【南アルプス】北岳への聖地巡礼は、またもや眺望ゼロに泣く


- GPS
- 08:59
- 距離
- 15.1km
- 登り
- 1,954m
- 下り
- 1,937m
コースタイム
- 山行
- 1:26
- 休憩
- 0:31
- 合計
- 1:57
- 山行
- 4:17
- 休憩
- 2:43
- 合計
- 7:00
過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
感想
えーと、北岳に行ってきました。
仕事の都合で8月初旬に夏期休暇を取得するケースが多く、泊まりで山行に出かけております。本年もテン泊で北アルプスに出かける予定で、高速バスやテン場の予約などをしておりました。
しかし、どうにも天気予報が思わしくない。出発日ギリギリまで粘ってはみたものの、悪化こそすれ、良化のキザシはないため、泣く泣くキャンセルしました。
とはいえせっかくの夏期休暇にドコにも登らないってのももったいないないので、天候のよさそうなエリアはないものかと調べて見ると…どうも南アルプスであればソコソコの天候のもようです。
ところで、アタシは南アルプスのとりわけ北岳を舞台にした小説「南アルプス山岳救助隊K-9シリーズ」を愛読しております。5年前に北岳に登ったときは少し読んだだけだったので思い入れは強くなかったのですが、その後シリーズを全部読むに従ってすっかりハマってしまいました。となると、また北岳へと登りたいという気持ちが湧き上がったのですが…2020年など南アルプスには入山すらできず、その機会を得られませんでした。
そこで、急遽ではありましたが、北岳に登ることにしました。
初日は甲府駅発10:05分発のバスで広河原に行き、広河原から白根御池小屋まで登って小屋泊。翌日北岳の登頂し、広河原まで戻って帰宅というものです。
せっかく南アルプスまで行っておきながら北岳に登って下りるだけの計画になってしまいましたが…急に決めたことですし、まぁ聖地巡礼が今回メインなのでコレもまたよしということで出かけた次第です。
以前、北岳に登った際には、広河原から大樺沢沿いを二俣に出たので、白根御池小屋には立ち寄ってませんでした。しかし今回は大樺沢沿いの道は通行禁止。白根御池ルートを進みます。
こちらのルートはよく整備されていて、概ね歩きやすい路面でした。ただ、だからといって楽々というわけではなく、白根御池分岐からは先はけっこうな急登が続き、息が切れましたね。第二ベンチをすぎ、20分ほど進むと傾斜がゆるみ、そこから30分ほどで白根御池小屋に到着しました。
スタートから2時間弱。へたれハイカーにしてはかなりのペースで登ってきた感じです。
まぁ、この日はここまでというのがあったからですかね。
思っていたよりもかなり早く着いてしまいましたが、白根御池小屋はK-9シリーズの主要舞台でもありますので、じっくりと聖地巡礼できたのでしたw
翌日。
いよいよ北岳へのアタックです。
草すべり→肩ノ小屋→山頂→八本歯のコル→二俣→白根御池小屋にするか、それとも逆回りにするか、かなり迷ったもののまずは草すべりから稜線に上がることにしました。
広河原の帰りのバスの時間の制約がありますので、スタートは4時にしました。
まずは草すべりを登ります。
うわさに違わぬ急登ではありましたが、まだスタート直後で元気だったのもあって1時間とちょっとで草すべり分岐に到着。あくまでも私見ですが、前月訪れた浅間山の草すべりの方がキビシイ斜面だった気がします。
小太郎尾根分岐からは稜線歩きです。5年前に歩いた際にはガスってまったく眺望がなく、そのリベンジもあってまた訪れた次第でしたが…今回もガスってましたorz
それどころか、けっこうな風も吹き付けております。
道自体は危険箇所などなく、天候さえよければ気持ちのいい稜線歩きができたと思うのですが…ションボリしつつ進んで行くと、20分ほど肩ノ小屋に到着。
予定よりも随分と早いので、少し長めの休憩をとりつつ天候に変化がないかと周囲を観察したものの…よくなる気配はまったくありません( ̄。 ̄;)
仕方なく山頂に向かいます。
道はいかにも岩稜帯って趣になりますが、難所はありません。
強風の中を進んで行くと30分ほどで山頂に到着…今回も視界ゼロ。またも北岳にキタダケーッです(T_T)
山頂でも天候が回復しないものかと少々粘りましたが、そんな様子は微塵もなく、肩を落として下山にかかった次第。
上りが草すべりルートでしたので、予定では下りは八本歯コルへと向かうつもりでした…が、草すべりで落とし物をしたので、それを見つけることができないかとピストンで戻ることにしました。
しかし、落とし物をしたと思ったのは間違いで、実際にはしていませんでした。それに気がついたのは、小太郎尾根分岐まで戻ってからorz
そんなこんなで来た道を戻って白根御池小屋に到着しました。5時間で戻ってきましたので、へたれハイカーにしてはCTはかなり巻いてます。
こうなったら早めに広河原まで下り、早い時間のバスに乗ってやろうと気負って下山にかかります。
しかし、さすがに北岳山頂からの1600mにおよぶ一気の降下はへたれハイカーにはキビシカッタ。往路ではそんなに時間がかからなかったと思ったのハズなのに、帰路では下っも下ってもなかなかゴールが近づきません…同じ道なのに(T_T)
それでもなんとか広河原にたどり着き、望みどおり早い時間のバスで甲府駅に戻ることができたのでした。
遅筆につき詳細レポートはいずれブログにて
http://awaya-daizen.cocolog-nifty.com/
3000m級で濃霧で景色を拝めないのは残念だと思います。ほんと北岳に来ただけですね(笑)
南アルプス山岳救助隊シリーズ、私も読んでみようと思います。
夏の日本アルプス遠征では、天候に恵まれないことが多くて……晴れたこともありますので、自分が雨男とは思いたくないですのですが(^^;)
南アルプス山岳救助隊K-9シリーズはぜひご一読を!
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