒尾根にたどり着いた次第です。
天気は残念でしたが滑走は十分に楽しめるもので、敗退したものの行ってよかったと感じています。
やっぱりツボ足だと腰〜胸ラッセルになりますよね。むしろ尊敬です。
特に稜線までのパウダーゾーンはスキーで良かったと心底思いました。
また機会があったら再訪してみたいと思います。
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