シブロク歩道からバラ谷山・房小山


- GPS
- 27:25
- 距離
- 18.6km
- 登り
- 1,679m
- 下り
- 1,671m
コースタイム
ゲート発 6:35 - 7:30 シブロク歩道入り口 7:35 - 8:10 ワサビ田跡 - 9:00 上の造林小屋 - 10:00 1550m付近の尾根に上がる - 10:23 前黒法師山からの道に合流 - 12:00 バラ谷山頂 12:15 - 13:00 房小山手前まで散歩 - 14:30 バラ谷山
4月27日
下山開始 6:45 - 8:00 1550mの下降地点尾根 - 8:56 林道へ下りる - 9:52 ゲート着
天候 | 26日 晴れ後雨/あられ、後曇り 27日 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
何回となく通った戸中山林道。 いつも”シブロク歩道”と書かれた道標が気になっていた。 昨年だったかgen0715さんが歩かれやはりバラ谷へ続いていることが分かった。今回は これを使ってバラ谷山から 今年letsさんが歩かれた房小山への稜線を歩く計画とした。
バラ谷山は もう何年も前に麻布山・前黒法師山経由にて一度訪れたことがあり、 その時に見た房小山への稜線の笹原を是非歩いてみたいと思い、 また バラ谷山からみたクロバラ平でテン泊をしてみたいと思った。
今回は結果的にクロバラ平でテン泊は出来なかったが 深南部の静かな山行を堪能できた。
シブロク歩道は小屋の中を通って沢の右岸から登り始めるが すぐに左岸に渡り、 時々渡り返して行くが 標高1200m辺りまで沢に沿って登る。 途中、 ワサビ田の跡を過ぎ、 もう一つ上の作業小屋の辺りから 斜面に取り付く。 このあたりから 道がはっきりしないが所々にある赤テープに導かれ 1550m付近の支尾根に上がる。 上がった所には 赤テープがいくつか付いている。 ここまでの道は 植林帯が多く 全然面白くない。 ・・・が この支尾根に上がると雰囲気は一変し、 巨木が所々に生え、 樹間から丸盆岳や 悪路で名高い鎌薙が見え、 短いがルンルン気分で歩ける快適な尾根だ。
しばらくすると 黒法師山からの尾根に合わさる。
1,800m 辺りから 残雪が現れ、 スパッツをつけ、 最初は踏み抜いてばかりだったがすぐ後に 堅い雪になり傾斜があって滑るのでアイゼンを履いた。
この辺りまで 順調に登ってきたが、 ここから200mの間にまた ijikemusi が heroheromusiに変身してしまった。 夜になっていろいろ考えてみたら、 この前の黒法師岳の時と云い、 今回と云い、 お昼が近付くと ばてる。 どうも(最近は朝もあまりご飯が食べられないので)燃料切れを起こしているとしか思えない。 次からは、 途中でカロリーをたっぷり採ろう !
ヘロヘロになってバラ谷山へ到着し 小休止のあと、 荷物を山頂にデポしおやつと飲み物と雨具のみサブザックに入れ 房小山へ向かった。 かなり雪も溶け、 笹が顔を出していたがアイゼンを履いていたので 出来るだけ残雪を拾いながら歩いた。 時折 踏み抜くが概ね快適な尾根歩きだ。 だだっ広い開放的な尾根で実にいい気分だが どうも空模様が天気予報に反しおかしくなってきた。 房小山には 以前 山犬段から歩いて一泊しているので ここまでくれば十分と思い 房小山の手前の鞍部で踵を返した。 バラ谷山へ戻って北西の方角を見ると黒い雲の下が霞んでおり、 明らかに雨が降っている様子。 これはヤバいと思い、 クロバラ平に下りるのをあきらめ、 すぐにテントを設営。 途中から 雨ならぬあられが激しく落ち始め、すぐに雨まじりになった。 間一髪セーフで テントに潜り込んだ。 夕刻には雨も上がり 雲間に青空も少し覗いたが 暗くなる前には真っ白のガスに包まれ アーベントは期待すべくもなかった。 夜半に外を見ると 満天の星が輝いており 明日の天気を約束してくれたが、 朝には少し霞がかかっていた。 空が明るくなり 富士山の写真を撮っていたら、 なんとほぼ富士山の山頂からの ご来光ではないか。 もう少しで ダイヤモンド富士だ。 写真を撮ったつもりがカメラが冷え切っており、 残念ながら ピントが合わなかった。
帰りは 順調に歩いたつもりだったが、 どこで間違えたか 途中から踏み跡をひたすらにたどったが、どうも見覚えの無い所を歩いており、 往路では見なかった熊の檻まで出てきた。戻るべきか迷ったが、地形図を見ると 歩いているとおぼしき尾根が林道まで続いていおり、 林道に面した所だけが崖になっている様子。 しかし踏み跡もしっかりあるので おそらく下りられるだろうと思い そのまま進んだ。 ダメなら登り返すのみ・・・。 結果オーライで予想通り 難なく林道へ下りられた。
途中、下りで まだ若い日帰りのソロハイカーにあっただけの静かな山行で 深南部を満喫した。
コメント
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こんばんは、gen0715です。
シブロク歩道からの山行お疲れさまでした。
初日午後は天気がいまいちの様ですが、
2日目は天気に恵まれ、良い山行だったのではないかと御推察いたします。
テントもいい所で最高の朝だったのではと思いうらやましい限りです。
浜松市のHPに寄れば、林道戸中山線は今年8月いっぱい通行止めとのこと。
http://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/noushin/shinko/forestry/rindou/index.html
入山は大変だったのではないでしょうか?
秋に入ろうかなと思っていたところ、貴重なレコのアップありがとうございました。
静かな山歩きができる深南部は、やっぱりいいですね・・
今日は山住峠・大札山・・と、西〜・・東〜バラ谷を眺めてましたよ・・・
遠くからは、雪もすっかり無くなった様に見えたけど、
やっぱり山頂はしっかり残ってたのですね・・
テントからの朝の光景は最高ですね!
おかげさまで やっとシブロク歩道が歩けました。 初日は思いがけずあられが降るハプニングがありましたが、 2日目は天気に恵まれ ダイヤモンドバラ谷山
私はもし戸中山林道が通れなかったら 水窪ダムから上流すぐの吊橋を渡って麻生山・前黒法師山を経由してバラ谷へ入るつもりでおりましたが、 ご存知のように道路崩壊ヶ所のすぐ上には採石場もあり、また 森林管理の必要もあるのでそこに迂回路が出来ており、全くシャットアウトされていませんでした。 他に数台の車も入っていました。 でもウィークデイも問題ないかどうかは分かりませんね。 一応全面通行止めの看板だけは立ててありましたから・・。(浜松市の林道情報は私もチェックしていました。)
深南部は 本当にいつも静かな山行を約束してくれるので嬉しいですね。ただ、低い山が多いのでこれから湿度と気温が上がってくると、 そしてヒルが出ますとチョッと遠慮しますけどね。
次はどこですか letsさん? 灰縄山かな ?
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