岩戸山・十国峠(湯河原〜熱海)



- GPS
- --:--
- 距離
- 17.0km
- 登り
- 946m
- 下り
- 911m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴れ一時雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
帰り 熱海駅 |
写真
感想
新年最初のハイキングは、雪か雨か心配であったが、大磯駅付近で車窓から外を見ると小雪がチラついていた。湯河原駅に着く頃には、晴れ間も見えて来て期待が持てる。駅前の階段歩道を下り、県境の千歳川沿いに海岸方面へ歩くと国道135号線に架かる千歳橋が見えて来る。橋を渡り右側の農道をひたすら登ると、みかん畑の先に、相模灘に浮かぶ様に初島が見える。農道から尾根に出ると檜林の緩やかな登山道に出る。やがて県道102号に出て、各企業の保養所が立ち並ぶ舗装道を登る頃になると雪が降り始め、右側に狭い登り階段が見え、再び登山道を登る頃には、辺りが真っ白に変わり正月のハイキングの楽しさを感じる。登山道沿いには高圧線が通っており、所々その鉄塔が登山道に現れる。岩戸山に近づく頃には、雪も止み日が差し身体に温もりも感じる。
岩戸山山頂は思ったより狭く、東方向に傾いた丸太に「岩戸山」と刻まれている標識と若干西方向に傾いた三角点標石とが立っており、その西脇には、木製のテーブルと長椅子が設けられている。早速、湯を沸かし温かいスープを飲みながら握り飯を頬張っていると、4人の登山者が到着し已むを得ずテーブルを空ける。岩戸山への途上、下山する2人と出会ったのみの静かなハイキングであったが、昼食中、更に10名が登って来て賑やかな岩戸山となった。心配された天気であったが、山頂からは、大島・初島と熱海・網代・伊東・川奈や小室山・大室山などの山容が見てとれる。下山前、三角点上にカメラを上向きにセットし、レンズに顔を向け恒例の記念撮影を済ませ、十国峠を目指し岩戸山を後にした。
間もなく下ると、熱海の明水神社から日金山東光寺への「石仏の道」と合流し、三十五丁目と刻まれた座禅姿の地蔵が立っており、ここが熱海から35町の距離にあることが分かる。登って行くと三十七丁目石仏場所に沢山の石仏が登山道方を向き並んでおり、その殆どの石仏の頭が新しいことに気付く。登山道を進むと土塁の様な小さな谷に掛けられた板橋を渡ると間もなく東光寺本堂に続く階段右側に「日金山山頂 四十二町余」と刻まれた石塔の上に、錫杖を抱えた石仏が建てられている。本堂でお参りし、舗装道を登ると霊園となっており、その先を登ると芝生の広場で、奥に十国峠山頂のレストランハウスが見える。広場からは、東方に真鶴半島と湯河原の街並み、歩いて来た岩戸山が見える。南方から西方に掛けては、伊豆の山々と昨年1月に登った伊豆の城山・葛城山・発端丈の山と3年前の正月に縦走した沼津アルプスの山容が確認でき、その先に駿河湾や右に沼津・三島の街並みが薄ら見える。残念ながら富士山は見えないが、愛鷹山・箱根の山々と遠く大磯の高麗山も見ることができ満足である。
十国峠から熱海を目指し、前方の初島を眼下に見ながら広い萱野尾根の石仏の道を下る。寄贈された石仏が一町毎に置かれており、良く見ると座禅僧や合掌する者など石仏はみな違う。五丁目と四丁目の間で舗装道に出て住宅街をひたすら下ると左側に石仏の道基点となる明水神社があり参拝する。更に下ると左側に川を隔てて来宮神社があり、大きな鳥居を潜り本殿でお参りを済ませ、御神木の国指定天然記念物、樹齢二千年以上、本州1位の巨樹と称される大楠に今回のハイキングのお礼と今年の無病息災を祈願した。大鳥居前の新幹線下のアーチ式トンネルを抜け左折し、格式高い熱海の温泉街を抜け繁華街を通り熱海駅に到着する。
車で十国峠を何度か訪れたが、自分の足で登り周囲の山々を眺めると充実感の違いが良く分かった。伊豆や箱根の登山道には、歴史を感じさせるものがあり、別のルートも歩きたくさせる魅力がある。今回は、吹雪いたり、晴れたりの天気であったが風もなく、楽しい一日を過ごすことが出来て皆に感謝する!
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