なんとか登頂 厳冬期の根子岳 [菅平牧場ルートから]

ssk_
その他1人 - GPS
- 05:51
- 距離
- 11.1km
- 登り
- 889m
- 下り
- 896m
コースタイム
10:10 菅平牧場ルート登山口 10:25
11:50 東屋
13:22 残り0.8km標識 ※ここに至るまでに40分ほど道迷い
14:13 残り0.5km標識
14:55 根子岳山頂 15:05
16:10 菅平牧場ルート登山口 16:15
17:00 菅平高原ダボス バス停
| 天候 | 午前晴れ 午後からは概ね晴れ時々曇り(ガス) |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2014年01月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
6:24 東京発 - 新幹線 - 7:52 上田着 8:15 上田発 - バス - 9:10 菅原高原ダボス バス停 新幹線:5980円 バス:500円 ▼帰り 17:25 菅平高原ダボス バス停 - 18:35 上田駅着 バス500円 上田バス時刻表 ※基本遅れるものとして計画を立てたほうが良いです http://www.uedabus.co.jp/sugadaira/sugadaira.html 本来18:15上田着なので18:28の池袋・新宿行き高速バス(\3400円)で 帰ろうと考えていたのですが、ダボスからのバスが20分遅れで出来ず・・・。 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
▼事前準備 ・トイレは登山口の公衆トイレが冬季封鎖されており、バス停付近が最終 ・登山ポストは登山口に設置(鉛筆・紙もある) ▼道の状況 ・この日、トレースが無く東屋までは膝下までのラッセル ・その後はいろいろあって先頭を譲ったが、踏み抜くと腰あたりまで沈む箇所は 多々アリ ・森林限界を超えたあたりからは強風と締まった雪の道となる ・山頂は寒波の影響かマイナス15度、風が強く体感はそれ以上 ▼アドバイス 山頂までピッケル・アイゼンは使いませんでした。 積雪量が多く、スノーシュー推奨です。 自分はワカンで挑みましたが、完全に性能不足でした。 |
写真
感想
新幹線を使い、日帰りで根子岳に行ってきました。
本当は根子岳〜四阿山の縦走を計画していましたが、とてもそんなことは出来ず、
根子岳山頂に何とかたどり着くので精一杯でした。
■バス停から登山口まで
菅平高原ダボスで下車し、奥ダボススノーパーク方面に歩きます。
奥ダボスからリフトを使って登るつもりだったのですが、何故か牧場ルートで行くことに。
奥ダボススノーパークを通り過ぎ、道なりにまっすぐ行くと凄く長いストレートに出ます。
正面には根子岳が見えますので道迷いはないかと思います。
ただ、バス停から登山口まで3kmはありますので小一時間は覚悟が必要。
ひたすら長いのと途中から上り坂になってきて登山前に多少息があがります。
■登山口〜東屋まで
この日はなんと、ノートレース!
とりあえずワカンを装備して登山開始です。
スキー場との境界?の鉄線があるのもあり、夏道はなんとなくわかります。
斜度はたいしたことないのですが、
ワカンを履いていても膝辺りまで埋まる箇所が多々あります。
東屋直下でワカンだと腰まで沈んでしまいどうしてもきつい箇所があったのですが、
後続のスノーシューで登られていた4人組の方々に助けていただきなんとか東屋に到着。
ありがとうございます。
夏場20分で到達する東屋まで1時間半かかってしまいました。
■東屋から0.5km標識まで
その後、夏道に沿って再び先陣をきって歩いていたのですが、
途中で夏道を横切るトレースが現れました。
方向がちょっと違うのですが尾根側に上がる勢いだったので沿って歩いてみた結果、大失敗。
そのままスキー場に下るトレースでした。。。これで40分ほどロス。
その後、夏道のほうに復帰すると2名の方々が夏道のほうから
ラッセルで上がってこられました。
こっちですよね、みたいな会話をしながらトレースを作っていきます。
このあたりで標識があり、根子岳まで残り1.1kmとのことでした。
と、ここで少し離れてついてきていた同行者のO君が全く現れません。
彼はなんとワカンすら無く、つぼ足で登っていたので
トレース待ち気味でついてきていたのですが、
自分がはまった道迷いに着いてきたせいで苦慮しているようでした。
前日に石井スポーツに行ってワカンの購入を薦めていたのですが、
「まだ早い」みたいなことを言っていたのがここで裏目に。。。
普通に携帯がつながる状況だったので電話で位置確認を
行いながらなんとか彼も夏道ルートに合流します。
合流まで少し待っていたのですが、この段階で夏道のルートは先陣の2名の方と
別のソロの方で綺麗にトレースが出来上がっていました。
ありがたいことです。
このあたりもスノーシューのほうが向いてますね。
その後はまたO君と差が開いてしまったのですが、トレースも明快ですし、
定期的に電話で連絡をとりながら上を目指します。
30分ぐらい歩くと根子岳まで0.8kmという標識が現れます。
正直、30分で300mしか歩いてないことに驚愕です。
夏場とは全く距離感が違いますね。
そこから20分ほど歩くと森林限界が近いのか徐々に視界が開けてきます。
このあたりは日差しも直接届いて良い道ですね。
今まで登ってきた冬山とはまだ別の趣があります。
このあたりから山頂がはっきりみえるようになります。
天気も何とか持ちこたえているようで急ぎたい気持ちを抑えつつ歩みを進めます。
その後、樹林帯を抜けたあたりで残り0.5kmの標識が現れます。
■0.5kmの標識から山頂まで
ここから山頂までは木もほとんどなく、完全に雪の坂道を登る形です。
ここまではふかふかの新雪気味だったのですが、ここからは締まった雪質に変わります。
とはいえ踏み抜くと腰まで沈む場所もあり、積雪量はそれなりにあります。
このあたりで時間は14:30過ぎ。
帰りのバスの時間は17:25。
下山を90分、登山口からバス停までを40分で見積もると
登りに使えるのは15:00あたりがタイムリミット。
上を見ると山頂の標識が全く見えず、引き返すか否かを考え始めました。
そのタイミングでこの日、唯一このルートで山頂まで行かれていた方が下ってこられたので
どれくらいかかるか聞いてみたところ、そんなにかからないとのこと。
15:00には必ず下り始めることに決め山頂に向かうことに。
このとき、O君には悪いのですが、上のほうは踏み抜きがつらい状況でしたので14:30には
下り始めるようにお願いしていました。
また、14:30あたりから天候が崩れ始め、ガスが覆うタイミングが増えてきました。
視界不良でしたが、山頂までは定期的に標識が埋めてあるのが目印として非常に助かりました。
先行されていた方のトレースは上に行くにつれ雪が締まっていることと風が強いことで
既に消えかけていました。標識を目印にラインをとっていきます。
このあたり、温度計はずっとマイナス15度ぐらいでした。顔が寒い!
で、なんだかんだで14:55に山頂到着。
ちょうど山頂手前ぐらいから頭上のガスが晴れはじめた状態でした。ラッキーですね。
山頂には別ルートでこられた方が1名のみでした。
山頂でもガスったり、ガスが取れたりの繰り返しでしたが、
たまに幻想的な光景も見れて満足でした。
隣の四阿山が見れなかったのが心残りでしょうか。
その後、山頂の祠にお参りして下山。
下山タイムは1時間10分でした。
■総括
今シーズンから雪山登山を開始していますが、ノートレース状態での登山は今回が初でした。
ワカンで事足りると思っていましたが、だめでしたね。
いろんな方々にお世話になり、なんとか山頂に辿りつけました。
余裕を見て四阿山までの縦走も考えていましたが、根子岳山頂の時点で15:00ですから
全くそんな余裕はありませんでした。このプランだと厳しいですね。
ただ、距離自体は片道3kmないですし、トレースがあれば簡単なコースな気もします。
また、同行のO君はスキル・装備ともに不足している状況でしたので
プランニングもちょっと反省です。
そんな状況でしたが、色々とはじめての状況に遭遇したので非常にためになりました。
こちら方面の山に行く場合はスノーシューの購入も検討したほうが良さそうですね。
今回は基本的には横に広い登山道ということで雪が深い意外は危険な場所も
無かったのでそこも助かりました。
天気も諦めていたのですがなんとか持ちましたし、今年2回目、満足できる山行でした。
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