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記録ID: 402556
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ハイキング
六甲・摩耶・有馬

摩耶山・黒岩西尾根 <静寂の展望尾根を満喫>

2014年02月01日(土) [日帰り]
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コースタイム

新神戸発 08:09−(0:12)−布引雄滝 08:21−(0:20)−布引貯水池 08:41
−(0:19)−市ヶ原(櫻茶屋) 09:00−(0:28)−高尾山堰堤ベンチ 09:28〜36
−(0:17)−二十渉堰堤迂回路 09:53−(0:14)−黒岩西尾根取付 10:07
−(1:02 撮影・休憩 10:00)−黒岩西尾根ノ頭 11:09
−(0:04)−黒岩尾根枝道ベンチ 11:13

<昼食休憩 0:54>

黒岩尾根枝道ベンチ発 12:07−(0:02)−黒岩尾根出合 12:09
−(0:22)−アドベンチャールート分岐 12:31−(0:28)−地蔵谷出合 12:59
−(0:06)−天狗道出合 13:05−(0:17)−掬星台 13:22〜43
−(森林浴コース 0:11)−旧天上寺史跡公園 13:54〜56
−(0:42)−五鬼城公園B展望台14:38〜41−(0:12)−坂バス ケーブル下BS 14:53

登高合計(新神戸〜市ヶ原〜黒岩西尾根〜黒岩尾根
  〜アドベンチャールート〜掬星台)
259min 4時間19分 ※純歩行 241min 4時間01分
下山合計(掬星台〜上野道〜ケーブル下BS)
91min 1時間31分 ※純歩行 65min 1時間05分

行動総計 350min 5時間50分 純歩行総計 306min 5時間06分 
山行総合計 404min 6時間44分
天候 午前中ほぼ快晴 正午頃から薄曇
気温10〜15℃ 風弱く、陽射しも暖かく、初春の陽気。
過去天気図(気象庁) 2014年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
往路:JR摂津本山〜三ノ宮 (乗り換え) 市営地下鉄〜新神戸  \170 + 200
復路:坂バス(みなと観光) 摩耶ケーブル下BS〜JR灘駅BS \200(先払い)
    JR灘〜摂津本山  \170
コース状況/
危険箇所等
○新神戸〜布引貯水池〜市ヶ原〜(Twenty Cross)〜黒岩西尾根取り付き
利用者多数の整備登山道ですので、危険箇所はありませんが
Twenty Cross に入り、3箇所ある徒渉地点は
降水量が多い際に冠水の可能性あり要注意。
二十渉堰堤の大規模改修工事に伴って、ダムを高巻く迂回路が設置されています。
高度感と傾斜の強い鉄階段ですので、脚運びに注意して通過しました。

○黒岩西尾根
尾根の取り付きに道標や格別の標識はありません。
工事中の二十渉堰堤を越え、レスキューポイント「ち 27-9」道標から
5分程度進んだ箇所に立つ「土砂流出防備保安林(鉄製白色看板)」が
分岐の目印になります(下写真)。
尾根道は踏み跡も終始明瞭で、急傾斜ながら見通しもよく、
六甲の尾根筋を歩き慣れた方なら、まず迷う気遣いはないと思いました。
セオリー通り「尾根芯を外さない」心構えで登りましたが、
紛らわしい分岐はほとんど無く、ごく自然に上部まで誘導された印象です。
本日確認した限りでは、黄・赤・青三種のテープが設置されていましたが
上部まで途切れず続いていたのは赤テープ(幅10mmくらい)のみ。
青、黄はいずれも少数のうえ中途で途切れていました。

○尾根ノ頭〜黒岩尾根枝道〜展望ベンチ〜黒岩尾根出合
黒岩西尾根を詰めた地点に真新しい境界標石が埋め込んであり(下写真)、
ここから少し進んだところが黒岩尾根枝道との合流T字路になっています。
左折した枝道方向は分岐が多く迷いやすいと聞いていましたので、
右折して展望ベンチから素直に黒岩尾根出合に進みました。
(展望ベンチから出合までは僅かの距離です)

○黒岩尾根〜アドベンチャールート〜天狗道〜掬星台
利用者の多い整備登山道(登山地図記載)です。
既に多くの方々が詳しくレポされていますので省略します。
アドベンチャールートでは鎖が設置してある急傾斜の下りのみ慎重に通過しました。

○掬星台〜上野道〜摩耶ケーブル下BS
ビューライン・ロープウェイおよびケーブルカーは何れも整備のため運休中でした。
(運休期間については別途ご参照下さい)
上野道はゴロタ石や大きな段差が取り除かれ、更に整備が行き届いた印象。
旧天上寺山門の崩壊迂回路は今回初めて通過しましたが
丁寧に道が付けてあり、従前の階段よりも却って歩き易く感じました。
下部では随所で灌木が切り開かれ、展望箇所が増えていたのも印象的でした。
新神戸8:09スタート。
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新神戸8:09スタート。
まずはウォーミングアップ。
まずはウォーミングアップ。
おっと、魚眼モードのまま撮ってました・・・
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おっと、魚眼モードのまま撮ってました・・・
初春を思わせる陽射しに、期待が高まります。
初春を思わせる陽射しに、期待が高まります。
稲妻天狗を見送って・・・
稲妻天狗を見送って・・・
「黒岩本家」もスルーです。
「黒岩本家」もスルーです。
「ツ」はここだけ、と聞きましたがホントですか?
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「ツ」はここだけ、と聞きましたがホントですか?
いつも通り、高雄山堰堤でお茶休憩。
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いつも通り、高雄山堰堤でお茶休憩。
新難所(?)、二十渉堰堤の鉄階段。
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新難所(?)、二十渉堰堤の鉄階段。
この河原の隅に立つ・・・
この河原の隅に立つ・・・
この道標・・・
「ち 27-9」が、「黒岩西尾根分岐近し」の目安。
「ち 27-9」が、「黒岩西尾根分岐近し」の目安。
道標から5分程度進んで・・・
道標から5分程度進んで・・・
この「防備保安林」看板の向こうが、黒岩西尾根への取り付きポイント。
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この「防備保安林」看板の向こうが、黒岩西尾根への取り付きポイント。
黄○印が看板です。赤線から進入します。
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黄○印が看板です。赤線から進入します。
のっけから踏跡はしっかりしていますね。
のっけから踏跡はしっかりしていますね。
うっかり黄方向に進みましたが(小さい沢に降りてしまいます)、
倒木のある赤方向が正解。
うっかり黄方向に進みましたが(小さい沢に降りてしまいます)、
倒木のある赤方向が正解。
徐々に斜度が上がってきましたよ。
徐々に斜度が上がってきましたよ。
赤テープは途切れず続いています。
赤テープは途切れず続いています。
静寂の尾根道に上がるテンション。
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静寂の尾根道に上がるテンション。
たまらず自分撮りです(笑)。
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たまらず自分撮りです(笑)。
岩っぽい区間にワクワク、
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岩っぽい区間にワクワク、
山っぽい展望も拡がって
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山っぽい展望も拡がって
いや〜楽しい!
陽射しも柔らか・・・
陽射しも柔らか・・・
松葉のじゅうたんも快適そのもの。
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松葉のじゅうたんも快適そのもの。
いったんコル状の下りを過ぎ
いったんコル状の下りを過ぎ
綺麗な尾根道を行くと・・・
綺麗な尾根道を行くと・・・
どうやら、ここからが核心部・・・
どうやら、ここからが核心部・・・
アドレナリン全開です!
アドレナリン全開です!
次はどんな場所?
一歩進むごとにワクワクしますね。
次はどんな場所?
一歩進むごとにワクワクしますね。
息は切れますが、全然苦になりません。
脚運びはまだ快調。
息は切れますが、全然苦になりません。
脚運びはまだ快調。
青テープはこの一箇所だけ。
青テープはこの一箇所だけ。
尾根好きには・・・
尾根好きには・・・
たまらないポイントが・・・
たまらないポイントが・・・
目白押しです。
待望の展望が開けてきました。
まずは北西方向へ・・・
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待望の展望が開けてきました。
まずは北西方向へ・・・
西神方面にズームアップ。
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西神方面にズームアップ。
二番目のコルを過ぎて・・・
二番目のコルを過ぎて・・・
まだまだ続くオタノシミ・・・
まだまだ続くオタノシミ・・・
赤テープは途切れませんが、踏跡を追うだけでも迷う気遣いはありません。
赤テープは途切れませんが、踏跡を追うだけでも迷う気遣いはありません。
だらだら登りに変わったところで、
だらだら登りに変わったところで、
小休止を入れます。
小休止を入れます。
お隣の黒岩尾根を行く人声も近づいてきて
お隣の黒岩尾根を行く人声も近づいてきて
もうあと少し・・・
もうあと少し・・・
やった!
尾根ノ頭、境界表示に到着。
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やった!
尾根ノ頭、境界表示に到着。
ナデナデしておきましょうね(笑)。
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ナデナデしておきましょうね(笑)。
少し進んだT字路を右へ。
左は黒岩尾根の枝道、慣れないと迷いやすいそうです。
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少し進んだT字路を右へ。
左は黒岩尾根の枝道、慣れないと迷いやすいそうです。
だらだらっと行った先の・・・
だらだらっと行った先の・・・
待望の展望ベンチに到着。
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待望の展望ベンチに到着。
ここで早めのランチにします。
「袋入りどん兵衛」と食後のコーヒーが腹に浸みました。
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ここで早めのランチにします。
「袋入りどん兵衛」と食後のコーヒーが腹に浸みました。
あいにく霞みが深く、敢えてここからの展望写真は上げないことにします。
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あいにく霞みが深く、敢えてここからの展望写真は上げないことにします。
ベンチから2分ほどで・・・
(丸印が黒岩尾根の案内板)
ベンチから2分ほどで・・・
(丸印が黒岩尾根の案内板)
「本家」黒岩尾根に合流。
お馴染みの案内板がお出迎え。
「本家」黒岩尾根に合流。
お馴染みの案内板がお出迎え。
掬星台はまだ遠い。
掬星台はまだ遠い。
例のプラ表示を横目に・・・
例のプラ表示を横目に・・・
ひさびさのアドベンチャールートへ。
ひさびさのアドベンチャールートへ。
ここ、登りは何てことないのですが、下りは慎重に。
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ここ、登りは何てことないのですが、下りは慎重に。
アップダウンのその先に・・・
アップダウンのその先に・・・
地蔵谷出合。
谷沿いに登った先が・・・
谷沿いに登った先が・・・
天狗道出合です。
天狗道出合です。
さすがに息は上がり気味、赤方向にズルしました。
ごめんなさい。
さすがに息は上がり気味、赤方向にズルしました。
ごめんなさい。
掬星台の展望は「いま二つ」だったので・・・
掬星台の展望は「いま二つ」だったので・・・
東方向を久々に狙いました。
好きな長峰山にロックオン。
東方向を久々に狙いました。
好きな長峰山にロックオン。
目いっぱい寄れば、天狗塚の岩塊もハッキリ視認できます。
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目いっぱい寄れば、天狗塚の岩塊もハッキリ視認できます。
さて帰りますか・・・
1
さて帰りますか・・・
団体さんの通過待ち。
史跡公園からの眺めをしばし・・・
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団体さんの通過待ち。
史跡公園からの眺めをしばし・・・
キレイだと好評の山門迂回路へ初見参。
キレイだと好評の山門迂回路へ初見参。
評判通り、見事な整備ですね。
評判通り、見事な整備ですね。
上野道も全般に整備が進んでいます。
展望箇所も増え、携わった方々には心から感謝です。
上野道も全般に整備が進んでいます。
展望箇所も増え、携わった方々には心から感謝です。
五鬼城B展望台で最後の一服。
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五鬼城B展望台で最後の一服。
楽しかったハイクもようやく終了・・・
楽しかったハイクもようやく終了・・・
ジャストタイムで坂バスに飛び乗りました。
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ジャストタイムで坂バスに飛び乗りました。

感想

昨秋、TokiwaTrekさんのレポ+ご推奨で、ずっと狙っていた黒岩西尾根。
予想以上の楽しい尾根登りを満喫しました。感謝です!

折から陽光もうららか、初春を思わせる陽気のなか
静寂の尾根道を終始ニヤニヤ笑いを浮かべながらのハイクアップ。
(キモチワルイですね)
下りに使う度胸はないヘタレではありますが・・・
展望尾根マニアに、また一本お気に入りが増えました。

昼食休憩の展望ベンチはお勧め通りの素晴らしい眺め。
東神戸〜長田方向の眺望が新鮮でしたが
あいにく霞が深く、展望写真は次回のオタノシミにしておきます。

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コメント

レポ拝見しました
notungさん、こんばんは。
黒岩西尾根、ご満足頂けたようで何よりです。

またこの尾根を登られる機会がありましたら
もう黒岩西尾根本体は問題無いと思いますので、
尾根頭の先から左へ進んで黒岩尾根に合流するコースを歩いてみて下さい。
この道は2011/03/25のレポで黒岩尾根枝道として解説しております。
一旦展望ベンチで休憩したあと引き返えして歩いてみるのも良いかと思います。

枝道北側の入口は知らずに黒岩尾根を歩いていると
見過ごしてしまうような場所にあります。
2014/2/2 22:39
了解です!
地形図通りの急傾斜、ぐいぐい高度を上げる充実感がこたえられない
楽しいハイクアップを満喫いたしました。
実はお勧めの枝道にも進んでみようかな・・・と頭をよぎったのですが
黒岩尾根との合流点に下から行ってみたかった、というのが真相でして
次回は枝道、必ず探索してみようと思います。
ほか、展望ベンチから下に伸びる尾根も面白そうですね(難しい感じですが)。

重ね重ね、貴blogの詳密極まるご案内に感謝しております。
何年も六甲通いを続けていますと、正直マンネリを感じることもあるのですが
その背中を押して貰って「行ってみよう」という意欲を戴いていること、
何よりも有り難く存じております。
今後ともどうぞよろしく御願い致します。
2014/2/3 21:18
ゲスト
おつかれさまです。
めちゃくちゃ楽しそうなコースじゃないですか!!
と、ちょっと興奮しちゃいました・・・
楽しそうです、興味津々です・・・
私も参考にさせていただいて探検プラン立てたいと思います・・・
2014/2/6 1:16
コメントありがとう存じます。
Tacacolaさん、こんにちは。
綺麗な踏跡と、テープも充実していて
摩耶プロパーのご先達は皆さんよくご存じのルートだと思いますので、
わたし如きがエラソーに云うのは憚られるんですが
・・・・尾根好きには絶対の推奨コースですね!
機会がありましたら是非ぜひどうぞ。
2014/2/7 10:57
黒岩西尾根拝見しました。
notungさん こんにちわー♪
雪が降りましたね。
東京は大変なようですね。
2・1日は 摩耶山だったようですね。
同じく暖かい日で のんびりと歩かれたことでしょうね。
黒岩西尾根を歩かれたのですね。
TOKIWAさん 御推薦のコースかな。
また 歩かせていただきます。

平からの 道は
雪のシーズンは私も初めてで とっても満足できました。
その後の 積雪で また 霧氷が復活しているでしょうね。
また 歩いてみたいものです。
ぜひ 歩いてみてくださいませ。
霧氷 琵琶湖展望と 京都側展望、と満足されること請合います。

ありがとうございました
2014/2/9 16:33
プロフィール画像
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